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ちいさくてとってもちいさな貝殻があった

優しくてとってもやさしい友達がいた時もあった

幼いころ姉がひらがなの練習をしていた
たぶん卓袱台で宿題でもしていたのでしょうか

対面でそれを ....
ええ、いいわ。
ええ、もう、わたし、死にましょうか?


なぜ、悲しいうたばかり
流れるこの街で
くっだらない日常に
悩まされなければならない?


いつかみた、あの子の詩は
 ....
昔 夜の渋谷で
自転車を 必死で走らせていた時に
誰もいない仕事場へと向かっていた時や
クラブにでかけた時のことを思い出す


暗い 人気のない道の
電灯から電灯へと
僕は見えないもの ....
話して 話しつづけて
話しても仕方の無いことを
病院の屋上から見えるもの
遊ぶ犬たちのことや
食べられてしまった飼い兎のこと
売薬の無駄遣いで喧嘩しても すぐにほぐれて
直らない足の痛痺れ ....
午前九時
輝度は安定

明るい窓際だから
素直な態度で
見え透いた嘘をつこう

(大丈夫、もう許したから。)

明日は約束の日
恨みを隠して
花はきっと咲かない

雲一つ足り ....
みぎ と ひだり の辻褄を合わせて

果物のかわ を剥くように

波が砂浜を けずって 行くように

一つ息を吸い込んで
そのまま溜める

あす が来るかは知らない
私ときみと ....
眠れない夜の真ん中で
僕は一人過去に入り込む
いつからだろうか
誰のせいなのだろう
どんなに探しても
考えてみても
夢の中で夢をみてるだけ
ひとつのゲームが終わりに近づく
過去の自分の ....
ざわざわと
視界を埋めて啼き騒ぐのは
梢で触れ合う
青葉たち


輪郭をなぞろうとすると
否定形しか使えない
あまりに崇め過ぎたから


信じるということが
見ないという事でし ....
春のなかで
君は自由で
ちょっと涙があふれそう

空が
向こう側にむけて
ぎゅうっと伸びていく
薄まっていく
絡まっていく

ぼんやりと窮屈な春のなかで
君は自由で
ぼくは ....
原初のもりのなかには
原初の夢があったのだろうか

生命ははじめて声をだしたときに
詩を綴っただろうか

曖昧な系統樹のはてに僕たちは
何の権利もないことを知るが

それが自由なのか ....
ひとりぼっち、の人は
ひとりぼっちの景色を

知っていて

遠くを静かにみつめている
たまに夜半の丘に立っては
叫んだり泣いたりしている

眠れば星雲の渦にまかれて
わからない ば ....
幸福でないからいいんだな
もし幸せの花束抱えてしまったら

その花束一本だって散らないように
枯らさないように
必死になるしかなくなるからさ

のんびり行こうよ
焦らずに
ゆっくり行 ....
何かをしていても
ふと逢いたくなる
今何をしているのだろう・・・

スマホに手が伸びて
何度もメールチェックしてしまう

逢えなくても
電話で話ができればいい
安心できてしまう

 ....
今日も
都市を往く車はまばら
通勤電車の車内もまばら

この不自然な街の静けさ

「今日の感染者」を伝える
ニュースの噂に背中を押され
人々は黙って大量の紙を奪い合い
スーパーに陳 ....
男だから女が好き
女だから男が好き
たったそれだけで
愛し合える人達は
そこに愛はなく
そこには本能の底があるだけさ
声と声が交錯する街角で
チョークを引っ張り
路上に描かれていく線、
子供はガッタンゴトンと身を揺らし
列車はゆっくりと出発する

微笑み明るむ夕暮れ時、
すべては無邪気に赦されて

 ....
理科室の奥に理科準備室があり、そのまた奥に蛋白室がある。
授業開始の数分前、その小部屋にて理科教師は肉体を形成する。
うさぎが会いたくて
白い 白い
自分とおなじような
白い雪を降らせました
馬鹿なこどもは
白いうさぎに合うことが
できず泣きました
うさぎも泣きました
白い白い 雪と
赤い  ....
白雲の流れ
蒼穹の遥か
気圏を抜けて
光の銀河が渦巻くところ、
君の在り処がきっとある
僕の在り処がきっとある

