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同郷の人と
東京で会った
訛りが残っていた
変わりなくて
安心した
けれどモカマタリを注文する時
様子が違っていた

また昔のように話す
しばらくして
モカマタリが運ば ....
 
 
夜空の星は
人が一生歩いても
届かないところにある

もしも
一生歩けば届く
星があったなら
ぼくらは歩くだろうか
その星へむかって

ああ
だから今この時も
歩い ....
 
 
水鉢で
金魚が泳いでる
赤いから
女だと思ってる
女はなぜ赤いのか
知るすべもなく
あなたは宇宙に浮かぶ
水鉢で泳いでる
地球はなぜ青いのか
知るすべもなく
 
 
 
 
考えても
仕方のないことを
考えている

スターバックスコーヒーで
名前を
間違えてしまった

マクドナルドの
喫煙席で
あなた宛の手紙を破る
 
 
 
 
辛いね
ルーばかり食べるからよ
微笑んで
きれいにバランス良く
カレーを食べている
君と違って
ごはんばかり残してる
自分の皿を見て
恥ずかしくなる
子供じゃないんだから ....
 
その噴水のある公園に
二十五になったばかりの
僕がいる

もしまだそこにいたならば
連れてきてほしい

そこにいてかまわないと
前置きしてから
やさしい声で伝えてほしい

 ....
 
人と
人ではないものが
遠く
電車の音に
秋を知る

かわいた肌を
懐かしみ
風を舐める

ふみきりの
音が止む
くしゃみしてる
静けさの向こうで
人恋しく
こおろ ....
 
汗をかいたので
洗濯して
ベランダに干す

ここは海が近いから
命の
匂いがする

書店で本を開いても
どれも白紙なので
選択は
できなかった

もう
言葉などいらな ....
詩を消費すると
詩ではなく死になるから
読んでしまった詩が気がかりだ

よく晴れた休日
スーパーマーケットに
たくさんの消費者がやってくる

裏口の方で
上司に叱られていたあの店 ....
観察日記の
最終ページにある
やさしさは時に
人を不幸にする
の文字が
青く滲んでいる
向こうには
形跡が虹みたいに
消えていて
雨でも降ったのか
経験のように
過ぎ去る日々はま ....
FUBARさんの小川 葉さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モカマタリ- 小川 葉自由詩409-7-11
夜空の星- 小川 葉自由詩109-5-26
水鉢- 小川 葉自由詩309-5-15
スターバックスコーヒー- 小川 葉自由詩609-5-9
ランチタイム- 小川 葉自由詩309-4-27
写真- 小川 葉自由詩308-11-11
ニュータウン- 小川 葉自由詩1*08-8-23
言葉などいらない- 小川 葉自由詩908-7-26
消費- 小川 葉自由詩308-3-16
観察日記- 小川 葉自由詩207-9-29

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