{引用=月の夜
時計がこわれている

わたしはおなかがすいたので
きれいなおとこの子を食べている

(妹はきたのくにで
 いまではむらさきつめくさです
 こおった風にゆれて ....
光が通る
レースのカーテンで
作られた道を
あみだで下る

当たりはなく
はずれもない
同じ場所に
並んでいるブランコ

影絵のような
小さな乗り物で
この身体を
縛り付ける ....
思うんだけどさ

月に
祈っている声は
すき透る悲しみをかすかに帯びて
でもあの物語の舞台の入り口にもなるよね

それでね

木々をゆらす風の暖かさが
行方を見失った時
 ....
あなたの心についた

すべての傷に

宝石がある


そんな


肉体のものではなく

鉱物としての夢に

生きていて欲しい
「昭和の日本車は
 フェンダーミラーが似合うよな
 前髪ハラリみたいでさ」
「そうだね
 ドアミラーにすると
 坊主頭みたいに見えるよな」
「その時代、その時代の
 ファッションなんだね ....
桜ゼリーが食べたい

夜のお花見は
少し騒がしすぎて
わたしには少し
馴染まないような気がして
時計を気にして
早々に切り上げよう


小さいけど
わがや
あの1DKには
ダ ....
惑星
衛星
顔の周りの楕円軌道
原始人類の夢の中
夜の地球は巡る

衛星
惑星
夜の軌道
ネアンデルタールの森の中
なおも我々は潜む
あれから
百万年が経った
この夢の中で
 ....
お前ら自称詩人には
コツコツ手仕事をやって
「あいつなかなか頑張ってるな」と
他者から小さくても確かな信頼を得ることに
しみじみとした喜びを
感じることなんかありゃしないだろう
どんなに技 ....
はいお花
うわあありがとう
それから恵美子はこちらを向いて
そのまわりをメダカは
群れて泳いでいる
溺れるからね
喋れない
何かを失くした
そう思った時
吹き抜ける風は
自由で良いな

押していくだけの
背中を眺めて
明日は休もう

季節の区切りが
心を人にする

穏やかな朝も
荒れ狂う夜も
立 ....
何かが流れ出て
わたしが生まれ
太古のヒカリ
夜の底から
力を貰い
未来のヒカリ
わたしから流れ出る

捧げられ 捧げる 全ては捧げもの
口笛が足りなくなって
いつもの森へ 懐かしを浴びに行く
二度と来ないって
吐き捨てた唾は 乾ききって久しい

丸っこい姿が愛おしい
ウソ 小さな鳴き声で 哀しさの片鱗を語る
裏っかわも
 ....
新しい家の
象徴だった
大きなシャンデリアと
集う家族

時は流れて
バブルが弾けると
付けることさえ
躊躇った明かりを

キャンドルに灯し
静かに燃やす

私にとって
残 ....
夜の亀裂
深紅の木漏れ日
まといつく闇の交線を解いて
夜の頭部は眠る

微かなる先端の緊張
秘めたる炎の
隠れたる部分
狂おしき夜の深層部に
深紅はほとばしる

おまえの頭に流れ ....
蕩けた
さくらんぼ

季節外れの台風が
火照った頬を慰めながら

笑う
笑う
笑いながら
咲いて
咲いて
咲き誇る
武者行列が
押し寄せるなら
舞うのを待って
待ちくたび ....
優勝後ビールかけしながら大はしゃぎもったいないと思ってしまう

ドラマ見て心に響くものがない似た内容で新しさない

梨園の食べ放題へ家族と行く三個食べればお腹いっぱい

山々の深い緑に癒さ ....
もう
陽がくれる

とつとつと
西へ西へと歩んでいくと
孤影は東へ歩み去り

すれちがうのは

ひとつ、ふたつの足音と
みっつ、よっつの息づかい
いつつ、むっつのさみしさよ

 ....
「家族は唐揚げ」
どこからともなく
湧いて出た
その一句
そのしゆんかんから
なにゆえか
俺の心を とらへて離さぬ

幾百万もの言葉があり
百の何乗だかの組合せがある中で
天使 ....
虹が見えました
時の中で
青い空に
地上と神さまの間に

僕は何処にいるのでしょう?
あなたと自分の隙間でしょうか?
あなたを知らなくても
僕はここに居られるのでしょうか?

