やっつまわってうまれどしには
かざぐるまであそびます
ずっとずっとむかしから
そういうことになっております

まごたちが
ほうぼうさがしあるいてくれましたが
あいにく
アメリカいろの
 ....
水玉記念日

 カラカラリン
   と卒園式
 はじめてのさよならは
   カルピスの味



あまがえる

 雨、降ってきたかとてるてるぼうず
 雨、降ってきたよとへのへのも ....
 
架空少女事典

 あ から ん までの
 きみ のこと
 ろくがつ だけが
 かすんで る



水田

 帯解寺の帰り道
 奈良の盆地の五月晴れ
 水田若穂に渡る風
 ....
君の世界も僕の世界も
ある

それは
ここかもしれない
ここではないどこかかもしれない


ありをりはべりいまそかり

    あしたのためのむかばなし
    りくのさ ....
天の川      A train crossing
渡る列車     the Milky Way
         is
忘れられて    forgotten
         and has ....
清秋


空清しとは季語のみで
ここ数年は
雨や風の災いに心痛めたり
意味のない達弁に
うつむいてしまいたくなる
そんなことが多い

それでも
ほんとの清秋が突然にやってくると
 ....
鏡がくすんで歪んでる

そんな心持ちでは
何を見ても聞いても意味がないし

そうやって何でも言葉にするのも
間違ってる
間違っている

こんな風に
今日の俺もひどい顔で


 ....
鯵/秋刀魚 海鰻/甘鯛 団扇海老

沖潤目 鱓/石鯛 尾長黒

鯒/細魚 鮋/島鯵 目近鮪

夕陽焼 鼻福/眼福 鱈腹途
やさしいひとが
笑えない世の中で
山河に吠えている

一体何と戦っているんだ



言葉を交わせないひと
心を通わせ合えないひと
ひとつの世界しか見ないひと
ふりかえることのない ....
うつつわさはのくにのくにぶり


わさえ
いりのはのいり

ぬさえ
のまた のさのさ
げんせんじょうどん
いでんのあがりの
よこさ のさのさ

わささち
どさけさ
どさけ ....
潮目


 県庁跡の建物の中で期待もなく調べ物にと
りかかり、時間を待って香林坊に出る。そこ
はほんのひとにぎりの銀座で、渋谷で、新宿
でもあり、池袋の匂いを探して片町に流れる。
スクラ ....
おびとけでらのかえりみち
やまのべぼんちさつきばれ
すいでんわかほわたるかぜ
あぜのはなつみかえりみち


-----------------------------


1.のぎへ ....
はんぶん

例えば二分の一の確率だけ
の君がいる
それは僕かもしれない
ふたを開けるまで
どちらの君がいるのか
あるいは僕がいるのか判らない
もちろん半分だけの君と僕が
キカ ....
みほとけと
あかごとおにと
しがみっつ
きものひえるは
いずれかなかな



ぶんごうの
てつがくによる
ぶんがくの
おそわるふみに
まどろみのあい

うつつよ ....
それが蛍というのなら

それを蛍という人達が
優しい微笑で小鳥をつつむように
佇んでいる

それが蛍というのなら
どんなにか幸せな人達なのだ




ヤマホタルブクロ

じ ....
水無月:おかえりだけで埋まってゆく


二年振りに帰ったときには通夜はもう始まっとった
大往生や、ええ顔しとるやろ、せやな
いう声が ぽつぽつと
わしはなんでか涙もでえへん
ここ何年も口 ....
きみは
すべてのものに
ほんとの社会の窓を開け放つために
生きている


それを抑えつける
真実のない化け物たちよ
XYZ






{引用=即興ゴルコンダより}
それが
あと1ミリ
ずれていたら
君はすごい美人で


たぶん
出会わなかった




なんのいいわけだ

という君が
庭先の椋鳥に
こめつぶをあげている



 ....
🌸

さくら
まだか
はるまだか


🌸

さくら
さくな
まだちちるな


🌸

さくら
ちったか
 ....
💊

カプセル型の胃カメラ
飲みやすいように
納豆にしのばせたの

といつもの
間の悪い君だから
いとしい

胃壁なんかより
いろんな俺が映っちゃう
かもね

そんな ....
横浜ー川崎間で
君の顔が浮かぶ
とりあえず昨日は去って
明日がやってくる


間も無く「   」が通過します
間も無く「   」を通過します


どこから私ですか
どこから今日で ....
アフリカへと船を出すのだ
絶望の北風を帆に受けて

たどりついた先で

乾いた大地を潤すのだ
うずくまる彼の悲しみの雨で

そうしてぬかるんだ彼の足跡に
種を蒔いてゆくのだ

種 ....


