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眠れない夜の真ん中で
僕は一人過去に入り込む
いつからだろうか
誰のせいなのだろう
どんなに探しても
考えてみても
夢の中で夢をみてるだけ
ひとつのゲームが終わりに近づく
過去の自分の ....
夕日は海の底で
赤いイヤリングになる

人魚がクラゲに
似合うかしらと聞く

誰かに見て欲しい
波を超えると妖精になり
星の浜を飛んでいった

裸の妖精は恥ずかしくて
森のド ....
赤いラッパと白いラッパ
雨が止むのを待って
空に向かって奏でる
今はまだ逢えない
遠い星に向かって吹く
夢の中の声は小さくて
全身で聴きとって泣く
小さな黄昏に果てしない影
私 ....
閉めたブラインド
風が隙間を探してる
湿ったコットンが
乾く場所を探してる
少し開くと一気に
夜行列車のように
光の数珠が流れて来る
一瞬見える青空に
涙を吸った雲が浮いてた
 ....
オレンジ色の海に
真っ赤な風船が
空気が抜けていくように
溶けて流れていく
真上にはもう
気の早い星がやって来て
透明な月も
火が灯る提灯になる
ありがとう さようなら
黄昏の精 ....
竪琴を抱え
星の間に立てば
亀の甲羅に響くのは
繰り返し呼ぶ
あなたの名前

今なら自由になれる
早く私を捕まえて
遠くへ連れ去って
一万二千年後にはもう
北極星になってし ....
枯れ葉の積もる森に
文字の消えた石が
鳥の声を聞く

古代の魂が消えることなく
森の天井にこだまする

胡桃の樹が森の水で
実を作り分け与える

今はもう誰もしらない
森を走 ....
鬼灯が吊るされ
静かに照らされる

花びらの椅子に座り
スピネットを弾き
森の詩が風に乗せられる

橘の香りがする
ゆるやかな甘い言葉

人の目には映らない
想念にも似た世界 ....
夕焼けの公園で
見えるものすべてが
影絵になって
私は千切れそうな人形
鳥が巣から見下ろし
虫達が葉の下で見上げる

風が髪をかき上げて
踊れと言うけれど
はぐれた妖精のように
 ....
立見春香さんの丘白月さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠れない夜- 丘白月自由詩120-3-24
冬珊瑚の妖精- 丘白月自由詩419-11-15
オシロイバナの妖精- 丘白月自由詩219-8-19
雲の種- 丘白月自由詩519-8-13
黄昏の入り口- 丘白月自由詩219-8-10
琴座- 丘白月自由詩419-8-4
古代のお墓- 丘白月自由詩219-7-19
妖精館の夜- 丘白月自由詩219-7-16
黄昏のマリアベール- 丘白月自由詩319-6-27

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