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読まなくなった本をかたづけていたら、
ページの間から、一枚おちてきた。
古い写真に手が止まる。
「・・・」
思い出したことなどなかった。
だが、忘れてもいなかった。
....
喜びなんて
悲しみがクレバ
消えてしまうもの
でも
悲しみより
大きい喜びは
きっと…残るんだ。
神という存在が、虚像であるとするならば。
世界規模に存在する確かな「祈り」は、誰に届くのだろう。
いや、神という存在は、虚像だからこそ、生きているのであり、
実像として、存在できてい ....
絵を描くのが好きな姉でした
葱の絵を描いていました
うずくまる猫のように
ときどき鰹節も描きました
弟と仲が良くて
いろいろな物を交換していました
いろいろな物の中には
巷にある ....
季節をさがして
日毎景色を眺めている
そして偶然見つけたのが
北風に揺れるコスモス
置いてきぼりになっちゃって
少しかわいそうだけど
あなたとても目立ってますよ
....
おさないたましいが
いつまでも浮かんでいた とき
すべてが凪いでいた
まっさらな夏の日
あさい角度でそそがれる
いまにも壊れそうな
まひるのほしのひかりが
あたためすぎた布団から ....
ひらひらと
一年の思い出を
ひっさげて
木の葉は空へと
舞ってゆく
どこかの星へ
報告をしに