神様は心が無いくらい広い

いつでも生れたばかりのように

空っぽで未来しかない
まだ、会える可能性があったとき、このワンピースを作ろうと思い立った。
その勢いでクレジットカード決済で、この布を買った。型紙も買った。
そして、1か月以上放置し、裁断してあったものを昨日今日で形に ....
寒そうにしているからってすぐに上着を貸そうとするのはちょっと待ってね、ほんとうに自分の上着を渡していいか、実はもう少し考えてほしい。貸してから、やっぱり返してなんて言えないよ。言えないでしょう、とても .... 高いギターでうんちく語り ボロンと鳴らし仕舞う人


素面じゃ{ルビ弾=ひ}かぬ吐くほど飲まず 歌の含みも酒で濡れ


部屋を片付け窓を開ければ 迷子の風も寄って往く


捨ててあげ ....
旅は
どこまでもいつまでも
途中でした

いく先々で
四苦八苦が犇めいていました
喜怒哀楽も有りました

旅は途中でした
風光明媚は見当たらなくて
路上には
残酷や悲惨が転がって ....
自転車をこいで
急に
思い立って夜の
街中の観覧車を観に行こうと思った

眠れなくても微笑んで
夜の遊びでも
するかな

街も
眠らないのなら



コンビニは
24時間 ....
木立の間にはkたちがいて、
秋の陽のいっぽんの光線を見つめている。
アクビばかりしているけれど、
朝焼けだか、夕焼けだか、
それがわからない。
光線の中にはオレンジ色の微粒子が、
血球 ....
痛覚レセプタ

ちょびひげのおじさん、今でもフィルムの向
こうから笑わせてくれる。拳を振っている。
誰もの幸せのために戦っている。そのときに、
必ず痛くなるものをさらけだしている。 ....
 
 
崖下の細道と市境を流れる川に挟まれた廃寺に隣接する三角形の土地は雑木林で、夏の間は気が付かなかったが、樹々の葉が落ち始めた最近、それらの幹それぞれに、なにやら薄茶色の掛け軸が揺れている。数 ....
彷徨い歩く

今日も

現の森を

消そうな歌声

蘇らせるために

でも 悲壮感は

希薄 なんだか

楽しい 遠足みたいで

スキップしたくなる

待ってい ....
雨降りの午後

日曜の午後

約束キャンセルの

電話が鳴った

私もキャンセル

したかった

とってもとっても

ちょうどよかった



雨降りのこころ

 ....
仕事帰りの車が
ライトをつけて県道を走る
朝の通勤時とはちがい
どことなく
開放感がただよっている
やっと終わったぞ
そんな声が聞こえてきそうだ

みんなの心の高まりを
動力として
 ....
 通りすがりのあの人の

 後ろ姿になに思う

 通りすがりのあの人に

 恋してしまう今日もある

 通りすがりのあの人のこと

 想像するのは

 通りすがりのあの人の ....
時代から遅れている

線路の上は日に炙られた枯れ草の匂い
歪んだ電車が走る

腕に時計は嫌だ
なのに
心に繋いである懐中時計は
いつも壊れている

生きている
というのは
そう ....
アンティークの囁きに耳欹(そばだ)てて

移ろった時代(とき)にこころ飛ばす

見も知らぬあの人この人

知らない異国のあの時代(じだい)この時代

これは紋章の刻印の入ったシルバーの ....
あのね、私のお父さん酒癖悪くてね
ひどかったからお酒やめてね
「うん」と頷いたものの
どうして僕が親父さんの償いを
しなければいけないのか苦しんだ
そしてその我慢の償いを
他に求めてしまっ ....
裏山の湧き水でできた小さな池に
動物たちの残していった
木の実が沈んでる

私は薬罐に水を汲んで
庭でとれた渋柿を置く

いつか絵が届いたら
匂いをかいでみて

今年もここで枯れ葉 ....
真夜中の一時過ぎ
巨大な目ん玉のお化け達
天を埋め尽くし
ピカピカピカピカ
青白く黄白くまた赤く
揺らぎ明滅しながら
迫って来る迫って来る、
大雪原に独りぽつねんと立つ私に

