無垢
ひだかたけし

声と声が交錯する街角で
チョークを引っ張り
路上に描かれていく線、
子供はガッタンゴトンと身を揺らし
列車はゆっくりと出発する

微笑み明るむ夕暮れ時、
すべては無邪気に赦されて




自由詩 無垢 Copyright ひだかたけし 2020-03-06 18:03:31
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