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それを好き好んで
夕刻うつろうものを
真っ直ぐな目で
追おうというのに

いまからでも手に入る
黄金の果実を
手に入れないし
探さないし
その存在さえ
感じないというのに

出 ....
結露が零れて
四季を忘れていたことを
思い出す
煮詰まった思考から直視しか
成らない耳鳴りのように

雑音のろ過を辿る ハッと思い出す太陽からの
折鶴 息の白さ

師走に敷かれ ....
皮をむく
リンゴの皮をむく

指の皮をむかないように
さびたナイフでむく

リンゴの皮を
細く永く

丸めれば
染色体のような
人の形になるような

真新しい
乳母車に ....
たとえ巨万の富を積み上げても
不老と不死を買い上げる
事はできない

スーパーマンでも
スパイダーマンでも
ウルトラマンも
仮面ライダーも
勿論、金八先生も
そこに容赦なく老と死の明 ....
昔の番号に電話する
トゥルルルルルルトゥルル


深夜1時
折り返しの点滅
川は切り立った山肌に沿って流れていた。
夏になると近隣の子供らが集まって水遊びした。炎天の空の下。子供らの歓声が山あいにこだまする。

山肌から突き出た岩の周りはかなり深くて、自然とその辺りが子 ....
最も必要なもの
周りにはいっぱいあり
気づかないようで気づいている

宇宙から絶え間なく降り注ぐ愛
無くなることはないと知っている

愛は何に対しても
温かく包み込んでくれる
その温 ....
もうきすしたい冬なあ覚えているかいむかちで真つ白なこころのいく先はいつだつてかなしみの真つ白な翼がなくてはいけないところだつたからふたりはいとくの真つ白な翼を生やしよごれたあきらめ渦巻く風吹く迷宮 .... リビングで
回遊している銀の魚は

言い出せなかった言葉の群れ

怠惰な午後に
ゆらゆら

なんて美しいのかしら

この沈黙は
(慟哭)

世界に影を落とした優しい諦めを知らないで惨めな豆腐の角はたいせつに磨いたアクアの舌。はもうないけど人狼の夜は深く更けゆくばかり火の鳥を知らない?

(うそ。知っている。)

悲 ....
疲れた心のためにインスタントコーヒーを一杯いれる

僕は悲鳴こそあげないが
なんだかいつもテンパっている

60〜70年代に掲げた自由ってなんだったのだろう

敵はいないし仲間もいない
 ....
めざめると同時に 自由の女神になっていた
すっくと立ち 右手を挙げ 情熱の象徴を高らかに天に示し
頭の中に声が響いていた「走れ!」

いや、ちょっと待て 忘れられないぢぁないか あの家の ....
走れ! 寝台の上で瀬死に横たわっていた
虫のように息をしている

何人も神にも仏にもなれない
死人にしかなれない
死人にしかなれない

死人以外になれない

冬の夜は寒くて
冬の明かりは冷 ....
シルエットは幻想を
発たせる

砂丘をゆく
裸体

寝返り
振り返る未来

 ザクッ、ザクッ…

足跡のない過去
感化されようとは
思わないが

あの目は純粋なのです

どんな幸福を
謳う人のそれよりも

憑かれた目
最近、寂しいところが少なくなった

宅地開発が進み畑はなくなり
無人化した団地は壊され
樹木は切り倒され、インフラ工事は進み
ホームセンター、リゾート・ラドンセンター、
24時間営業の店、 ....
いい意味で
伏流水は川底を
映すのであろうか? 