 ....
風俗以外の女性は知らなかった。
不潔かな。欲望が一人で歩き出したら抑えきれない。男子の体の仕組みはそうなってる。
そんな時は誰にも迷惑をかけられないからマスターベーションで欲望を鎮める。
不潔か ....
どこかが開いている
この部屋には
窓がないのに

寝息が 夜をみたし
空の端をそめていく
昏さは
甘えようとすると裏返る

すきだとおもった指あとも
いまいましく沈んで

 ....
春眠の身の閂を皆外し 上野 泰

脇 ミミまで歩む ネコまでのろく
三句 お人好し じじばばタイにも気を配り
四句 走る仲達 おサカナ咥え
五句 天然の いとしさ され ....
3時にめざめて

2時間、ドラマ

本部からのクレーム

どうしてこうも

世の中煩わしい


言いたいことを言って

ひとのプライド傷つけて

つまらない恨みをかって
 ....
次々と移り変わるテレビの画面をふたり
黙って見ていた
あなたがいま
何を想っているのかはわからない
私は、ただ
あなたに届く言葉を捜して
あなたに触れる手立てを探して

いろいろなこと ....
犬や猫、人間たちのいる駅の
自販機の前で
え?別れてって?


ラーメンを
食べる姿が醜いと
言っただけでしょ、嘘じゃないからッ!



あんなにもすべてを許してくれるから
て ....
一面に花が咲く。君の笑窪がひかる。星が降る。透き通る。春になる。
そんなかんじの恋だった。
三月は卒業の時期
心がそわそわしている

卒業と言っても
様々な卒業があって
新しい道を開く扉のようなもの

卒業には
寂しさや哀しさなどが
複雑に絡み合う

幾つかの卒業を乗り ....
女の顔の
灰色の皮に
汗ふく腕の
肉に満ちて
突き出た骨の
爬虫類のごとく
顔をいじる女の
横を向き
頬杖の下の
頬の皮の厚み
顔に触れる指の
肉を感じ
無意識に肉を感じ
そ ....
真夜中の古巣に向かい歩いている。

ここは慰めの場所
心を元気にする止まり木だ。

移り行く場所を眺めても
寂しくは無い。

懐かしく遠い日々の出来事を支えに
今日もまた背筋を伸ばす ....
首筋から這わせた指先が
胸の先にかすかに触れる
少し切なそうな顔をしてあなたは
そっと目を閉じた

夕暮れ
カーテンを引いた部屋に
隙間から少しだけ
黄色い光が差し込む

言葉で伝 ....
豊嶋祐匠さんのおすすめリスト(736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふるさと- 羽衣なつ ...自由詩10*19-5-4
空中- ミナト ...自由詩219-5-4
ほんのり明るい- 秋葉竹自由詩719-4-13
宝石- 立見春香自由詩419-4-13
フェンダーミラー- イオン自由詩2+*19-4-13
- 立見春香自由詩319-4-13
惑星/衛星- マサヒロ ...自由詩119-4-13
今死ね- 花形新次自由詩119-4-12
メダカ- 桶谷自由詩219-4-12
風の人- ミナト ...自由詩219-4-12
流出(改訂)- ひだかた ...自由詩519-4-12
懐かしの鷽の森- ふじりゅ ...自由詩419-4-11
電球- ミナト ...自由詩119-4-11
レッド- マサヒロ ...自由詩219-4-10
よろこびのうた- 中原 那 ...自由詩219-4-10
仕事- 夏川ゆう短歌219-4-9
日暮れをゆく- 帆場蔵人自由詩11*19-4-8
家族は唐揚げ- 石村自由詩19*19-4-8
小惑星の知恵- まみ自由詩3*19-4-8
ネット詩人は- こたきひ ...自由詩719-4-8
- はるな自由詩519-4-8
勝手にひとり半歌仙/表六句- 足立らど ...伝統定型各 ...119-4-7
3時にめざめて- ペペロ自由詩319-4-7
再会- 高林 光自由詩419-4-6
失恋詩ました- 秋葉竹短歌719-4-6
手のひら- 水宮うみ自由詩2*19-4-6
卒業- 夏川ゆう自由詩219-4-6
感触- マサヒロ ...自由詩119-4-5
道しるべ- 梓ゆい自由詩119-4-5
このまま- 高林 光自由詩419-4-4

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