逢いたい
けど
逢うのは 怖い
知りたい
でも
知るだけ つらい
ゆらゆら
遠い
てんびん座
あなたと
わたし
つりあえないの
一気に見た物語に
夜中のわたしはすっぽりくるまります
にゃあんにゃあんと泣きたい気分
全身でなにかを目覚めさせたい気分
全身だけで終わりを見たい気分
お昼寝の途中で
いきなり体が震える ....
言葉だけの歌で
いくら心をうたっても
君に心は届かない
歌を忘れた小鳥は
{ルビ羽=つばさ}もがれて黒い街へ
はばたきながら落ちてった
不安の糸は 私宙吊りにして
残るのはかぼそ ....
想いの矢のさきっちょに
クレヨンでらくがきした
君の似がお絵くくりつけて
びゅ→んって とばすよ
矢のとおり道にできた
クレヨンの虹
君に届け!びゅ→んっ!
過ぎにし過去の遺跡に
今なお残る傷アト
乾いた土に花なく
石の平野が続くばかり
月揺れる鏡
星が流れて
運命をつむぐ
命の音こだます
見上げた空は変わらず
消えない虹を渡って ....
夢が壊れたなら
僕は寝るんだ
朝になれば
ぼんやりとしか
思い出せないから
夜の星から
マヨネーズが出ればいいのに
☆
↑から
マヨネーズが出ればいいのに
溢れ出ればいいのに
....
魅せぬまま涙流せどいたずらに恋咲散るは綺麗さ故か
ぱちっと割れるしゃぼん玉を
虫とり網で掬いとる
記憶がどこかでぱちんと鳴る
時の暗渠にぱちんと
まばたきが追った
睫毛がふさ と
眼はどこまでも追う
が
まばたきの一瞬に
....
ペンギンは夜に飛ぶ
黒い背中を空にむけ
今宵の星座をうつしたら
かわいい翼をぱたつかせ
一瞬の風をつかまえる
とんがり頭は羅針盤
短い足をきれいにそろえ
星間軌道を飛びま ....
言葉を重ねれば重ねるほど
伝えたいことが遠ざかるような気がしたんだ
だから今日はもう何も言わない
沈黙の中でこの感情は満たされるだろう
目を閉じていても そ ....
とてとてあるくかわいい子供を
吹雪は飲み込んでいきそうです
灰の地吹雪はそれはもう勢いで
伸ばした手も掠れさせるほどに
多分息もできなくなりましょう
下から舞い上がり降る地吹雪は
....
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
小さな期待と
大きな不安と
逃げさるような
来るような
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
のびた影を追いかけてけば
あなたのもとへ行けるでしょうか
私の背中に羽などないけど
心の翼でとべるでしょうか
冷たい風の中に
あなたの香りをみつけたら
あなたがそばにいる
そんな気が ....
{ルビ横断=よこぎ}る 白い雲
風花が 雪のように
そして君はいないよ
穢れゆく青空を
穢れゆく海原を
引き裂いていく
君はそよかぜに?
あなたの寝息をききながら
椅子に座ります
滑り落ちてゆく夕暮れを
読みかけの本に挟んで
あなたの寝顔を
こそりと見ます
....
私のあなたへの想い
あなたの私への想い
どちらが大きい?
私<あなた
私>あなた
私=あなた
等符号の大きさが愛の大きさ
きっと
私のほうが 強いかもね
どちらが大き ....
とぶ 背中を みていた
なめらかな 飛翔
ぼくが 地球から
ぽつり おちても
世界は たえまなく
あたらしい 歴史を
年表へ かきこむ
肉体が 骨になり
たましいは また たび ....
微笑みかけながら
ゆっくりと揺れる
僕のリズムに
合わせながら
君はとても遠い所にいってしまい
俺が手を伸ばしても それは
届いたかも・・・。という自己満足で終わっただけで
からっからに乾いた空は気持ち悪いほどに青く 何にもなくて
白い白い愛嬌もないバ ....
花が咲く
電子に埋もれたこの世界に
自分色の花が咲く
人ごみの中
あなたの背中を探して歩く
人の波
人の波
何も見えなくなる
おまつり騒ぎのその中に
紛れ込んだ想い
探して
探して
見失わない ....
もっとも純粋な時間が
気温としての灼熱を超えはじめる
すでに熱した魂の最速
澄みきった事実の連続と
広がりつづける夢の持続の中で
胎動する情熱のはじまりは
あるまじき事件として
....
今時の 子どもは命の 重さ知らず
夜の空に流れる
淡い冬の天の川
ムスウに散らばる
心のかけらたち
目立ってなくても
変わらずそこにあるの
忘れないでね 私が
いつでもここにいること
たとえ見えなくても
いつだっ ....
あの夕焼けがそうであるように
この歩道がそうであるように
今の自分がそうであるように
この心地よい眠気がそうであるように
そこの黄色いゴミ箱がそうであるように
夜の窓すき間から来 ....
夜の空に生きる意味を問うた処で
答えが返ってくる訳でも無いので
最近は夜の空を見つめる事が無くなった
惚れた女がいるからっつったって
そいつは彼氏いるんだし俺は溜まる一方なので
最近は詩 ....
人ごみをすり抜けるように
時間はあっという間に過ぎて
いつのまにやら
新しい年が来て
君のこと また想う
みぞれまじりの愛のように
流れずに 積もらずに
昨日を追いこしてゆく
....
青い鼓動が聞こえるかい?
そらさないでよ その瞳
海の底の宝箱
この心の夢がある
そいやっ!そいやっ!
冬の寒さをけっとばせ
空も海もとけて青になる
そいやっ!そいやっ!
旅立とうよ ....
壊れて散っていく花瓶に哀悼を
新しい花瓶にいつか枯れる花を
枯れて散っていく花に哀悼を
新しい花をいつか壊れる花瓶に
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