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ゆらゆらり
揺れる窓辺の花束にそっと手を伸ばせば
そこにはいつかの誰かの思い出が溢れていて
いつかの涙がかくれんぼ
ゆらゆらり
揺れる少し枝毛の目立つ君の髪にそっと触れただけで
....
君との約束の日は近い
あと三日と四時間
待ち合わせ場所は
もちろんあの場所
夜空に咲く白がとってもきれいなんだ
見に行こう 僕らも空に上って
どうやってだって?
それはね 秘 ....
本当は逃げてるンだ
君の優しさに甘えながら
一定の距離をおいてしか
心を許すことをしない
ごめんね
今の私には
余裕なんかないから
君の期待に
応えられないンだ
うまくいえない気持ちに
怯えてる
関係のないオトばかり
溢れてる この街で
つながれたままの
コトバたちと
冷たくなったままの
この指先と
この心に うたを灯そう
君にも届け ....
君は今、なにをしてるの?
さがしているよ
陽ざしは ぽかぽか
おひるね日和
なんだもの
空をながめて
気づかずにいた
わずかな変化もさがすの
気がつけば
木の芽もふ ....
悲しみの生まれるところ
手を伸ばせば届くけれど
すぅっと零れ落ち消えてなくなってしまう
今まで見てきた景色の中で一番切なくて儚い
そんな匂いのする場所
悲しみの還るところ
....
真昼の空に白い月
目をこらさなきゃ 見えないの
目をこらしても 見にくくて
まるであの人の心、みたい
真昼の空に白い月
白い空の白い月
それは
見えないけれ ....
君の笑顔がうれしくて
痛い
君の冗談がたのしくて
辛い
君の手の平が温かくて
苦しい
....
見てみぬ振りしようとしてた
ただ通り過ぎようとしてた 現実
どんなに願っても叶えられない
どこまで行っても終わりなんか見えない 愛の形
でも
それでもただ見つめてい ....
古の時を超えて
流れ続ける想いがあるのなら
どうか今ひととき時を止めて
待ち侘びた季節がすぐそこに
歩き出せない心を
持て余している
頼りない自分に ....
忘れられた風景のように
記憶の一部がそこにある
取り残されてぽつんと
消去されていく哀しみ
神が人に与えてくれた哀れみ
忘却
苦しみ ....
道端にぽつんとひとつ
夕日色のビー球ひとつ
落ちていた
別に何の変哲もないのだけど 体はなぜか引き寄せられて
心はその傷ついた透明の球体に吸い込まれる
ビー球なのか何なのか丸っ ....
真昼の空に
白い月
青い空の
白い月
それは
見えないけれど
そこにある幸せ
私の中にある
“詩”という不思議な空間
言葉があるのではない
気持ちがそこにあるのだ
一人と思わないで
いつだって
望みがその手に残っているなら
そばにいるよ
たとえ離れていても
翼はいつでもここにある
一人と思わないで
いつだって
絶え間なく落ちる水は
その優しさの象徴
穏やかに浮かぶ笑みは
平和を見守るまなざし
彼はいつでも
世界を見つめてる
そんな一人の天才少年
遥かかなたの
赤い想いをめがけ
心をこらしている
届くだろうか?
私の想いは
この矢と共に
{ルビ宇宙=そら}をわって
君の心を射抜いておくれ
思い出をありがとう
他愛なく笑える仲間
同じ夢をみて
ひたむきに走る
くったくのない笑顔
ひろがる
ひろがる
音が触れあうこの場所で
君と私とのあいだに
春の花を咲かせよう
おひさまではなく
笑顔で咲く
たんぽぽを
六年前には
ぴかぴかで
ぶかぶかだった
堅苦しい制服
いつのまにか
丸くなって
すりきれたし
少し小さくなった
もう着れないんだね
淋しいよ
だって六年間がつまっているから ....
二つの空に二つの雲があった
風が吹けば波打って
雲に霞が立ち込めた
二つの空に二つの月があった
大気の澄み渡る晩には
無限の星屑が月を囲んだ
二つの空に二つの陽があった
全ては朱 ....
ひつじを踏んだ 声はなかった
ひつじは足下で ばたばたしていた
ような気がした
「元気かい」とためしに声をかけたが
ひつじはひどく疲れていたか
もしくは踏まれて不機嫌だったのか
答 ....
ゆきだ
冬姫がきたよ
胸の芯まで吹き抜ける風をつれ 風になって
ゆきだ
春姫がきたよ
吐息のような涙のようなあたたかな 風に舞うよ
ほら
森に気配が満ちてきた
ほがらか 小鳥 ....
さぁ出かけよう
冒険の旅へ
地図なんていらないさ
行きたいところへゆけばいい
風に吹かれて
ぼくらはいつも感じてる
空の青
太陽の光
春の息吹を
感じてゆこう
たくさんの光 ....
心と心が行き交う
そんな日 バレンタインデー
今日はラッシュの恋の交差点
信号無視など気にせずに
突っ走れ!恋の道!
甘い風に 後押しされて
月が遠くで泣いている
うずきだす傷跡
誰も知らない
裏側の傷跡
それでも
見ていてくれる人がいるから
今日も
あなたの背中照らして
優しい光を
傷ついた分
もっと優しい光を ....
なんにでも なれる可能性
誰にだって
多くはないけれど
それって ある
ずっと 誰かの真似を
してるわけには
いかないけれど
自分に なりきって
みたいと 願う ....
毒を飲まされたような
嗚咽{嗚咽=おえつ}が喉をさかのぼって来るような
気だるくて 体が重い
気持ち悪くて 動けない
そんな錯覚が現実となって襲い掛かってくる
まるで体中に楔を打 ....
いち たす いち は
ぜったいに
いちより おおきく
なるんだよ
ぜったいに、ね
雪がふるふる雪がふる
真っ白な雪が今日もふる
粉雪ざらめ雪ボタン雪
明るい昼間の都会に雪がふる
ビルも路も車も真っ白に
光輝く光の海の夜の街に雪がふる
誰 ....
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