現実を求めながら夜を歩いた
そこかしこに散らばるそれに
触れてはみるものの
まるで伝わってこない
思考の淵をさまよって
一人 呆然として
目の前にあるコップが
つか ....
結晶の白いシャワー
恩寵がふりむかせた光のはしご
大気圏からの使いは 一冬の住みかをさがす
意図しない早起きの終週の締めくくりには
水分を奪われてゆく洗い髪のはぐれ糸が
はんなりの追い風 ....
夜のとばりの降りるとき
私に安息のときは訪れる
誰もいない 誰もいない
誰もこない 私だけの闇
束の間 深呼吸する自由な心
少し光って そして闇に沈む
安らぎを 心をこめて受けとめるとき
私の存在が
私との思い出が
時に
あなたの重荷に
なってしまうかもしれない
だから
あなたが軽やかに歩けるように
いつも
初めて会った日のように
少しだけ離れてついていこう
あなたの理想にむかって
私は
息を吸うみたいに
わずかでも
少しずつ
少しずつでも
進んでゆきたく
思います
昔
ひとりぽっちだった私
ひとりぽっちに慣れてた私
恋をして
幸せは抱えきれないほど
二人に慣れて 幸せになれて
落としてしまった
割れてしまった
今度のひとりぽっちは
ちっ ....
もっとずっと一緒にいたかった
もっとずっと聞いてないこと
たくさんあるような気がするから
もっとずっと他愛なく笑っていたかった
鳥のように生きたいと言っても
鳥の悲しみなど
知らないで
知らず 知らず
ひどい仕打ちをしていることを思って
本当に優しい人など
いやしないから
楽あれば 苦あり
終わらない{ルビ輪廻転生=リインカーネーション}
この魂の行く果て
楽あれば 苦あり
とにもかくにも
続くったら、続く
花が咲き
蝶が舞い
風が吹きぬき
月が夜を照らす...
…別に間違ってないよね
私 蝶のが好きだし
夕日を見送り
月を背にあしたに向かう
急いても、急いても、
朝が僕を追い越し
今日もまた
夕日を見送る
どんなに泣いても
どんなに叫んでも
神さまは
何もしてくれない
奇跡で
助けてはくれない
風はいつでも吹くけれど…
決して実を結ばないような
切ない恋を
初恋と仮定するならば
あれは
私の初恋なのだろう
初恋というには忍びない
青いトマト たった1つ
鮮やかな青だけを
私に残していなくなった
このところ毎日会っていたのに
今日すごく「久しぶり!」
そんな気がする
夢の中にいたの?
恋をしていたの?
孤独の中にいたの?
とぉくとぉくにあったあなたの心
今 あなたへ帰って ....
眠り姫の起こし方は忘れました
と言いますか
眠り姫を読んでません
でも
とりあえず
キスで君を起こしたいと思います
よく寝る君は
ちょっと寝相が悪くて
キスしようとしたら寝 ....
絵を描くのが好きな姉でした
葱の絵を描いていました
うずくまる猫のように
ときどき鰹節も描きました
弟と仲が良くて
いろいろな物を交換していました
いろいろな物の中には
巷にある ....
君は真っ白な雪のように白く美しかった
君の心には十八年間凍えた雪が降り続いていたのだろうか
snowは優しい
と私に言っていたが
私と出逢い
君は暖かい雪に包まれる事はあったのだろうか
....
いまここに 書きかけの手紙があります
あと一言書き足せば
それは郵便やさんが届ける必要もなく
わたせることでしょう
「死ぬ」なんてことを
簡単に口にしちゃぁ いけない
こうやって命 ....
榊が揺れて鳥が鳴いた
庭の隅
雨粒が降りてきた気がする
雨音が聞こえた気がする
冬模様の服を着ようとする頃
紙の上を走らないペンの先で
言葉にならない
遠くの音を待っていた
本 ....
今
私はここにいる
きのうの私は
都会育ち
こうやってみてみれば
日本だって大きいぞーっ!
もし
願いが叶うなら
私は翼がほしい
あの空の青に包まれてみたい
めぐる風や 雲と
遊んでみたい
何もかも忘れて
はしゃいでみたい
果てなく続く空を行け!
向かい風が吹いたと ....
ピンポンと
卓球する音
軽やかに
ボールを相手へ
打ち込めば
楽しい世界が
広がりだす
もしできるなら
あの人に
心のボール
すぱこ〜んって
打ち込みたい
僕は届く手紙は書けない
恥ずかしいから
だから 葉っぱに書いてみる
風に飛ばされて 飛んで行き
誰かに届くかも
僕の事は何も知らない
そんな人に
僕の気持ちだけを
知っ ....
“この空のむこうには何があるのだろうか”
あのころは何も知らなくて、
いつか空を旅することをねがっていた。
あのころは何一つ知らずに、
どこまでも果てしなく続く青い空へ・・・
翼を広 ....
ひいらぎに うつる星空 のぞいたら サンタのそりが 通る気がする
白い息
私の中でお湯が沸いたみたい
手袋に
マフラーに
ほわわ〜ん
冷めないうちに
あなたの心に
紅茶をいれさせて
星が流れる
この頬に
いくつも いくつも
きらめいて
空へ還ることなく
地へと散って
消えてゆく
君には聴こえる?
このきらめきが
深い想いをうけた
このきらめきが
蒼い月影が波に揺れる
潮の音が耳に心地良い
私の夢をなぐさめるのに
他の音はいらない
ただ目に映る希望は
魂の幻影なのだと
いつか時が運び去った君は
そういっていたような気がする
今で ....
二人並んで、手をつないだ恋人たちがすれちがう。
私は一人息を白くさせて、公園のベンチに座ってた。
去年の今ごろだったかな・・・あなたと二人・・・・あの恋人たちのようだったかな。
あぁ。た ....
季節をさがして
日毎景色を眺めている
そして偶然見つけたのが
北風に揺れるコスモス
置いてきぼりになっちゃって
少しかわいそうだけど
あなたとても目立ってますよ
....
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