 すっかり忘れてしまった
 さびしんぼうの夜が
 ひざをかかえていた
 翌朝
 鏡の中の目は赤かった





 すっかり忘れてしまった貘
 の夢を食べた僕の夢
  ....
あまりにも不器用な僕が
あれこれ考えあぐねて
かけることばもなく
まだうつむいている君に
差し出せるのはオロナインだけ

こんなときは
オロナミンのほう

その意味も判らないけど ....
戸走りに冬越飛蝗 奥間の灯


{引用=冬越し

この頃 冬といっても
僕の国や
何も知らない人達の国では
ギリシャ世界のアネクメーネのように
どんなに寒くても
明日への蓄えがなく ....
きのう
かわした約束を忘れた君のほうが
よっぽどまともなこころを持っている

ずっと
気づかないふりをしている
僕のほうがうそつきだ


晴れているかい
君のこころは

雲の隙 ....
  

それはずっと先かもしれないし、
もうすぐかもしれない
  


もうすっかり
といいかけてやめた
暖房は何時点けたか記憶もないけど
まだひざをかかえたまま
あの日が見えそ ....
🌨️

雪模様 左様ならばの鳥と号く
梅林の 振り向き坂へ 港の灯


🌨️

現世の 踏み跡もなし 雪々野
海鏡 雪降るげんろ 魂火の


🌨️

明日消えるはず ....
  
 
北の空さよなら言ってふりかえる
南へ行こうとつぶやいて

もう一度振り返るから 
梅の花にも似合わない如月の風



うつつ世の涙とけてく雪々に
歩く僕らの踏み跡もなく ....
🍎 頬杖 

{引用=言葉は心を越えられないこと知っているのに
心が言葉を越えられないとうつむいてみる
それが
林檎のように沈んでゆく}


🍎 なり損ねた夜

{引用=夜十一時過 ....
AB(なかほど)(620)
タイトル カテゴリ Point 日付
風色の記憶自由詩2*18/11/30 22:12
クロッキー 2 うるま自由詩4*18/11/26 21:55
クロッキー 1 美味しいお菓子のつくりかた自由詩6*18/11/22 23:25
be自由詩2*18/11/19 23:14
自由詩6*18/11/16 20:22
清秋自由詩8*18/10/27 16:12
鏡がくすんで歪んでる自由詩218/10/22 9:49
漁港俳句2*18/10/18 23:21
手袋はとってください自由詩518/10/17 20:27
はしっこのの村(改)自由詩4*18/9/27 20:21
自由詩11*18/9/22 17:56
のぎへん H30自由詩6*18/9/20 13:24
こころ はんぶん/ブルーノ/そらの自由詩018/8/1 12:48
かなさんど短歌3+18/6/4 23:46
フラグメンツ/ほたる自由詩318/5/26 19:09
Mississippi Blue自由詩118/5/24 12:37
社会の窓自由詩118/4/20 18:11
鳥渡(ちよっと)自由詩6*18/4/14 16:25
前線自由詩318/4/8 17:22
納豆と胃カメラ自由詩118/4/8 15:57
雨の日と月曜日は自由詩718/3/20 21:40
リア王を併合してどうするの自由詩118/3/16 20:56
クロッキー 3 脂喰坊主と九人の友達自由詩3*18/2/27 23:58
では、オロナイン自由詩418/2/14 21:57
雪どけ と(一)自由詩418/2/3 1:36
あれやこれやの言い訳ばかりで って自由詩6*18/1/29 21:12
暖房を何時切るか自由詩218/1/28 20:30
フラグメンツ/雪どけ 十七音俳句218/1/4 14:28
フラグメンツ/雪どけ 三十一音短歌217/12/30 0:58
落ちたりんごを拾うように (2017)自由詩9*17/12/21 17:35

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