口だけじゃんと言われても、何度も、何度でも





祈りを忘れてしまう夜がいくつもあります
誰かが亡くなったことを耳にしない日はないというのに

ハンバーガーを食べながら
我が ....
里山の風景
置いてきたもの
忘れたつもりの
うろこ雲

世界は
えまるじょん
溶けるものと
溶けないものと

愛したものと
愛したもので
愛するこの世を
生きてゆけ

 ....
ゆめのみかた
わらいかた
よろこびかた
しまいかた

わたしのしまいかた

いきた
たぶんいきた
だれにともなく
うつむかないで



わたしのしまいかた

さん ....
1

イカはものすごいとこまでも使えるらしい
と制服の君が言う
イカのものすごいとこというのが
君にとってどこまですごいことなのか
よくよく聞けば
イカの耳も使うとか


2
 ....
37

始まりの終わりと終わりの始まりの
僕は始まりを待てない
君は終わりを待てない

言葉は完全なものではなく
心も完全なものなんてないので
いつでも



38
 ....
25

さよならさえも言えない
あの人は
何と戦っていると言うんだろう

その瞳に映る空には

が見えない



26

どこまでも続きそうなきれいな道路を走る
ど ....
13

ぼくのこころは
ふ 
ってはずれて

べっくうさんやのほうに
ぷかり ぷかり
とんでった



14

喧嘩太鼓の音に
いくつもの魂がひとつになって
一際高 ....
1

不思議かい
それは君のノートが
白く見えているのと同じことなんだよ

つまらないかい
でも君が大切にしてきたこととそのはしごと
どっちが確かなことなんだろう



2 ....
1

毎年この日の夜には
上原君の星が話しかけてくるはずなのに
今年は何も聞こえてこなくて

見上げても光が揺れることもなく
なあ、もう忘れちゃうよ
と、小さく嘘をついてみた ....
1

コミケの意味さえも知らずに、そこでは生身
のラムちゃんが見れると聞いたのもので。中
味も知らない冊子を所定の場所にドンと置く
と、待ってましたとばかりに、とは言え、一
言 ....
391

  咲くな
      まだ散るな


392
そうしたら今でもって
僕らは僕らに戻って
月はまた月になる


393
えん っていうのかな
すぐに ....
オフェーリア
って誰って聞きながら
シャツを着る
君のことだよ
って聞こえたかどうか
ってぐらいの朝

唐橘って
何のことだよって
容プラ出しながら
悪い気には ....
その二枚か三枚かの舌が造る世界が
あなたには本当なんだとしても
私には無縁の世界で

{引用=窮屈そうな
言葉たちをほどいて
その向こうの空を見る

さよならさえも言えない
あの人は ....
大淀の 桜桜と 待ちきれず

江田の森 一位の赤も 待ちきれず

たらちねは うつむかんでと 言ひ残し

その花も 春待ちきれず 待ちきれず
31
そのときはじめて
おじいの顔つき変わって
おかえりいいうた気がした


32
なあんお前
それぐらいのボルト交換もでけへんのか
飯は喰ったんかいな


3 ....
頬杖が似合うようになったら
ここにおいで

贋物たちが微笑みかける

ごめん
まだ
もうちょっとだけ
真実とやらを見てくるよ



  ふりかえるな
  ふりか ....
1
そして今僕が見ているのは 
雲から降ろされる光のはしご
指から零れ落ちる


2
あの日の雨は
もう降らないのかもしれない
もう降っているのかもしれない


 ....
教授の息子は
父親の話す世界を
土を捏ねてひとつずつ作り
アダムやイヴのかわりに
幼いころから憧れていた
ネイティヴの顔を描いた

はるか

はるかの時の後で
ただ

言 ....
とうさんは
もちをいくつと
かぞえうた
くものかなたも
もうくれじたく

あきのかて
ながふゆじたく
たなだほし
まずまずのくれ
かぜもひかねば
せののびたすすきもかれてそ ....
くさかれて


くさかれて
 さきへさきへと
  かわりゆく
   れいわのさきへ
    てをのばすとき


きづいても
 つねにふたして
  ねむるよる
   のべのおも ....
造ったものを埋めようと思い
草原を掘っていたら
本物が出てきてしまった

その土偶に
隣のミヨちゃん
という名前をつけて
博物館に送った

ねぇミヨちゃん
僕は あといくつ
 ....
  

