アフリカ西海岸
港町 Freetown

片足のない子供達のサッカーチーム
瞳はダイヤモンド以上に輝いている


鉄鉱石
ボーキサイト
ダイヤモンド
カカオ
を産出する
 ....
このごろ
お腹がきゅっとなる
部長の顔とかじゃなくて
君のこと
ふと考えると
きゅうっとなる

腹薬


このごろ
の腹薬は赤とか黒の丸薬ではなくて
飲むと不思議と落ち着く
 ....
赤とんぼ食堂の他人丼の味と
裸電球の熱は変わってなかった



そんなことで
たったそれだけのことで
さんざん無理して
気付かないふりしてきた僕が
すぐそこで笑っている
淋 ....
何年ぶりかに訪れた町は
道路が広げられ
いくつもの大きな店が並び
駅ビルもすっかりきれいなホテルになって
僕の中の地図はすっかり
すっかり塗りつぶさなきゃ
いけないのだろうか
塗りつぶし ....
夜を

数え上げたらきりがないし
眠れない夜は全てそうだったのかもしれない
と思うぐらいなのだけど

右の握りとそっくりな人に出会って驚き
その日のうちに確かめた朝
ほどに ....
届かなくなったんじゃなく 
手を伸ばさなかったんだろう

今じゃスーツにネクタイ
ボヤくことが癖になっても

振り返れば置き去りの夢が
今でも僕に笑いかけている


 ....
ひとつの恋やひとつの季節や
その移り変わりのたびに
ひとつのうたをうたう

あなたのうたは
あなたの心を解放してくれますか
それとも
縛り付けられたままですか

その合間 ....
「1r」

いくらがんばっても
lu, lu,  lu, lu,   lu

そのくちもとへ



「2r」

わたしには
ぉろしあ人の血が混ざってるのよ

と言って出 ....
 

君が見ている
みんなぐるぐるしてるその中で
ひゅーん 
ってキリモミしてるのが
僕だよ
僕なんだよ
あれが僕なんだよう

いや
そうじゃなくて
やっぱり僕は
明日もぐる ....
世界の偉い人達が 島に来た
この国の偉い人達は おおわらわらしい
島の偉い人達は 自慢げで 
でも
愛する僕の家族は いつも通りだった

島にとって 大切なものはなんだろう
この ....
   


石鹸のにおい
休み時間の度に手を洗っていた娘がいた
両手で水をすくい
端からこぼれ落ちるところから飲んでいく
こんなふうに
僕の書く文章なんて
いつも隙間だらけの言葉足ら ....
豚のバラ肉は皮を剥がずに
毛は焼いて処理をする
大きな鍋にお湯をわかし
皮、たっぷりの脂身、少しの赤身のバラ肉を
どぶんと入れる
一時間ほどことこととして
お湯を別の容器にあけ冷蔵庫にいれ ....
  

大学時代のテキストの隙間から
色の褪せたチケットが
半券も切られないまま何年もそこに
「ところでそのコンサート」
と相方がつぶやく
そう
このコンサートはとてもよかったらしいね ....
   


ふ?

{引用=ふ

           と

                   ふしぎ
                     ふかし
           ....
   


まだ公園も整備されてなくて
材木置き場で資材主の目を盗んで遊んでた頃
もうお家へ帰ろうかという時間に
畑から帰る吉じいは子供達を集め
動物の真似をさせては
これは猿の薬、こ ....
って言ったのは
    懐かしかったからだよ


おっぱい大好き
って人を前にして言うのは
確かに恥ずかしいこともあろうが
それは別に恥ずべきことでもなく
男も女も関係なく
哺乳類全 ....
すぐにテレビ番組の真似をしていた僕らには
ほんとに魔法が使えたのだろうさ
まさみちゃんは七色のクロトンの枝を折って
くるり くるり と回して
スペシウム光線をかわし
ついでに みんな ....
{引用=

夢 やぶれ
    て 帰途

どこからか
いしころ一個の
うなり声}

       んんん ん
 
           ああああああ

        ええ ....
  


とうさん


せんせいのおはなしには

ぼくらでてこなかったね


ぼくやまねこさんのように

どんぐりのさいばんしたかったな


くらむぼんみたいな友達ほし ....
  


