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がおがおやって居ると
先生のビンタが飛んで来る
ここは深い森で
獣の香りが匂って来て
辺りには静寂が漂う
探検隊の隊員は気を引き締めるために
がおがおするをの止めた
先生と呼ばれて居る
 ....
心を研ぎ澄まし
硬く
固く
堅い
爆弾のような石 / 意思 を
ここに置いてみよう
少し離れて見ていると
バンッと
爆発しないかな

丸い石
角張った石
欠けた石
 ....
三日前、一度だけ会った新聞記者が
病で世を去った
一年前、後輩の記者も
突然倒れて世を去っていた
彼の妻とは友達で
今朝、上野の珈琲店にいた僕は
スマートフォンでメッセージを、送信した
 ....
うねる雲を見ていたら
わたしは私でなくなっていた
わたしは流出して溶けてしまい
涼風とともに雲をかき混ぜていた
いつの間にか落ち込んで、本棚の隅に引っかかっていた文庫本を見
つけた。手に取って頁の目地に溜まった埃を払う。

金沢市片町1-1-23 07**−61−7950

古い住所のその ....
事故の多発する交差点では幽霊の類いがよく浮游している
突然の事故に、命を落とした奴等ははいつまでも死人を受け入れないんだろう


どうにもならないのにさ
この世の中から離れられずにいるんだろ ....
涼やかな風が吹いている
寂しげな曇天に包まれて
秋の気配が漂っている

僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る

君、ぼくたちはどこから ....
やさしいかぜがふいている
たのしいおんがくもながれている
ぼくはどこへゆくのだろう

せいしんろんがきらいで
むぎのほのようにじゅうじつして
街が明かりを失った夜
星々は本当の輝きを見せた
どんなに悲しい理由でも
それは純粋に美しかった
便利さと引き替えに
手放してしまったものが
便利さを失った時に
わたしたちを慰めてくれた
 ....
九月になったら
もう
その話は終わりですか
大きな嵐がやってきたので
今はそのことで精一杯ですか

そんな風にして
歴史は錆びついていくのでしょう
その時代を生きてきた人たちが
一人 ....
あの時代に街を彷徨う男は
夜の気配のする街角で
剣玉を所在なげに操る
夕暮れの街灯の下
足を組んで剣玉する男一人

街灯から降り注ぐ
まやかしの光の粒は
ぼーっとした色を男に与え
髪 ....
転がり落ちる球を見ていると
途中で坂を下っているのか
坂を登っているのか
見ていて分からなくなった


見上げると
秋の光があって
黄色い光が踊っていた
自分の人生を想う


 ....
時には、夜のドアを開けて
静かな世界を照らす
月を眺める
秋の宵

――あなたのココロの目に視える
  月の満ち欠けは?

日々追い立てられる秒針の{ルビ音=ね}から逃れて
やってき ....
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています

何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
背後霊の手は長く
千手観音よりも多い
ただ
多ければ良いという
ものでも ない

人間の役に立つのは 人間の手と同じ数
つまり 二本の手がもっとも便利
背後霊にもイカのような触腕がある ....
僕のちいさな時間をかえしてほしいんだ
双眼望遠鏡に閉じ込められたほんの僅かな視差を

星雲の光年には追いつけやしないけれど
僕たちは自分のひかりの速度をもっている

パラダイスには遠いが自 ....
いつもの日常は
新しい朝から始まる
何もかも新しく感じられる

お決まりの喫茶店に行き
お決まりのコーヒーとサンドイッチ

陽差しが心地良い
朝の涼しい風が
良い気分にさせる

 ....
みんみん蝉の鳴き声が
ギラつき始める昼下がり
私は君に沈み込み
君は私を受け入れて
二人は一つに溶けていく
天蓋が開くのを待ちながら
苦痛と陶酔入り交じり
骨の髄まで溶けていく
――誰もが探しているものは何?

ふり返ればずいぶん
{ルビ流離=さすら}ってきたけれど

――わたしが探しているものは何?