今宵、河童や亡霊が
西の川から遊びに来る
水滴らせ遊びに来る
それ ....
青空のリトマス紙は今日も赤く夕焼けてゆく。
実験結果をノートに記し、少年たちは帰路につく。
特に予定はない
見たいテレビ番組もない
遣り残した仕事もない

ぼんやり過ごす
目の前にある日曜日の憂鬱

私以外の家族は
今日は仕事があるらしい
忙しそうに家を出た

何をしよ ....
産まれた時から生まれた日から
人より多くが欠けていたから

きっと私は充たされていたんだろう
何だか辻褄が合わないな

産まれた時から生まれた日から
人から見下されたりはしないかもしれな ....
25

さよならさえも言えない
あの人は
何と戦っていると言うんだろう

その瞳に映る空には

が見えない



26

どこまでも続きそうなきれいな道路を走る
ど ....
僕の日々が、あなただけの日々だったら綺麗なのにな。
夕方の、日焼けした空。
世界が頬をなでる。
君の顔が懐かしくなる
静謐な冬の午後三時
僕は最寄りのコンビニで
アイスコーヒーを飲んでいる

誰も居ないイートインに
西陽が優しく射し込んで
無数の影が踊っている
自分の影もその内に ....
てくてく歩くのに疲れたら、くてくて歩けばいいさ。
道中に見つけた酒場で、ぐでんぐでんになっちまおうぜ。
代わり映えの無い
毎日の色が
どんどんと鈍くなって
いつか
モノクロに染まる

太陽は何色だっただろう?
あの花は何色だったたろう?

記憶の中でさえ
モノクロなんだ

切り取 ....
ねえ、お爺さん、
あなたが買ったものはカフェインレス・コーヒー。
なぜそんなものを買ったのかしら?
健康のためにカフェインを制限しているから?
夜眠れなくてもコーヒーが飲みたいから?
それと ....
夕闇迫る川沿いの道、
君と並んで歩いた道、
一人は一人を置き去りにして
一人は一人で立ち去って
今頃裏庭に降り積もる
雪を静かに眺めている

)孤独なのはわかっていたさ
)どんなに身を ....
青い制服が似合う学生さんが
足早に過ぎゆく川岸
うずくまる野良犬
声も出せずに
いつだって逢いたい心に
吹く風は早くおいでと誘なう
さいはての孤独地獄へ、とか
ハハ。

今日だけは子 ....
立見春香さんの自由詩おすすめリスト(290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五月の歌- 梅昆布茶自由詩1020-5-5
あなたへ捧ぐ愛という愛- 秋葉竹自由詩820-5-3
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話しつづけて- 大村 浩 ...自由詩14*20-4-5
植木鉢- TwoRivers自由詩5*20-4-5
あした- 三月雨自由詩220-4-5
眠れない夜- 丘白月自由詩120-3-24
緑の風を見ていた- Lucy自由詩9*20-3-24
自由さ- はるな自由詩620-3-24
原初の森- 梅昆布茶自由詩1020-3-23
ひとりきり- 帆場蔵人自由詩17*20-3-7
幸福でないからいいんだな- こたきひ ...自由詩320-3-7
逢いたくて- 夏川ゆう自由詩220-3-7
静かな街- 服部 剛自由詩120-3-7
深奥- リィ自由詩1*20-3-7
無垢- ひだかた ...自由詩320-3-6
蛋白室- クーヘン自由詩3*20-3-6
うさぎとこども- ナンモナ ...自由詩5*20-2-8
在り処- ひだかた ...自由詩420-2-8
リトマス紙- クーヘン自由詩3*20-2-8
日曜日の憂鬱- 夏川ゆう自由詩220-2-8
産まれた時から生まれた日から- こたきひ ...自由詩320-2-2
Physics_Note_3- AB(な ...自由詩720-2-2
空もある- 水宮うみ自由詩3*20-2-2
傾斜(改訂)- ひだかた ...自由詩920-2-1
てくてく- クーヘン自由詩8*20-2-1
モノクロ- 卯月とわ ...自由詩120-2-1
無題- 朧月夜自由詩4*20-2-1
一人は一人で- ひだかた ...自由詩420-1-30
野良犬- 秋葉竹自由詩620-1-25

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