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古里の小高き丘の菩提寺に

 雪をかむりて立ちあらむ

 {ルビ墓石=いし}に刻まれし名のありて

 生きた証の名のありて

 香華の絶ゆるなかれとぞ

 過ぎし時をぞ思いたり
 ....
饒舌な彼女の隣りで頬に手を当てて頷く 君に恋した

ティーカップの淵をクルクル撫でている細き指先 俺は恋した

「ぽっちゃりとした唇がきらいなの」尖らす唇 君に恋した

「ばかみたい」そっ ....
人生を白か黒かで割り切つた十九の肩に散る花はなし

旅立ちに泣く人もなく大空を舞う飛行機を見つめおりたり

太陽に向かひて飛行する期待 半周を経てコスタリカに立つ

冗談のやうに支給のグロ ....
逢坂桜さんの比呂正紀さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
長詠- 比呂正紀短歌3*06-1-6
恋の瞬間- 比呂正紀短歌8*05-12-30
傭兵時代_Ⅰ- 比呂正紀短歌4*05-12-23

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