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ドロップの缶をゆすると
世界がひっくり返るような音がして
ハッカ味が転がりでてきた
たいていこんな感じで
詩を書いている

これしかできないと思いながら
これすらできないと泣いて
 ....
桜が散る頃には君を忘れるだろうか

君の薬指に光ってた指輪が
もはや自分とお揃いでなかったことや
髪をかきあげる仕草が変わってなかったことや
相変わらず椎茸を食べられないことも

季節が ....
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む

そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる

ひとの弱 ....
ピアノ伴奏のある

昔の洋楽を聴きながら

朝の街道をドライブする

ニッポンのビジネスマン

街路樹の子宮のなかをゆく


きょうもハードな商談がいくつかある

じぶんたち ....
わたしのパソコンのどこからか
プレデターSのカラカラいう声がしています

わたしのプレデターSは先日エイリアンと闘って勝利しましたので
カラカラカラカラ 上機嫌なのでしょう
とても良かったと ....
彼女がうたう

まーわるまーわるよわたしーがまわるー

ぐるぐる

どーーーーーん

うたう

まわりながらうたい続ける様を見る
実に滑稽

いい歳してさ
そのまま尻餅付い ....
「自分をよく見てほしい」 
というふうな 
ふんぞり返ったこころ 

「自分は駄目な奴だ・・・」 
というふうな 
しょげかえったこころ 

ふたりの自分の間で 
あるがまんまに立っ ....
育つために撒かれた種
飲み干されるため血にまみれたトマト
食べられるため握られたおにぎり
焼かれるために横たわるメロンパン
プチられることなく窒息したプリン

時代に見捨てられ
度々俺の ....
いたむのも
ごはんを食べていれば
まぎれるのでないかなあ と
考えて
なんだかいつもよりも
かみ
かみ
かみ と
ウインクするように噛んだのです

  たいせつなウインクは奥歯です ....
「ただの人」に成り下がった 自分には
あの日放った金色の光は もはやなく
鈍色の影を身に纏っている

わたしは「ただの人」ではなかった

そう、何度も、何度も、何度も、何度も、

床に ....
窓が要る
水平に広い大きな窓が
それよりまた少し広い麻のカーテンも
それから終わらない午睡
愉しいゆめ


{引用= (放っておいてね)}







カララ・・・ ....
雲の上で
誰か泣いている

その
降り注ぐ雨の下
泣いている人もいるだろう

雲の上で
誰か泣いている

誰にも気づかれることなく

誰にもなぐさめられることなく
休日の昼過ぎ 
先月から通い始めた 
自動車学校へゆくと 
校内のすべての車は停車して 
教習コースの道に並ぶ 
紺ブレザーの教官たちが 
にこやかにキャッチボールをしていた  

長 ....
あなたの指につながって
赤い細いその糸を切りましょう
悲しまなくていいのよ
そう
あなたにはもう誰もいないから
糸が切れたら消えて行くわ
あなたには追いつけない所に
そう
だから悲しま ....
久しぶりの太陽と

あなたからのメールは

暖かい。
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる

鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
「ゴルゴンゾーラって何?怪獣?すっげー強そう!」
って言ってたTくんは
そいつに会いに単身イタリアに渡り
一流シェフになって帰ってきた


ワールドカップ・フランス大会に
「オーレ・オー ....
赤い舌をのぞかせながら
君は緑色のケーキを食べる。
ピスタチオのムース。
新作だってと言いながら
君が買ってきた分を
二人で分けて食べてたはずなのに
僕の分はもうない。

赤い舌をのぞ ....
熱で味がわからない

浮かぶ綿菓子
ハッカばかりのドロップ
七色の飴細工
積もったかき氷にシロップ
夜空に金平糖
夢のような国にトリップ

熱で味がわからない

きっと、とびっき ....
詩を消費すると
詩ではなく死になるから
読んでしまった詩が気がかりだ

よく晴れた休日
スーパーマーケットに
たくさんの消費者がやってくる

裏口の方で
上司に叱られていたあの店 ....
鉄砲玉の家系です
誰も戻ってきはしません



吉野家へ行きました
思えばこれが東京の味でした
修学旅行の列から浸み出した
初めての味でした


今後戦争などというものへ辿り着く ....
誰かの哀しみを拾い上げる
冷たい小糠雨に濡れ
誰かの哀しみは
つぶらな瞳でわたしを見上げたように思えて
この胸に優しく抱きかかえた

