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使えない男だ
どこへいっても何をしても
結果、使えない男だろう

極めて上から見下されたその言葉に
職業人としてのプライドはズタズタ
男としての立ち位置はグラグラにされた

「おい、も ....
 
 選ぶことができない

 自分の体のメモリーなのに

 耳からの音

 目からの影像

 肌からの感触

 鼻で感じる匂い

 高性能のマイク カメラ 触覚を持ちながら
 ....
お袋が危篤
数年に及ぶ認知症の果てに

俺を産んだ女
俺を育てたかも知れない女
ほんとうはほとんどほったらかしだった

親父の母親に任せっきりで
自分は金を稼ぐのに一生懸命だった

 ....
好きすぎて噛んじゃったのかな?
鹿児島市平川町 平川動物公園のホワイトタイガー

お兄さん死んじゃったよ
死んじゃうとね、もう遊べないの

ホワイトタイガーのリクくんは殺処分されないのね
 ....
泣き声に驚いて、振り返ると
君はその夜も凍っていた

孤独の両眼の、睫毛の淵から
にじむ涙を、じゃないといいはる

綺麗な唇が、話しかけてくれるのは、
自分がいかにしあわせなのか、の、嘘 ....
わたしの 中の 美しい言葉よ
わたしの 中の 憎しみの言葉よ
わたしの 中の 哀切の言葉よ
わたしの 中の 怒りの言葉よ
わたしの 中心 全ての想いを
燦き 輝き 憤って 震えよ
燃え上が ....
感極まって泪が溢れたり
感極まって射精する

普通だな
自然なふるまいだな

法に触れる事は何もない
したくても
できない

そんな事したら世間からつまはじきにされて
世間から著 ....
万が一、
この貴方への想いが熱をうしない
わたしの心が疲れ果ててしまい
手をつなぐ掌さえ、
気色悪いからと、
イヤになってしまっても
それでも貴方からは、

貴方はわたしを
けっ ....
妻が財布を買ってきた
古い財布と、中身を入れ変える

小銭と幾枚かのお札を、入れて
レシートの束を、捨て
ポケットの空洞に
旅先のお寺で買った
お守りをそっと入れる

その日から
 ....
あなたがいると、
世界は
星くずみたいになるから、
右や 左や
上や 下はなくなって
きらきらざくざく溢れゆく波になって
みんな 傷まみれで
ひかって、
転ぶみたいに流れて ....
磁石は
線をだす

磁力線と
いう

おなじ
性質は
はんぱつし、
ちがう
性質は
ひきつけ
あう

磁場のなか
磁化が
おこなわれる
なか、
つみは、
 ....
潮の匂いが染みついたレストラン
周りに民家などは全くない

レストランの前は国道
その前は瀬戸内海
風光明媚な場所にある

雑誌やテレビの取材などで
いつの間にか人気のレストランになっ ....
そう言えば、俺は嫁さんにプロポーズなんてした記憶がない
気がついたら籍を入れて夫婦になっていた

気がついたら長女が産まれ
気がついたら次女が産まれていた

気がついたら、アパートから建て ....
 
なにも変わらないはずの
空の、海の、青が
島嶼からのやさしい風で洗われたようで

風の谷の風と
潮の香りの風が
あらかじめ決められた
死を遠くへ運び出してくれる


海の旅の ....
くらいくらい 荒野につくりあげた
復讐の塔に閉じこもり
「ひとりだ」と呟いたら
はたかれた

ひたすら 喪いすぎたのだろうね

青い夕暮れに細い声でないてさ

耐えられないわたしを  ....
(10(テン)月4(シ)日は、てんしの日だって?ふーん)


天使の日


闇の清廉さを
剥がされつつある
このゴミだめの街に
夜明け前
タワーマンションに灯る明かりへ
 ....
キリッとした
秋の空気に溶ける
甘い香りが
鼻を抜けていく

黄色信号のように
足を止めても

子供の頃から
知っている名前
惑星のような
不思議な響きが

美しいものを
 ....
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
(金木犀の花が軌道を舞い
秋の大気が生まれるところ)

遠く ....
うそみたいな
ねいきを立てて
みるく色の
おひさまのはーぷに
なでられて

しずかなおとが
きこえます
とおい とおい
そらの つまさきまで

「こんにちは」

 ....
 いつの間にか見ている

 声に鼓膜が引き寄せられる

 胸に広がる霞

 どうしてこんなに気になる

 すれ違うだけで ドキドキ

 気がついた

 今日が「好き」の誕生 ....
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?

