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あなたの寝息をききながら
椅子に座ります
滑り落ちてゆく夕暮れを
読みかけの本に挟んで
あなたの寝顔を
こそりと見ます
....
目を閉じると遠い
なにもかも
くるまの行き交う音が波音のようで
ぼくをここからひきはなす
....
舞い散る雪はどれも均等に白く
ぼくの体温を盗むほど 冷たい
吐く息は白くて、
ぼくを付けてくる足跡すら白い
....
たぶん一瞬だということはわかっていた
それはマスメディアによる知識かもしれないし、本能的なものかもしれない
きみが憎かった
理由はいつの日も単 ....
ぼくの短い両腕じゃ
半円だって描けない
手をつないで欲しいんだ
き ....