その顔面を
嗤う筋筋を
詩は朝食前に書いている
夜が明けない前に起き出して

詩は出勤前に書き上げる
汚れた水を絞り出すみたいに

私が私であるためには
どうしても詩が必要だ

理由はわからない
たとえ解 ....
我が家には猫はいない
何の動物も飼っていない

隣の家の猫が
我が家によく遊びに来る
優しい性格の三毛猫

いつものように庭で寝ている
撫でても起きないぐらい

安心しているようで ....
詩を歌う人は月が好きなんだなぁ

分かるよ

こんな身近に
夜空にたったひとつ
あんなに美しくて あんなに悲しいものは
そうあるものではないからね

僕もその一人
貴方もそうなので ....
十匹めの
熊を抱いて眠る
波寄せて ひいていく
ながい一瞬に

あらゆるものを天秤にかけ
そして
壊しました

抱いたまま ゆきます
壊れながら
熊たちの なき声を
眠りに ....
天使だって、
死ぬんだ、って。

それは、
凍りついた川の岸辺に
天使の肉体がたどり着いていた。
なぜか、
人が、
人の心を、
疑い、
恐れる、
荒野の街の、
夕間暮れ。

 ....
夜に想う
食べ物を想う 何を食べようか
酒を想う 何を飲もうか
酔いを想う 何の酔いか

夜に想う
生活を想う 生きなければならないから
人を想う 死にたくないから
未来を想う 生きて ....
ああ、できれば
わたしだってもっと若いころに
もっと感性ギスギスしていたころに
こんな風に
詩作とか
おこなっていればなあ

学校にだって
通学路にだって
いきつけの本屋にだって ....
呼ばれたむかし
そんなことも
なかったけれど
なぜか
悪者と
呼ばれていたわけは

わからない

わからないけれど
みられる熱い
まなじりだけは
ほおを刺すように
感じら ....
曇天の下、

足早に通り過ぎていた街並みが

ぱたんぱたんと倒れ出す

書き割りの如く呆気なく

次から次に倒れ出す

後に残っていたものは

果てなく続く大地のみ

俺は ....
黙って手の指を見つめる
いかにも繊細すぎる指が伸びる
まるで毛細血管のよう

心も考えも何もかもが細かく
脳のシナプスのように連なる

見えない何かに怯え
聞こえない神の声もキャッチす ....
南の空に黒雲が立ち込める
殴り倒したい怒りに支配されても
沈黙し自分を責める

こころ

根底に潜む憤り
怒りが俺を蝕み
死をもたらそうとする

西の燃える空に
最期の三日月が突 ....
外は曇り空
親指の爪が伸びている
じっと見つめる

この歳になっても
相変わらずの不器用もの

若者をみて妬んだり
羨ましいと思う

雨音の予感がする
恵みの雨の予感がする

 ....
羽根さんの自由詩おすすめリスト(429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
笑って。《改》- 秋葉竹自由詩618-12-9
結露が零れて- 朝焼彩茜 ...自由詩11*18-12-9
だいなし- ナンモナ ...自由詩4*18-12-9
巨万の富を積み上げたら- こたきひ ...自由詩118-12-9
メッセージが3件あります。- mizunomadoka自由詩818-12-9
川の底を覗き込む- こたきひ ...自由詩618-12-9
必要なもの- 夏川ゆう自由詩218-12-8
おねすてい- 秋葉竹自由詩818-12-8
背中- ガト自由詩6*18-12-5
慟哭の夜- 秋葉竹自由詩918-12-4
インスタントコーヒー- 梅昆布茶自由詩1118-12-3
よしっ。いや、ちょっと_マテ。____- るるりら自由詩14*18-12-1
よしっ- るるりら自由詩5*18-12-1
冬の夜は- こたきひ ...自由詩418-11-30
通り過ぎる幻影- ナンモナ ...自由詩4*18-11-29
感化- ナンモナ ...自由詩5*18-11-29
寂しいところ- あおいみ ...自由詩818-11-24
綺麗な湧き水- ナンモナ ...自由詩4*18-11-17
私が私であるためには- こたきひ ...自由詩618-11-17
隣の家の猫- 夏川ゆう自由詩318-11-17
- 小卒自由詩918-11-16
熊を抱いて眠る- はるな自由詩12+18-11-14
少女は、荒野をめざす(風塵《改》)- 秋葉竹自由詩1018-11-14
夜に想う- 小卒自由詩318-11-14
感性ギスギス、感性ズキズキ- 立見春香自由詩618-11-13
流星の涙- 犬絵自由詩1118-11-13
大地- ひだかた ...自由詩1218-11-12
手の指- あおいみ ...自由詩6*18-11-12
血の空- あおいみ ...自由詩4*18-11-12
書きなぐれ- あおいみ ...自由詩5*18-11-12

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