あした
三月雨


みぎ と ひだり の辻褄を合わせて

果物のかわ を剥くように

波が砂浜を けずって 行くように

一つ息を吸い込んで
そのまま溜める

あす が来るかは知らない
私ときみと

昨日まであった全てが
このあともつづくかは予測できない

真っ白な
なにかのような
頭の中の空気だけがある空間で

なにをすればいいのかを かんがえる

なにをしたいのかを おもいだす ように


自由詩 あした Copyright 三月雨 2020-04-05 12:15:09
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