「アホウ」
「アホウ」と鳴くカラス
青い空に突きでた
電信柱のてっぺんで
僕に言っているかのように
視線を合わせぬその目は
僕を哀れんでいるのか

君に同情されるようじゃ
情け無いば ....
空に

青い 空に

雲をかきわける 空に

朝の光で全身を染めた 空に

オレンジの夕暮れの 空に

覆いかぶさる灰色の 空に

ただ ただ 
ただ ただ 空に

透明 ....
私は大丈夫をいくつ届けたのだろう

透明な彼女は
今にも白い光の中 消えゆきそうだったのだ
”四六時中”は彼女のそばにあるけれど
重い闇だったと泣いていた
透明な手足をうんと伸ばして 世界 ....
「その日 私のお尻は奪われた・・・」

直腸内視鏡検査。
胃カメラはメジャーですが これはあまり知られていません。(私も知らなかった) 直径2cmほどのカメラのついたケーブルを 口から入れるか「 ....
         目を閉じると遠い
         なにもかも



         くるまの行き交う音が波音のようで
         ぼくをここからひきはなす
  ....
この世界は 明日終わって
僕も君も 塵屑となるんだ

心の奥では慌てて
不安を隠せないでいたとしても
通り過ぎてゆく人は 皆

平然とした顔で歩いている
ただ 皆
 ....
 僕病院エッセイはもう書かないと言いました。でも、病気とは直接関係が無いので書こうと思います。

 僕のベッドの隣。アニキが退院した後に来たおじちゃん。どこぞの会長さん。毎日スーツを決めた、とんが ....
        舞い散る雪はどれも均等に白く
        ぼくの体温を盗むほど 冷たい

        吐く息は白くて、
        ぼくを付けてくる足跡すら白い
     ....
残念でした。もう少しだったんですけどね。ほら、あなたの回答にはひどくムラがあるのです」

市役所が募集した屠殺係の試験に落ちた
受験者はどれくらいいるだろう
市民グランドに学校机が6つ
その ....
自分が死ぬの怖いからって
人の尻を何か書類で叩いて、殺させてもな

そんなの相手にしてられないが、だからといって俺だって
毎日何かを殺しじかけ
だからな、だのにね、殺したくて、生かしておく、 ....
そうですね
貴方の言うとおり成す術も無い子供です
そうですね
貴方の言うとおり常識の無い人間です

だから
どうしたというのですか?
それを
個性とは認識できないのですね
たんに
 ....
きみは

ぼくたちがきちんと

ちきゅうにあしをくっつけていられるのは

くつのおもみのおかげだ

ってことを

しらない

ためしにくつをぬいでみな

きみはふわわあ ....
さっきまで
ともだちと遊んでいたのに
気がつくと
周りには誰もいなくなっていた

薄墨に暮れていると
むこうから
母が サンダルばきで
必死に走ってきてくれた


家へ帰る 道す ....
目の前で死にたくないって言った人がいた

目の前でただ泣いた人がいた

目の前でしょうがないって 苦笑いした人がいた

目の前で二日徹夜だよって 疲れた人がいた

目の前で転んだ人がい ....
    たぶん一瞬だということはわかっていた
    それはマスメディアによる知識かもしれないし、本能的なものかもしれない


    きみが憎かった
    理由はいつの日も単 ....
今日は「先入観」について少々・・・

選択というものは 本来 あれこれ考えてするものなのでしょうが 実はそれよりもはるかに多い選択を私たちは無意識のうちに行っているわけです。それを大きく左右する要 ....
狂ってしまうと、あなたを
愛する草、風、鉄橋が散らばる中で

わたしは何もない
なにもない
なにもない
ためらいも勇気も
恥も

釣りをしている人がいて。

何もないことをくぐる ....
 よくよく考えてみると、男のトイレというのはなにやら迫害を受けているような気がする。小便の場合は、トイレへ入れば誰にでも見える便器に向かって用を足さなければならないのである。
 日頃、どのようにかっ ....
できなかったことばかり書いたやつの感想に
やさしいですねともらいました
やさしいですよと答えましょうか
月曜日に滑車が回り出して押し出され
火曜日に半分寝たまま準備をして出発
水曜日に到着して見上げると青い空
木曜日に煙と風がやってきて
金曜日に夜になる
土曜日にあいだを見つけて寝転がって
 ....
私は怒りを押し殺し
私は悲しみを隠してる
見せたくないから