天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです

祈る神 ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
鬼の頭に恣意的な物を感じ
旧石器時代にマユごもる私
恣意的な札ビラにも納得出来なかった
私は異常な差異を制御できず
植物が茂る秘境を目指した
「旧石器時代は植物相が豊かだったんですよ」と
 ....
なににも従わない
虹の入り口を知っている
あなた、

昇らないのは
透明な髪と透明な羽を持たないから?

吊るされた人の
子どものころから消えない孤独の性が
引き攣った泣き ....
家から見える瀬戸内海

時間、時間で変わる
その景色を見て育った

瀬戸内海の周りだけが
その場所特有の時間の流れがある

潮風の香りを感じると
何故か思い出が浮かび上がる
子供の ....
ここは高層マンションの上の階で
地面より空の方が近い
お気に入りの窓辺で何時も
ビルと空と飛行機を眺めていた
風がカーテンを揺らす度
私の心の羽が少しずつ伸び
ビルをすり抜けて
街を飛び ....
秋の、早朝の、爽やかなころ、
あえて、徹夜で、詩を書いてみたら、
こぼれおちた、言葉たちは、まるで、
珊瑚礁のように、真っ白なノートの、

深海で、輝いて、希望を、照らしている
あ ....
優しさの、
止まらない疾走に
目が回る

こころの上で掬い取られた
優しさはまるで
枯れ果てて茶色の種をバラまくまえの
向日葵の花びらを枯らした姿で
花としては終わり果ててい ....
真っ赤に群れて咲くけれど
派手でも情熱的でもない
それを人は愛でる

太陽は直視できなくとも
同じく空高くある
満月を喜びをもって
見上げるかの様に

曼殊沙華の彩る道を歩き
祖父 ....
交差点で君の香りがした
誰も視線が合わない
すれ違い
髪になびく風だけが交わる

そういえば今日は昼まで雨で
湿気でうねる髪に
ため息をついていた
路面の水溜まりにカラフルな影が踊れば ....
羽根さんの自由詩おすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
使えない男は- こたきひ ...自由詩218-10-10
選べない記憶- 佐白光自由詩5*18-10-10
数年に及ぶ- こたきひ ...自由詩1118-10-10
ホワイトタイガー- 鵜飼千代 ...自由詩14+*18-10-9
言い訳- 秋葉竹自由詩518-10-9
コトバ__/__言霊- beebee自由詩15*18-10-8
感極まって泪- こたきひ ...自由詩318-10-7
実験- 立見春香自由詩518-10-7
財布の中身- 服部 剛自由詩918-10-6
まみれる- はるな自由詩1218-10-6
よるの匂い- 犬絵自由詩818-10-6
海辺のレストラン- 夏川ゆう自由詩618-10-6
そう言えば俺は- こたきひ ...自由詩218-10-6
あいたい- 秋葉竹自由詩418-10-5
波兎の石塔- 田中修子自由詩11*18-10-5
天使の日- 秋葉竹自由詩1018-10-4
金木犀- ミナト ...自由詩318-10-3
憧れ・続- ひだかた ...自由詩13*18-10-3
あさに_おわる- 唐草フウ自由詩12*18-10-3
「好き」の誕生日- 佐白光自由詩3*18-10-3
傷、ナイーブな生(なま)- 秋葉竹自由詩818-10-2
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
秘境を目指す- 間村長自由詩6*18-9-30
希望の国- 秋葉竹自由詩618-9-29
瀬戸の時間- 夏川ゆう自由詩818-9-29
留守番- ミツバチ自由詩318-9-26
秋の心- 秋葉竹自由詩718-9-26
優しい疾走- 秋葉竹自由詩1018-9-23
先行くトンボ- しょだま ...自由詩118-9-22
君の香り- ミツバチ自由詩418-9-22

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