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一つ
二つ
数えながら歩いている

わらった わらった
影を数えている

花火の影が網膜にちらついているので

手をひいて二人で夜道を帰った。

消えいくものはすべて
かつて私 ....
月と太陽


 
 どこで生まれたのとむすめに聞くと
 ここ、
 と指さすのは居間の床


 その居間で月見をする
 高窓から見える月を
 まっさきに見つける子どもたち
 私の ....
赤が 赤く見えること
青が 青く見えること
それが不思議 だから それは魔法

花が 雪が 光のきらめきが 夕焼けが あの人が 
美しく見えること
それが不思議 だから それ ....
あなたが歩きながら右手を後ろにのばすと

それは手をつなぐ合図。

それがうれしくて、時々わざと

一歩後ろを歩いてたの。
なんだかとっても寒いので
財布の中をのぞいたら
やっぱり寒い

ころりと100円玉
音をたてることもなく居て

街角の自動販売機
120円という表示が淋しい

一昔前なら缶コーヒー ....
ああ そうか

ぼくがなにもかもを吐き出したいのは

すべてを出し尽くしたら

生まれたばかりのあのときの

きれいなじぶんに

戻れるんじゃないかと思ったからだ
  母はいつも眠る前に鍋に水をいれ、煮干をいれる
  朝になると
  はりがね色の文化釜でご飯を炊く
  そのかたわらで
  煮干のだしでおみそ汁がつくられる
  その朝が私のふ ....
一日に何度も褒めてもらう
視線が絡むたび眩しそうに目を細めてもらう
思わずといった感じで体に触れてもらう
餌を待つひな鳥の切実さで唇を求めてもらう

君のおかげで
私の肌つやはどんどん良く ....

呼吸を停止し
心臓を動かすことも止め
脳もまた働かせることを止める事である


草木も死ねば土の上に倒れ
鳥も死ねば土の上に倒れ
魚も死ねば海底に倒れ 
あるい ....
天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
中国に住む僕のおじいちゃんは

ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで

川を下るのが仕事です。


さすがに漕ぐのがすごく上手で

コースどりも強かで

僕も一度乗せてもらった ....
剥きにくい茹でたまごの殻を
無理やり剥いてやる


ボロボロに崩れた茹でたまごは
僕らの関係と一緒だな
つるんとした君の頬を愛したのは
遠い昔のお伽話
だから
「もう秋だなあ」なんて ....
大それたことは言いません。
「あなたのためなら死んでもいい。」
そんなことは言えないけれど、
あなたのために生き続けることなら
こんな僕にでもできると思うんだ。
過去を消す
ケータイ電話が記憶する
写真という名の形の過去を

私は過去を消そうとしている、
もう ケータイのメモリー いっぱいだからさ。
どの記憶を消そうか?
数多の中から選び取る
 ....
この世界に
溶けてしまいたい衝動が
いつも ぼくの中に
渦巻いているよ

ぼくはどうしてぼくなんだろう
耳に通したプラチナが泣いてる

名月を見逃して
網戸から覗いて

まだ足は縁側に放り出せない
{ルビ薄=すすき}がつま先誘うのに

耳に通したプラチナが泣いてる
ぶちりと引き裂く勇気 ....
ほんとうに伝えたいことは
そんなにないのかもしれないね

ほんとうに好きだったかどうか
思い出せないのと おなじで
 
 
 