帯解寺の帰り道

奈良の盆地の五月晴れ

水田 若穂に 渡る風

あぜ道 道草 帰り道

生まれくるもの帰り道


生まれゆくもの帰り道
   


 ....
ぐーをにぎってみる
ぐーでおしてみる
ぐーでどついてみる
ぐーでばいばい
ぐーでなでてみる
ぐーでないてみる
ぐーでぱーにかってみる
ぐーであいしてみる
ぐーでなみだふいてみる
 ....
   
三日月1号線は
全ての痛みを解いてくれる
ここではないどこかへ行ける
らしい
東に向かって走る
それだけで

僕は毎日のように
日常57号線を
行ったり来たりしているの ....
  


僕の獏

{引用=よく覚えちゃいないんだけどさ
ちっちゃい頃に獏を飼ってたんだよ
お姉ちゃんがアスピリンに過剰反応しちゃって
県立病院に入院してから
お姉ちゃんの見舞いに行 ....
たとえばぼくは月をうらんでいない星をうらん
でいない空をうらんでいない夜をうらんでいな
い昼をうらんでいない時をうらんでいない夢を
うらんでいない土をうらんでいない国をうらん
でいない ....
駅からちょっと斜め方向の
ひまわり商店街は
活気をとりもどすために
商店街の名前を
マシンガン・ストリート
に変更した

それぞれマシンガンと銘打った品を出す
ことにつき 


 ....
キルクルとスコットは僕の見える場所にいるはずなのに


忘れようとして忘れられるものは
そんなにあるもんじゃない
すぐに忘れることなんて別に忘れたくて忘れるわけではなく

キルクルはそん ....
 今年の鮎う ちっこおてえ、
 {引用= 夕方
 小さい頃から毎年聞かされてきた
 親父の秋を告げる声

 ここ数年は}
 空港工事で もう釣れんわいね
 {引用= と続く


  ....
歌うために作られた口が開きっぱなしだ
それもそうだろう
その目に映る多くの人達が
この街に生まれ来る子供達のために
何を残してゆけるのだろう 
なんてぐらい難しそうな顔をしながら
 ....
  

おとうさんと散歩しよう

サトウキビの畑の中を

夕陽が射していて影が大きく

落ちた

おとうさんと散歩しよう

ゴツゴツの手に引かれながら

なにも言わなくなっ ....
乙女温泉ボーリング会社の親方は

掘るのは名人

放るのは素人

乙女温泉協会とのボウリング試合ではいつも

ダブルスコアは当たり前

悔しいので

穴堀対決といきたいとこだが ....
AB(なかほど)(620)
タイトル カテゴリ Point 日付
大地に翔る未詩・独白204/4/25 23:23
狐つき[group]自由詩504/4/24 18:49
夕焼けのソケットさん[group]自由詩5*04/4/17 22:24
夕焼けのコロットさん[group]自由詩404/4/8 8:32
想像の右手自由詩404/4/2 6:29
考古学者になりたかった自由詩604/3/30 21:55
夕焼けのソネットさん[group]自由詩904/3/25 9:49
彼女の r の発音/魔法使いじゃないので自由詩3*04/3/15 14:24
たぶん、止まってしまったら終わりなので自由詩404/3/13 10:03
ニライ・カナイ(2000年、夏に思う)自由詩1004/3/12 16:41
夕焼けのカレットさん[group]自由詩804/3/4 7:46
リバウンドなんて怖くない!!ぼくら脂身探検隊[group]未詩・独白504/2/26 6:56
夕焼けのチケットさん[group]自由詩204/2/26 3:00
朝が来ない日はない [group]自由詩604/2/24 23:08
夕焼けのポケットさん[group]自由詩4*04/2/20 2:15
おっぱい大好き[group]自由詩604/2/17 15:10
夕焼けのコメットさん[group]自由詩5*04/2/16 14:00
民謡[group]自由詩404/2/13 0:44
豚の唄[group]自由詩22*04/2/10 13:18
水田自由詩504/2/10 8:24
ぐー で未詩・独白304/2/8 13:19
三日月1号線自由詩704/2/7 6:22
僕の獏、獏の僕自由詩904/2/6 2:47
ぼくは月をうらんでいない[group]自由詩2*04/2/5 8:08
夕焼けが足りない13(マシンガン・ストリートの少女2)自由詩1104/1/28 0:18
ハンチャンの神様自由詩604/1/24 14:22
キリコ遠く(改)自由詩7*04/1/23 2:56
オブジェ 「歌う男」自由詩404/1/22 15:47
おとうさんと散歩しよう自由詩304/1/21 12:38
穴屋自由詩204/1/17 0:31

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