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砂浜に辿り着くと私は
必ず目を閉じる
波の音を聞く為に

どんなに凪いだ海にも必ずある
怒りを鎮め
後悔を慰めてくれる波音

共に訪れた人にも
私は勧めて目を閉じた
どう?と聞いた ....
鈍よりとした黒雲は流れて
幾分晴れ間が見られたが
風はより冷たく強く
冬枯れの並木道の両脇は
前日の雪が灰色に汚している
僕は両手を不自由にされ
時々両足を中に浮かせては歩いた
暗イメー ....
真っ赤に群れて咲くけれど
派手でも情熱的でもない
それを人は愛でる

太陽は直視できなくとも
同じく空高くある
満月を喜びをもって
見上げるかの様に

曼殊沙華の彩る道を歩き
祖父 ....
片想いが
自分を子供扱いした
あの夏祭りの思い出は
今も私の胸にある
悪友たちと
冷やかした出店の先に
同級生の君はいた
大人びたその浴衣姿は
いつまでも子供でいたい
私の心中を陽射 ....
おじいちゃんと
LINEを始めたのだけれど…

おじいちゃん…
『「りんご」はい次は「ご」!』
って…
唐突にしりとりを
始めたかったわけじゃないよ僕は…
送信した「り」は
“了解” ....
先生今日もジャージ?
そろそろ匂うんじゃない?
彼女に洗ってもらってる?
いないんだ~だっせぇ~
今度私が洗ってあげよっか
うそ~冗談~って
偶にはスーツ着て来なよ~
どうせ似合わないだ ....
もう一年が経ちますね
文通の始まりの季節が
花水木の頃でしたから

一日たった三行の文通を
提案してくれたのは
あなたの方でしたね

そうでしたね
気が短いので次の便りを
待ちたく ....
羽根さんのしょだまさしさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海の音- しょだま ...自由詩319-1-29
ニット- しょだま ...自由詩219-1-15
先行くトンボ- しょだま ...自由詩118-9-22
夏の思い出- しょだま ...自由詩5*18-7-23
ジェネレーションギャップ- しょだま ...自由詩5*18-6-11
花瓶- しょだま ...自由詩218-6-10
ハナミズキ- しょだま ...自由詩6*18-5-19

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