歩道橋下の暗がりで拾い上げた
誰かの哀しみは
手の ....
{画像=080315002645.jpg}
きょうもまた
独り、
みなの寝静まった寮に
幼児の瞳を輝かし、
いじけた手足を伸ばす時、
心は嵐の後の
蜘蛛の巣のように、
暗く重たいものを ....
スーパーアルカロイド
スーパーインポテンツ
スーパーウーハー
スーパーエロス
スーパーオーガニック
スーパーカルチャー
スーパーキック
スーパークラック
スーパーケミカル
スーパーコ ....
なきたいときには なけばいい

僕たちは何かをためらうことばかり
覚えていて
ほんとうの声をなくしてしまった
声帯が震わせるものは空気
音にしかなりきれない
言葉のオブジェ
である理性 ....
信じることは生きること

わたしは信じる 愛を
わたしは信じる 情を
わたしは信じる 熱を
わたしは信じる 血を
わたしは信じる 液を
わたしは信じる 体を
わたしは信じる 育を
わ ....
一枚の写真のなかで私
笑っていた
卸したての制服は似合っていないし
表情もなんだかぎこちない

引越しの準備とかで慌しい最中
久しぶりに開いてみた
アルバム
こっちへ出てくるときに母が ....
いらないものはいらないのと
私はいつからこんな色に
綺麗な羽をつけてみたって
薄汚れてしまうだけだから

求めていた愛情はきっと偉大で
積もり積もったそれは手が届かない
おかず一品足りないと
不機嫌そうな顔をするあなた
でもね、わたしだって何かと忙しいし
お給料日だってずっと先

あなたに足らないのはおかずじゃなくて
もうちょっとの頑張りなのかな
好きな ....
貴方の匂いを忘れてしまいました

貴方の平熱を忘れてしまいました

貴方の表情を忘れてしまいました

だけど貴方の声が忘れられないの

電話で一言だけ呼んだ私の名前が

その時の言 ....
FUBARさんの自由詩おすすめリスト(749)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドロップ- naru自由詩708-4-2
忘却モラトリアム- 智哉自由詩108-3-28
騙されるひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-3-26
ニッポンのビジネスマン- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-25
プレデターSを飼う- 西日 茜自由詩5*08-3-25
自転する- 無知アコ自由詩1*08-3-25
「_背後の目_」_- 服部 剛自由詩3*08-3-24
職務質問- 佐々木妖 ...自由詩7+*08-3-24
きりんのみるゆめ- 縞田みや ...自由詩6*08-3-23
月夜- 燕(ツバ ...自由詩108-3-22
カーテン- 鎖骨自由詩1*08-3-21
雲の上で誰か泣いている- 風音自由詩7*08-3-20
春の自動車学校- 服部 剛自由詩4*08-3-19
赤い糸にはさよならを。- プル式自由詩2*08-3-19
こんにちは。- 空 春色自由詩5*08-3-18
軽さへのあこがれ- 佐々宝砂自由詩44+*08-3-18
きっかけなんて- Honesty自由詩7*08-3-17
グリーン・アイズ・モンスター- 亜樹自由詩208-3-17
Taste_of_view- 相羽 柚 ...自由詩4*08-3-16
消費- 小川 葉自由詩308-3-16
ora- 佐々木妖 ...自由詩13*08-3-16
拾い続けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-3-15
春の夜に- beebee自由詩6*08-3-15
スーパースーパースーパー- 大覚アキ ...自由詩208-3-13
少し大きな動物- kauz ...自由詩9*08-3-13
信じることは生きること- 相良ゆう自由詩1*08-3-10
引っ越すひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-3-10
それでも希望を崩せないでいるのは何かに希望を託しているから- と。り。自由詩208-3-7
足りないひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*08-3-5
喪失サッドソング- かるび自由詩308-3-4

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