自由夫奈伊流自由夫奈伊流
如何尓毛斯久尓毛儂尓毛汝尓毛
如何程尓大人成流刀毛腮出弖尓而
山椒魚尓成良禮奴
自由夫奈伊流奈路於刀流
路於刀流路於刀流己尓言布刀流内波
尚自由夫奈伊 ....
くさかきわけて
さきへさきへそのさきへ


草かき分けて
先へ先へその先へ
変わり続けるか変わらぬか
令和のその先へも
手を伸ばす


気づいてしまったことに
常々蓋をするよう ....


あれっ、お客さんも嘘をお探しですか。うち
は元々まごころ屋なんだけどねえ。ええ、い
いですよ。お代の方は必要な時間だけ、お客
さんの寿命で払っていただきます。

軽い嘘、 ....
今日のK電車はゆれる
こんな日に限って
いつも以上にゆれてる
ゆれてなんぼなんやろか
ゆらしてなんぼやろか
こころは、こころは
かっくんって
こころが、こころが、
かっくんって ....
誰が作ったのか
何のため作ったのか
何故 贋物と判ったのか

話はつきないのだけれど
人形は人形
そんなに贋物よばわりされても
と照れ笑いをしているようで

  僕らの本物 ....
君が笑ってるなら
偽物でいいかと思う

君も偽物だったならばと
あお あお 
と子供のように泣いた

その涙も偽物だから
まだよかった

僕のことばが偽物だという
のなら ....
安全ピンなら安全ですから

早く抱きしめてあげてくださいと

好きな色のリボンを渡した



 
痛覚レセプタ

ちょびひげのおじさん、今でもフィルムの向
こうから笑わせてくれる。拳を振っている。
誰もの幸せのために戦っている。そのときに、
必ず痛くなるものをさらけだしている。 ....
幽霊、前世来世、

なんかはともかくとして

熱水鉱床に巣くう化学栄養細菌塊
ハオリムシ
共喰いし合うミズウオ
アンデス頂上に置き去りの少女のミイラ
一万メートル上空を漂う胞子雲
人 ....
AB(なかほど)(620)
タイトル カテゴリ Point 日付
口だけじゃんと言われても、何度も自由詩13*20/3/9 19:51
センザンコウモリ自由詩3*20/3/3 18:38
おぼろ自由詩420/2/26 19:54
Gastronomy club 1自由詩120/2/11 8:43
Physics Note 4自由詩220/2/2 22:15
Physics Note 3自由詩720/2/2 7:29
Physics Note 2自由詩3*20/1/31 20:44
Physics Note 1自由詩0*20/1/30 19:26
Astronomy club自由詩10*20/1/27 23:05
Egg-Lab-Mates自由詩9*20/1/24 21:07
フラグメンツ カタログNo.391~420自由詩4*20/1/22 19:51
OK自由詩2*20/1/20 23:53
鏡(回折格子、格子)自由詩3*20/1/19 8:16
待ちきれず俳句3*20/1/13 23:24
フラグメンツ カタログNo.31~60自由詩6*20/1/13 8:35
ミシガン・レリックス 4自由詩220/1/10 19:57
フラグメンツ カタログNo.1~30自由詩7*20/1/6 19:47
ミシガン・レリックス 1自由詩2*20/1/4 16:51
短歌119/12/25 9:02
くさかれて なにとなし自由詩219/12/21 19:15
ミシガン・レリックス 2自由詩6*19/12/20 21:18
山椒魚之万葉自動変換自由詩2*19/12/15 16:58
くさかれて自由詩219/12/13 7:34
優しい仕事、冬自由詩2*19/12/11 22:15
K電車自由詩3*19/12/6 7:46
ミシガン・レリックス 3自由詩10*19/11/30 14:52
偽物の光と影を借りにゆく(nested) 自由詩3*19/11/29 17:37
安全ピンなら自由詩2*19/11/25 0:22
あ、自由詩15*19/11/19 20:36
いまさら、孤高の学者をなぞってみる自由詩119/11/12 17:57

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