  青い光
  ヨコハマの
  青い光

それは観 ....
どんなことでもとまでは
言わないけれど
大抵のことは忘れられる

だからひとは生きていける
他人の人生
他人の人生
他人事
痛くもなければ痒くもないよ
本音を言えばどうでも構わない

問題は
俺の人生
俺の人生
俺の事
滅法痛いし痒くてたまらない
弱音を吐きたい
自分 ....
少しはましになってきた
入れ食いもある
消滅の魔法は封じ込められたが
詩魔法は健在で
腕に予審判事が絡みついて来ても
泡で撃退できる
治る目途は立ったのだ
白い巨塔が私にクスノキを切らせ ....
台風が過ぎ
半開きにされた窓の外から
みんみん蝉の鳴き声
沸き起こっては
濁音となり溶けていく
熱射の夏、時の沈黙
銀河系の旋回する音が聴こえる
ベッドの上で 日がな一日過ごしては

 ....
覚悟は何もできていない。
いっぼ一歩忍び寄って来ているに違いないが
覚悟は何もできていないんだ。

如何に老いても生への執着は剥がれて落ちないし
性への執着もまだ並大抵ではないのに
更年期 ....
ムンクの『叫び』の
なかの少年(と、信じたわけです)を
自分自身だと感じ、
だから寂しくなった、とある日本の少年が、
その絵と詩人の中也をリスペクトするあまり、
いっぺんの詩を ....
私は詩人でもその類いでも有りません
ただ単純に自分は此処に存在しているんだと
生きているんだと
言葉を文字に文章にして
他者に知らしめたい欲望を充たしたいだけです。

それは込み上げて来て ....
月が満ちても、
暗闇を抜け出した
明るい夜であるはずであっても、

かたつむりが、
紫陽花の葉っぱに液をすりつける
雨の夜は、
けっして、月が見えないジレンマが
山頂より流れ来る白 ....
愛とは何だと
皮肉屋のきみはぼくに問う

愛することは
見境をなくすことではないかと
愛することは
自分を見失うことではないかと

ぼくは答える

きみは何も分かってない
愛する ....
落ちて来る、落ちて来る。訳も解らず否応なしに落ちて来る。真っ逆さまに落ちて来る。
地面に激突するまで落ちてきたから、その損傷の度合いは酷かった。

それが悪い夢なんだと気づいたのは眠りから覚めた ....
斧で木を切る少女の夢を見た
ノースリーブの白いワンピース
振り向きざまにわたしを見て
少女は霧散した
夢の中にわたしを置き去りにして
顔は思い出せないが
少女の目にわたしはどう映ったのだろ ....
羽根さんの自由詩おすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月と気分- 間村長自由詩6*18-9-22
爆弾を置く__/__きっと爆発する- beebee自由詩10*18-9-21
光の欠片- 服部 剛自由詩1318-9-18
わたし- ひだかた ...自由詩1218-9-17
片町書店へ__/__悪戯電話をして- beebee自由詩11*18-9-16
交差点では- こたきひ ...自由詩218-9-12
エコー- ひだかた ...自由詩11*18-9-11
- 梅昆布茶自由詩1518-9-11
星空ツイート- もとこ自由詩13*18-9-10
忘却- もとこ自由詩11*18-9-5
ケン玉- ……とあ ...自由詩618-9-3
転がり落ちる球を見ていた__/___立ち止まっていました- beebee自由詩13*18-9-3
お月見の夜- 服部 剛自由詩618-9-1
ラ・ラ・ラ族- るるりら自由詩22*18-8-30
背後霊が水を汲みに行く- るるりら自由詩7*18-8-21
ちいさな時間- 梅昆布茶自由詩1418-8-20
新しい朝- 夏川ゆう自由詩318-8-18
法悦- ひだかた ...自由詩518-8-13
言葉の船_―横浜詩人会六十周年に寄せて―- 服部 剛自由詩918-8-8
理由- HAL自由詩3*18-8-3
他人の- こたきひ ...自由詩218-8-2
クーラー- 間村長自由詩518-7-31
入院生活- ひだかた ...自由詩918-7-31
覚悟は何もできていない- こたきひ ...自由詩418-7-31
ムンクの『叫び』を少年は叫んだんだ- 秋葉竹自由詩618-7-31
今朝は- こたきひ ...自由詩318-7-30
_月も滴(したた)る- 秋葉竹自由詩518-7-30
果実- HAL自由詩3*18-7-29
空から- こたきひ ...自由詩118-7-29
転寝- ただのみ ...自由詩8*18-7-28

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