かみさま って
ひらがなで書くのは反則だ
世界 ってやつをひっぱり出すのも
ルール違反ってことにしよう
そこから
おれたちはまず
書きはじめなくてはならない
雨上がりの
濡れた ....
けだるい朝
起きて思い浮かぶは
君の事。
思い知らされた事実が
心を真っ黒に染めた。
君の目に私はうつらない。
1%の奇跡は
消えてしまっ ....
人を悪く言えるほど
私は優れた人間じゃない
女という生き物は
どうしてこう陰口が多いのか
人をけなす事で
あざ笑う事で
変な絆が生まれたりする
あぁ、嫌な絆だ、嫌 ....
灰色のブラウスの下濃紺か黒のブラなる店員のはっきりしたる目鼻立ちかな
長歌
キリンは新婚カップルの取材を担当した
ツルとカメは生き証人として
動物園の歴史を書いた
シロクマは環境問題に
ゾウは動物虐待の実態に
鋭い論調でメスを入れた
羊たちは眠れない子供のために
....
あなたの言うつまらないことで
空のブルーがわらいます
色えんぴつをかじったら、
少しだけストロベリーの味がしました
あなたの笑顔で
お菓子の家のチョコレートが溶けて
それは大きな海にな ....
リゲイン10本で 240時間 闘える
?.
星を
呼べるんだね
あのロバ
ほら
また流れたよ
願い事三回は
いじわるだね
静かにしていよう
叶わないよ なにも
どうせこれ以上
たどり着こうとして
....
泣かない女は強いの
でもね
泣けない女は強くなんてないの
とっても弱い生き物なんだよ
とっても哀しい生き物なんだよ
だから
そっとあつかってね
優しくあつかってあげて ....
教科書にその公式が載ったとき
その公式は
知恵から知識へと
生活から遠のいてゆく
一時間でどのくらい進むのかが
わからなくても
あと一時間で到着することを
いつも教えてくれるからだ
....
僕の喉は小さな箱に入っていて
それはきっと小さなことだろうと思う
君の喉は箱には入っていないんだね
はじめて見たものをは、じ、め、て、
って声に出来るの?
夜になると夕焼けが歩道橋を ....
ありがとうを言おう。
さよならを言おう。
もっと冷静になれとアナタは笑いながら言った。
あたしにはムリだ。
アナタに追いついて追い越すまではそんな余裕生まれるわけが無い。
我武者羅になればな ....
一人ぼっちだ
花々の中で
麦畑を風が渡って
そこに点在するポピーは
そのひとつひとつが
恋で
黄色と赤の美しい翼を持った小鳥が
巡礼道の真ん中で風に吹 ....
かつての持ち主が言ったように―「長い旅になりそうだな。」と、
懐中時計が呟いた。そして歯車は相方を探しに出たっきり戻ってこなかった。
縫い物をする少女の手の中で秒針だけが動き続けた。
人の背中をすり抜け
雲をひろう老人を見た
誰も見ない道端のすきまに
金物ばさみを差込み
しょっている籠に入れて ふたを閉める
満杯になったら
山の上まで引き ....
我が家に
最新型のテレビを入れてみた
だからといって
家族の会話が増えたわけではない
そもそも家族全員が
揃って家にいるときはない
増えたのは
番組録画の数だけだった
自分の付き合 ....
いきおいよく少年が飛び込んだ
水しぶきキラキラ
太陽の光に照らされた、色とりどりの宝石は
産み出されては、一瞬で消え
産み出されては、一瞬で消え
やがて人々がいなくなると、水はそっと眠り ....
五月のかぜを渡るとき
遠いひかりは
よみがえる
あおたちの名の
車輪のなかで
一斉に
いま
みどりはかえる
日にかわる
かじかむばかりの
指だったのに
いつ ....
空はギター
すきとおる
風の音
甘い日差し
幾層も重ねて
陽炎の音
うすい残響
地平線
ふるわせる
細い弦
音もなく
切れて
とぎれて
聞こえる
波の音
月の囁き
空は ....
祈っても祈っても遠ざかる
あなたはいつも朗らかでいたいと
人を怒りもせずに
にこやかに笑う
あたしには人類がはじまってから
あなたはいると思う
ただし過 ....
真っ黒な雲の中から
大きな目を開いた瞬間
ものすごい声がする
その声だけで家の窓が
殴られている
窓ガラスが割れそうだ
家が震えている
今度はぼくが雷に殴られる
胸からずしんと
体全 ....
人と話すこと、これは重要な機会。
会って顔を見て話せるなら尚良し。
会えないなら別の手段で話せばいい、
電話でもメールでも手紙でも何でも。
自分以外の人と話すことが出来たら、
....
15歳の初期衝動
きらめくアゲハの羽根の切れ端
16歳の絶望
古い映画を観てるみたい
スタッフロール過ぎたら17歳
絶望すらも幸せと名付けた
倦怠しか残ってない
生活はつづく
....
自分がこの先行こうとしている
果てしなく遠い地点(ところ)を思うと
進むのが恐くなる
でも 一歩 また一歩と
この震える足で進んでいく…
しかない
恐怖に全身貫かれながら
不安に全身 ....
何故、**をするのか?
と尋ねられると大いに困る。
だが、最近は
生き残ったからだ。
と答える。
僕が息を吸うのは生き残ったからだ。
....
今を生きたい
二度と戻らない今日という日の
この一瞬一瞬を 全力で生きたい
時の波間に 命の輝きを刻み込みたい
でも 今を懸命に生きることで
未来が閉ざされてしまうのが私の病気
あ ....
僕の役目は 終わってしまったみたいだから
なんて そんなこと言うんですか
私は 君の役にたちましたか
もう 解雇ですか
きみをひらくと
なかから ちいさなきみが
ぽろぽろと はだかのままで
たくさんの 砂金のようにこぼれて
たくさんのきみは 少しはずかしそうに
ひざをかかえてる
....
勿体無い悔し涙と
勿体無いほどの楽しい笑顔
与えてくれた全ての人に
「ありがとう。」
成り行きが世界を壊すの
嫌い恐い尊い
ずっと一緒にいるものだと思ってた
のに
私の一言で壊れるの
グララグラリ
ジェンガみたいな軟体動物
自惚れてたんだ
貴方はすべ ....
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