小学五 ....
君の人生の文脈を指で辿って胸の鼓動に溜め息が出る。



朝日がノートを照らした間だけ、私が書いた文字が脈を打った。



今日夜が綴る文脈は深海で忘れ物をしたような輝きがある。
 ....
きっと、これが最後のお引っ越し
何を残し、何を捨てるか?
たぶん、捨てるもののほうが多い
引っ越し先では、生きるのに
最低限のものがあれば良い

八千代、柏、流山、松戸(以上千葉県)
練 ....
鹿
という字に
お湯をかけるとあらわれる鹿に
みつめられながらカップヌードルをすすっている

いつまでこうしていられるだろう
これからの時代は
もっとたくさん間違ってしまうことも
ある ....
 トイレの中であれこれと

 考え事などしている時でした

 蜘蛛が目の前にスースルリと

 下降してきたのでした

 名前も解らない小さな おとなしそうな蜘蛛でした

 息を ....
 
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<head>
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休み増えても給料歩合 酒は増えても出かけない


端からなにも無かったくせに 失くしたものと想いたい


よどむ曇天どんより映す 病める瞳になにを読む


下手なエレキと下手な詩吟と ....
  I

そよかぜがふく

冬のちいさなすきま

まわりでは雨がふっている

かさをわすれたわという


  II

4色のセレナード

1つめはレモンいろの雲

2 ....
人生の射幸性は何割もないこと、知っているから花を育てる。 子供と大人の境界線なんて見たことなかったよ
いつの間にか大人になっていたし
この先子供に戻るかもしれないしな

子供って
羽がはえたら空へ飛んでってしまうだろうな
きっと
でもね
大人 ....
もこもこセーター
包まれて
見上げた空は
透明と青
伸ばした手のひらの中
走り回る赤色は
わたしのあかし
未来から
遠い遠い過去の木霊
確かに響いてくるのなら
私たちはもはや何処にも属さず
あらゆるものに優しく開かれ
柔らかに終わりを待てばよい

)あまたの感傷を一つの確信に変え

ふる ....
ジュブナイルジュブナイル
どうにもこうにもわしにもあんたにも
いくらおとなになってもエラでちゃって
サンショウウオにもなれへん
ジュブナイルなロートル
ロートルロートルてじぶんで ....
クーヘンさんのおすすめリスト(665)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神様- 丘白月自由詩119-11-25
ワンピース_末路- 杏っ子自由詩319-11-24
冬まだき- 万願寺自由詩319-11-23
鬱憤に接吻_【都々逸】- ただのみ ...伝統定型各 ...2*19-11-23
呼吸- こたきひ ...自由詩519-11-22
観覧車とコンビニ- 立見春香自由詩719-11-22
kと言う生存者- ナンモナ ...自由詩10*19-11-19
あ、- AB(な ...自由詩15*19-11-19
幸福とは- 墨晶自由詩2*19-11-19
待っていて- もっぷ自由詩2*19-11-19
日曜の午後、ひとりが已まない- もっぷ自由詩3*19-11-18
金曜の夜- mmnkt自由詩2+19-11-15
通りすがりに- 佐白光自由詩3*19-11-14
今を生きているのは何かの間違い- こたきひ ...自由詩419-11-14
スープスプーン- もっぷ自由詩1*19-11-14
償い輪廻- イオン自由詩1*19-11-13
どうぞのいす- mizunomadoka自由詩16+19-11-12
現夢〇大雪原- ひだかた ...自由詩319-11-11
”文”は紙(し)に生まれて”脈”を打つのだ。- きみのて ...自由詩3*19-11-11
ラストお引っ越し- 日比津  ...自由詩519-11-11
インスタント・鹿- ねむのき自由詩1119-11-11
見えない蜘蛛の糸- 佐白光自由詩2*19-11-10
CLICK_!- 墨晶自由詩3*19-11-9
もう冬でいいでしょう_【都々逸】- ただのみ ...伝統定型各 ...7*19-11-9
solfege- 朧月夜自由詩7*19-11-9
偶然- きみのて ...自由詩319-11-9
子供と大人の境界線なんて- こたきひ ...自由詩219-11-9
いのちのあかし- 卯月とわ ...自由詩419-11-9
贈り物- ひだかた ...自由詩519-11-8
サンショウウオ- AB(な ...自由詩319-11-7

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