綺麗なものを見ては

あなたに見せたいとばかり思っていた


私の答えを持ったあなたは

遙か彼方

今何処に


いつでも私はあなたひとり

あなたにもひとりの私です
 ....
毎夜
だれかのさみしさを
乗せたまま列車は走る

新しいさみしさが
毎夜
はじまる

わすれないで、と
汽笛が泣く

わすれるくせに


しあわせだったら
よかったね
 ....
さみしいのは

さようなら、が愛しいのだと

気付けた夜のことでした


never cry never sun never u
my love
陽は斜めに、
影は長く伸びる。

あの足跡まで、
もう少し。

ようやく影が、
足跡を捕まえた時。

旅人は、
部屋を出た後だった。

カーテン。
ふ ....
スーパーを出たら突然の青い雨
夕立が行き過ぎるまでと
僕は煙草をふかして
隣では君がまたあの話をしていて
少しだけ尾ひれが付いていた

泳ぎ出しそうだ

街中が青く青く染まって
話を ....
年を重ねるごとに17歳に戻っていく
1976年生まれの影

遠のくものが遠のき
遠のくものが近づく

そして触れないもの

名刺入れには 肩書き
名刺ケースにも肩書き

ようやく ....
あなたが降らせた雨 傘をもってきてくれるかな
あなたが降らせた雨 ちっとも嫌じゃない
あなたが降らせた雨 わたしの涙にきづきはしない
あなたが降らせた雨 合わない歩調に舌打ちを

傘をのこし ....
青い空はあんまり好きではなくて
夏のこんな時期は特に眠っていたいだけで
公園はごくゆっくりとした速度で
夕暮れに落ちてゆく

手をつないでもっと離れていく途中
好きとか嫌いとかじゃなくて
 ....
世界に終わりがあるのなら
命の期限もあるのだろう
人の寿命は短くて
命の期限は長すぎる

酷い混雑見ないふり
酷い醜態見ないふり
美味しいお菓子も
食べたふり
綺麗な時間は短 ....
母さん。


初めてぼくが笑ったのは、いつですか。


母さん。


ぼくに初めて友達が出来た日を、覚えてますか。
初めてぼくが熱を出した時、大変だったでしょう。
母さんのお粥は ....
愛が
欲しいと
あなたは言う
あなたが
欲しいと
私は想う
かつて
私が
愛した
あなたは
孤独で
今にも
壊れてしまいそう
もしも
私が
手を差し出せば
あなたは
 ....
ポジとネガを反転させれば




ふられたことは正解だった

悲劇が全部喜劇に見えた

白い夜空は寝づらかった

現実の方こそ夢だった

白黒はっきりさせてみても、黒白が ....
昔、、転んだ膝小僧の傷が
赤黒く  赤黒く見え
見つめながら横目に

TVの画面・・・

日航機墜落から二十年特別番組中
ニュース特報のテロップ

福岡発ホノルル行きJALの機体の一 ....
逢坂桜さんの自由詩おすすめリスト(1188)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花火- 佐藤伊織自由詩5*05-10-18
月と太陽- さかな自由詩505-10-18
世界は_魔法に満ち充ちて_不思議- まどろむ ...自由詩3*05-10-14
一歩- spice自由詩405-10-8
100円玉の温もり- ベンジャ ...自由詩15*05-10-7
真意- 水島自由詩1*05-10-5
ふるさと- さかな自由詩605-10-4
君にもらう- スプート ...自由詩2*05-10-4
スプートニク2号における死の考察- HARD自由詩205-9-27
遠いきおく- しらいし ...自由詩22*05-9-27
おじいちゃんと劉備- ブルース ...自由詩11*05-9-27
ボイルドエッグ- 恋月 ぴ ...自由詩16*05-9-27
プロポーズ- 徒歩5分自由詩305-9-24
過去を消す- あまくち ...自由詩3*05-9-23
疑問と衝動- 水島自由詩3*05-9-21
髪が揺れる- かさね自由詩205-9-21
それでもわたしは歩いていくだろう- umineko自由詩9*05-9-16
私の答えを持ったあなたは- 葵 悠貴自由詩1*05-9-15
深夜飛行- umineko自由詩8*05-9-13
「no_more」- くるす自由詩1*05-9-11
「_かーてん・こーる。_」- PULL.自由詩12*05-9-5
青い街- 自由詩1605-9-1
17の僕- はらだよ ...自由詩505-9-1
あなたが降らせた雨- midori自由詩3*05-9-1
仕組まれた午後- 自由詩405-8-26
世界の終わり- あおば自由詩5*05-8-25
遺言- なるせ自由詩10*05-8-21
アイを求める人- 小倉 夢 ...自由詩205-8-17
ポジネガ反転- jei自由詩505-8-17
偶_然- しらいし ...自由詩3*05-8-12

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