はるかあとおくうのお かぜのおむこおにい
きてきいのおおとのお

ちり〜ん



ゆうおじさんのリヤカーが通り過ぎる

ゆうおじさんのリヤカーには
ぽるしぇ
と書いて ....
  

もう自分の場所に
やすらぎがあるので
という理由で
前に進むことを停めた友へ


アガー整骨院は
久茂地交差点の近くにある
それは痛いという意味なので
痛くなったらおいで ....
{引用=赤ペンさんのバイトをしていた頃のこと
その日は小学校三年だか四年生の国語のテスト
の丸つけをしていた}
    いつものように今日もけんちゃんとけんかをして
    しまったわたしは、 ....
年中クリスマスの町でも
やっぱり雪が似合い
人々や馬車に踏みしめられた道路が
陽に照らされると
ドイツ風の建物が一層際立つ

そろりそろりと歩くと
あれもこれも
終わってしまったことば ....
試験管の中に
夕陽を詰めてみたりしている

幸せなときほど
言葉少なになって

おじいさん

人はみんな子供だったはず
だよね 

聞こえなくてもいいけど
僕もそこまでたど ....
晴れたら散歩しようね

いつの日か君の事が
まぶしくて仕方なくなったら
そこにはもう
ぷりちぃ・ううまんはいない
のだろうな

チャルメラや焼き芋屋さんなんか
の声が夜に響き渡ると
 ....
しめしめと
詩を書いてみる

なるほど
ひとりの夜にすることじゃない

ついでに曲などつけてみる
じゃかじゃ〜ん
ってさ

ふう
ふられた夜にすることじゃあない

って
こ ....
君からくれない空に
一番星

15年の恋で
僕の全ては君に滲んでしまった
というのに君は
11月からくれないになる
のだと言う
その時僕は忘れてしまうんだろうか
夢にも明日にも

 ....
秋になると
空きっ腹と
夜を更かして
ふるふると
する胸を抑え
りんごのような君へ
抱えきれない夜が
こぼれ落ちてるよ
りり り
秋になると
空きっ腹と
夜を更かして
こお ....
チグリス チグリス
ユーフラテス
もう日が
暮れたのかな


チグリス チグリス
ユーフラテス
新しい日は
昇るのかな


チグリス チグリス
ユーフラテス
バグダッド ....
まあ、まあ、まあ

作り笑いでなだめる
その中腰こそが
よっぽど役に立つ
世界平和のポーズ
そこから発射される光線で
僕らはみんな怪獣を辞めて
頭をポリポリと掻いてしまう
いや ....
  

県道沿いの金網ってのは
子供の足にはぴったりで
あまりにも登りやすく

ほら
足をかけてごらん
もう一歩登ってごらん
そう
そこから
思いきって
またいでごらん
それ ....
君のいなくなった十月がやってくる
と思い出したその日に
決まって雨が降ったり
風が吹いたりするわけではない
ましてや
今日もまだじっとりするような
暑さの残る日に
君の住む町も同じよ ....
なんの因果か
ガロイ先輩の手作り冊子を抱えて
汗をだらだら流して
どうせモノレール沿線ならば
もっとオシャレな停泊所とか
競馬場へと
ふらふらと行きたかったのだが
コミケの意味さ ....
竹竿の先に灯火をぶらさげて
小さな子から先にあぜ道を歩いて行く

ひと粒の米に
千もの神が宿っていた頃から続く火で
稲の葉を食べる虫を追い払う

のだと言うが
揺れる火はまるで
人魂 ....
 

つながっている
その声に
心がうつって


つながっている
指を絡めるように
ひとつのことばと
その隙間に


つながっている
瞳を
間近で見ている
ように

 ....
  

参道下の古ぼけた店で
岩魚の塩焼きを齧る
雨が降ってるので
ゆっくり と齧る


しらやまさんに降った雨は
百年後の加賀平野を潤す


その雨が
降っているので
ゆ ....
フラグメンツ


「明日
 海を見にいこうと思う
 君の花を持って

 **************

    「あっ 

     お客さんの まごころの花 の下取りもやってま ....
  

卒園式ではいつも以上に
園長先生のお話 長いね
と うちの子供が気にかかる
寝てはいないか
ちょっかい出してはいないか
そんな心配もなんのその
みんなちんまりと神妙な面もちで
 ....
  
