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現実はいつも
残酷な音をたてるからね


いまだに
感情をふりきれないこの男は

情けない、と

つぶやくコトバ以外を思い浮かべられなかった


あてもなく
わらい顔をつくっ ....
僕らが待ち合わせるのは

いつも駅前のCD屋で


僕が 君より早く着くと 

たいして好きでもないんだけど

難しそうな JAZZを視聴して待つ


 *

     ....
 からっぽだった
 悲しいほど
 からっぽだった
 なみだもでなかった

 もどりたかった場所は 
 目の前で
 あなたがすべて焼きつくしてもうない
 かげさえなくて
 
 な ....
「いつか高く飛べる」

「きっとあの空に届く」




希望は、
願いは、
理想は、
夢は、
果てしなく
そして

儚い。


あの日
飛んでみたかった空は
 ....
誰かとつながっていたかった
ひとりは嫌だった

そのために
偽りの名をつかって
この電脳世界という海の
情報という荒波の中を
藁をもつかむ思いで泳いだ

自分と似た人がいてほしかった ....
この橋の下には
黒い川の流れがあったはずだ
すべてを押し流そうとした
鉛のように重く黒い川の流れが

燈篭流しの燈篭が流されていった
誰かが投げ捨てた麦藁帽子は橋桁で朽ち果て
パンパンに ....
そこのあなた
私のお酒に付き合ってくれませんか

自分が何をやりたいのか、わからないのです
かなしいことだよね
やりたいことをやってないから
わからなくなるのに
それがわかったのにまた逆 ....
まあるい形をした絶望
あっちへほうり、こっちへほうり

子どもら原っぱ駆けながら
何でも遊び道具に変わる

月のにおいが漂い始め
みんなのお腹がぐうと鳴る

明日も一緒に ....
彼女は宇宙人のような人だった
首は猟銃の柄みたいに長く
顔はこぶしサイズの小ささで
手足はビョンと伸びていた

ウイダーインゼリーを実に美味しそうに飲みながら
私がイトーヨーカド ....
中学校の2年だったよね
はじめて、君にあったの
覚えてる?

あたらしい教室に入ったとたん
笑顔に出会ったんだ。
大きな瞳のショートカット
小さな華奢な体
が、きらきら
プロミネンス ....
             071026


今年の夏は暑かった
どれだけ暑かったかというと
高校生が練習中に熱中症で倒れたり
お年寄りが気分を害して
政権党の支持を外したり
グラグラし ....
 くるるるるるる・・・ 


羽ばたいて 
空へ吸いこむ
黒影の 
鳩の言葉は訳せない 


 one は one 


   一 は 一 


 「愛」 は 「Lo ....
台所で
母が米を研ぐ音は
別な音がする

えっちら おっちら
えっちら おっちら

母の手が
つめたい水のなかで
ゆきをふみしめる

わたしはうまく研げないので
そんな音がしな ....
ねぇきいてね
だれもみんなわたしの元を去ってしまった
そのあとでしずかに寄り添って
落ちてくる空の下で

いつもたよりなくって
いつもだらしなかった
雑然とした日々のなかで
たしか、ち ....
後悔する日があった。

その日は雨が降っていた。

小学校の給食をいつも教室の前まで運んでくれたおばちゃん。

電話ボックスで親に迎えを請う時に

覚えてる?って、急に。

忘れて ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱

どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手の出方を窺い合う

わざとらしく歯を閉じ
拒んでみせるのは
初々しさをこころにまとい

 ....
長崎の夜景がきれかった

それを見て

こころもそう

動かない俺なのに

ひとりで口に出していた


街ぜんたいが

坂にこんもりとしていて

それは

生き物たち ....
あの子のストローが欲しい
いやむしろストローになりたい
あの子に吸ってもらいたい

あぁあの子の唇は
きっと柔らかいに違いない

あの子のティッシュが欲しい
いやむしろティッシュになり ....
この道は
君のカーナビには存在しない
私たちは海の中を走っていると言う

海の中の
あるのに無いという道を
私たちはただ進む


夜は飛行機をどこに運ぶのだろう
温かな ....
ベランダで
煙草をふかして
星を見ていると
男って悲しい生き物だと
僕は
思う

君の瞳に
かくせない色を
見つけたとき
君は
黙ったね
女ってせつない生き物だと
僕は
思 ....
引越しするなら急がなきゃ

捕まっちまう

いらないものは捨てちまおう

いるものだけを詰め込もう

駄目なんだ

俺は捕まるんだ

アルバムや 漫画や 日記や 手帳や 手紙や ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても

しあわせなら
よりしあわせになるように

そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように

できることなら
あなたの ....
 
汗ばんだ背中をなでてみたら、
あなたの目の中のあたしが鳴いた。
(それは寒い冬のような気さえしたけど)

あなたのレディー・ゴディバになろうとしたら
きっと君には似合わないといって
 ....
「い、イナゴ」
「ご、五右衛門風呂」
「ろ、六甲おろし」
「し、衝撃波」
「は、はなふだ」
「だ、だ」
「だ」
「大好き」
「き、キスする?」
「なぁ」
「ん?」
「あの夜みたい ....
季節を彩る緋色の落葉も
秋風に揺れる山吹色の木も
くすんだ藍色のテーブルクロスも
この目には映らない

愛は死んだの
貴方が去った日

曲がり角にある鳶色の家も
しんし ....
うそは泥棒のはじまり
だったはずなのに
ひとは誰でもうそをつく

愛するが故のうそだからと
あのひとは
目も合さずにつぶやいた

その場しのぎのうそを重ねて

針千本の〜ま〜す
 ....
観察日記の
最終ページにある
やさしさは時に
人を不幸にする
の文字が
青く滲んでいる
向こうには
形跡が虹みたいに
消えていて
雨でも降ったのか
経験のように
過ぎ去る日々はま ....
もういいかい?
まだだよ
なんて二人して楽しかったね
だけど君に見つかったとき
言えなかったんだ
好きだって事
学生時代みたいに
遠くから眺めてそれだけで
僕ら幸せなのかな
走ってい ....
温かい、涙を誘う詩も、

悲しくて、綺麗な詩も、

どれもこれも、うまく表せなくて。

あの時の涙は、偽物だったのかなぁとか

あの悔しさは、僕に何も残さなかったのかなぁとか

い ....
私はわたしでしかないのに

理想論に追い付かぬ


哀しくなるたびに
あなたがミエカクレ。


すすみゆく
日常に
あなたのすこしの残像すらも

期待してしまうの ....
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