弱い場所だから
醜い姿だから

私は感情を殺そうと首を絞め
感情も私を殺そうと私の首に指を絡めて

ゆっくりとお互いに ....
僕 鬼はやらないよ
僕 隠れている方がいい

僕 呼ばれても返事しないし
僕 うまく隠れるもん

「君!お尻が見えてるよ!」

「えっ!ほんと!?」

「みーつけた・・・」

 ....
交差点で白いす・うどんに呪いをかけている
たくさんのうどん屋の店主
ただひたすらに紙を排出する事務機器の前
笑いすぎて釣り合いがとれなくなった僕の右と左側は
吸い込まれていく 具の ....
             ぼくの短い両腕じゃ
             半円だって描けない


             手をつないで欲しいんだ
             き ....
一日の終わりに
シャワーの蛇口をひねると
十二時のひずみから
しずくが落ちる
窓枠の
カタカタ
と鳴くのもよそに
通り過ぎたのは
秒針で


洗いながしたのは
遠い遠い
約束 ....
卵鞘を尻にぶらさげて
わたくしは台所をうろうろしている
交尾した記憶はないので
卵鞘に包まれた卵は無精卵だとおもうのだが
卵鞘の内部からは
なにやら声がきこえるのであった

ああそういえ ....
要るもの、
要らないもの、
要るもの、
要らないもの、

ねぇ
そこの、おにいさん

要らないものを別の誰かが
要るもの、
要らないもの、
要るもの、
要らないもの、

ね ....
床屋から戻ると少年はいつも
美しい母の鼻先に
散髪したばかりの頭を近づける

あら、大人のいい匂いね

それでも早めの夕食が終われば
母は仕事へと出かけていく
男の人のもっといい匂 ....
盲目であることを知った

ふと
砂嵐の画面に吸い込まれた

夜通し泣いたら疲れて眠ろう

朝には
全部忘れているだろうが

当たり前に 夜は来る

僕はただ
真夜中の中間点が ....
 
「痩せたけど変わらないね」
いつの間にか 貴方が目の前に立っていて
そう言うから ぽろぽろ弱い涙零れてきて
微笑んだ貴方の顔が見えなくなる
思い出は何もないふたりなのに
涙の零れる訳が ....
月山一天さんのおすすめリスト(583)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
阿呆の空- LEO自由詩5*04-11-30
空に- Tシャツ自由詩3*04-11-30
透明な彼女- たちばな ...自由詩7*04-11-30
病院体験談_その1- ベンジャ ...散文(批評 ...2*04-11-30
vague- アルビノ自由詩404-11-30
——見ていたい- 「ё」自由詩104-11-30
大人の味- Tシャツ散文(批評 ...4*04-11-29
NATURAL_COLOR- アルビノ自由詩6*04-11-29
屠殺係大募集- 初代ドリ ...自由詩21*04-11-29
いくさナラヤマ考争- 石川和広自由詩1*04-11-29
言分- HEDWIG自由詩5*04-11-29
おいしいコーヒー- ピッピ自由詩704-11-29
帰路- 青色銀河 ...自由詩404-11-29
僕にできたこと- Tシャツ自由詩2*04-11-29
本当は「きみ」とも呼びたくないけど、- アルビノ散文(批評 ...604-11-28
先入観について- ベンジャ ...散文(批評 ...4*04-11-28
はじらい- 石川和広未詩・独白6*04-11-28
男とトイレと悲哀- 藤崎 褥散文(批評 ...11*04-11-28
二回転半- 半分自由詩2*04-11-28
一週間- 半分自由詩2*04-11-27
カクシツ- ふじわら自由詩4*04-11-27
かくれんぼ- ベンジャ ...自由詩6*04-11-27
す・うどん- たもつ自由詩9*04-11-27
Full_moon- アルビノ自由詩5*04-11-27
十二時のしずく- 望月 ゆ ...自由詩17*04-11-27
卵鞘のゆめ- 佐々宝砂自由詩3*04-11-27
フリーマーケット- 望月 ゆ ...自由詩4*04-11-26
ヘアー・トニック- たもつ自由詩1504-11-26
真夜中の中間点- ベンジャ ...自由詩4*04-11-26
クリスマスソング- LEO自由詩1*04-11-26

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