  
どうして
こんなにも
遠くなってしまうんだろう


君の温もりの届かない場所へ
朝の
くうきを吸いに行く


そこにはもう

玉砂利の向こうで
手を合わせる ....
わかったよ
きれいだよ
初夏の中で

乱れてる
その心も
きれいに見える


咲いた 咲いた
紅く 紅く
  

全てが淡く見える程に
自分の彩りを見せつける

何のた ....
  
そういうの
 わかんない 

で済ませてしまいたいのだが
なかなかそうもいきそうにないので
ねずみっ鼻をつけて逃げる

とっとと捕まえてくれ


満月に君がニャ〜って鳴けば ....
月曜の夜はあまりにも長く
すぐにやってくる
その、ためいきの理由は
忘れた
ということにしておいて下さい
きづかないうちに染み付いた
ものですから


ちょうどあの夜
降っ ....
そこから先には進めないときがある
そのたびに思い出す風景があって
背中の方から温もりを感じながらも
とても不安そうな少年の瞳に

問いかけられた言葉

飲み込めないまま
風にも ....
言葉は心を越えられないこと

知っているのに

心が言葉を越えられないと

うつむいてみる


それが

林檎のように沈んでゆく




  
かんぬしまちの
おさななじみだったおねえちゃん
がみこさんになったとき
ぼくのこころは
ふ ってはずれて
べっくうさんやのほうに
ぷかり ぷかり
とんでった


  きれいだったん ....
あの日のことを言い出すと
きっと君は泣いてしまうのだろう
と思っていたのに
パーティーで久しぶりに見た君の顔はもう
もう
とっくにお母さんの顔で
ふと見えたその横顔の一点
の中に
初め ....
 ああ、そいつは俺の事だと思っていたのに。ふふん、
と猫が笑ったのが見えて、ああ、そいつはお前の事だと
わかった。お前のひとことにしびれた世界中の奴らが、
今でも夢の世界で揺らされているというの ....
  


まごころ屋が閉店になる
食っていけなくなったのではなくて
もう跡継ぎができたという

けれどこの町の誰も
その跡継ぎのことは知らない

まごころ屋は
壊れたオルゴールの ....
いつも
あたしが
気持ちよくなりはじめる頃に
ママ
ってつぶやく


いいこ
 いいこ

いいこ
 いいこ

瞳の奥に
夏の空が晴れるころ
そこにようやく
あたし ....
AB(なかほど)(620)
タイトル カテゴリ Point 日付
連音/夜を歩く[group]自由詩606/1/18 0:25
連音/ほうげんふだ[group]自由詩806/1/12 19:09
夕焼けが足りない 14[group]未詩・独白605/12/16 13:42
フランケンムース[group]未詩・独白105/12/13 14:22
しらやまさんのこと(7)[group]自由詩905/12/8 22:57
ぷりちぃ・ううまん未詩・独白105/11/3 11:21
この馬鹿野郎![group]未詩・独白205/10/31 17:12
カラクレナイ[group]自由詩305/10/31 17:08
空腹と夜盗[group]未詩・独白205/10/5 19:10
チグリス チグリス (エンキドゥは泣いている)[group]自由詩105/9/27 18:50
にせウルトラマン[group]自由詩6*05/9/25 6:45
空とフェンス未詩・独白105/9/21 0:20
草とフェンス未詩・独白605/9/19 18:49
夏コミ[group]未詩・独白605/8/12 19:55
しらやまさんのこと(6)[group]自由詩1405/8/6 0:27
連音/れのん[group]自由詩1205/8/1 0:07
しらやまさんのこと(5)[group]未詩・独白505/7/10 9:48
花を捨てに行く未詩・独白105/7/7 9:28
しらやまさんのこと(4)[group]未詩・独白605/6/25 17:23
しらやまさんのこと(3)[group]自由詩3*05/6/21 23:15
グラジオラス未詩・独白4*05/6/14 16:48
ねこみみ[group]自由詩205/6/9 13:31
月曜の夜[group]自由詩405/6/9 13:29
しらやまさんのこと(2)[group]自由詩1205/6/2 21:22
頬杖未詩・独白705/5/29 20:50
しらやまさんのこと(1)[group]未詩・独白705/5/21 19:02
Simi自由詩205/5/18 20:43
違法販売ことば屋さん[group]未詩・独白4*05/5/17 16:09
優しい仕事[group]自由詩505/3/28 22:52
母の登場[group]自由詩305/3/26 22:05

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