いつまでも紅いほっぺたのままではいられませんが
ずっと待ってる

ずっと待ってるって言ったけど
もうそろそろひからびちゃいます





即興ゴルコンダより
わすれそなこと
わすれへんて
ようゆうわ

ひらめいて
これやがなゆうて
さんぽやった


加速度て
正も負もあるんやな


わすれたいこと
わすれへんても
ようゆうわ ....
息子が初めて発した言葉は
ママでも、パパでもなく
はっぱ
    🍂

それでも伝わる
ことのはの世界へようこそ
ようこその
 
  🍂

   🍂
  
     🍂
  ....
台風と台風の間の
恋、じゃなくて晴れ

うつつとうつつの間の
夢、じゃなくて今日

ソナタとコナタの間の
溝、じゃなくて呼吸



日々、間が悪いと言 ....
  下りに乗ってしまえば
  あの日の二人が見える
  ような気がする

  けど
  いくら待っても
  そんな電車は来ない


  新宿でも、小金井でも、
  君の声が聞こえた ....
6月23日

  このからだのなかに
  ながれているものが
  うそ
  にならないように
  てをあわせます



また、6月23日

  ことしも
  まだなんとかひと ....
猫と月は
もともとおさななじみなのに
とおく離れてしまって
それでも
月の胸に猫の痣があるように
猫の瞳に月がいる

ぼくがおきているあいだは
そっぽ向いてるのに
眠りにつくころ
 ....
顔を持たない彼らと僕らが

今朝から
新しい顔で手を振る

ほんとの顔を
ほんとに忘れたのか

その手の振り方


{引用=賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく
 ....
ここほれ
と背中がつたえてくる

今のお前の生き方
じじばばに見せてやると





{引用=即興ゴルコンダ より}
魂、魂、降て来よ

何を考えているのかわからない
と言われる
ならばわからないままでいい

言葉じゃなくて
伝わること
伝えるべきこと
持ち続けるべきもの
言葉じゃなくても

 ....
三崎口行きに乗り込んだとんぼ
電車と僕と同じ速度で
すいとする

同じ状況を
相対速度で穏やかに説明してた先生
のことは好きだった

久里浜で降りた君は文庫に帰れるのかな
百の眼に映 ....
あなたにとって
それが詩であっても
台所のあなたのつぶやき
の方がよほど詩的

日曜に寝っ転がってる
僕にも




{引用=平日の
中野の公園で
即興詩人が時間をつぶしてい ....
抱きしめたもの
全部ひっくるめて
冷蔵便で送るよ



たとえば

 大田・桜公園

{引用=擦り傷だらけの 谷やんの
分厚い両手が 切るネジは  
ミクロの世界で 刻まれて
 ....
このからだのなかに
ながれているものが

うそ

にならないように
てをあわせます


ことしも
まだなんとかひととして
いきてます

あなたのとなえも
こころからであれと ....
溶けてしまっても
あることにはかわりはない
のだけれど
にごってるほうかいい


いつの間に消えたように思える君のことも
空に、海に、



それは

ポカリスエット ....
蜜を吸う
つつじヶ辻の
横顔の
ひとつふたつと
数えながらも

夢一夜
二夜に三夜に
手を合わす
角の向こうの
お稲荷さんの

忘れつつ
つつ歩きつつ
津々浦ら
月の ....
すべては上手くいくさ
と口にしながら歩き出すと
なんとなく
なんとなく
ほんとにそう思えてきて
顔をあげると
なおまっとうに歩きだせる
これが意気揚々というやつか
と笑みまで浮かんで
 ....
ふたつの気持ちが重なって
消えてしまうことは
よくあることで
ガロイ先輩の
割れないたまご理論と
チブラさんの
割れるたまご理論と
のあいだで僕は
ふたりのたまごをあたためていた

 ....
月ぬ美しゃ

 十五夜 眩しさ
 十六夜 妖しさ
 うそぶいて
 まだ何にも届かなかった僕らの
 ラグランジュポイントから
 星々を眺めてた頃の声がする

 それが十三夜


 ....
おとなの字じゃないから
と口をとがらせたとき
ルーズリーフに
野花が咲いたのかと思った
息づかいのリズムで
少しだけゆれる髪と
同じようにさらさらと走るペン
の後に花が咲いたのかと
あ ....
雲の隙間から降りてくる
やわらかい陽射しから

「  」

って聞こえた


それが
はじまりで
それで
おわりのようだった

結局
きみにとっては
ってつぶやいた
空 ....
肩越しに
LEDがにじんでた

それはやがて
朝焼けに溶けてった

いつの間にか
さよならだった








(即興ゴルコンダより)
あのときのあこがれが
いつの間にか
ふりかえる場所にいる

今年も何事もなく
君の季節が
通り過ぎてゆく


知らずに
とは
言ってられない国になってゆくから
少しだけでも
 ....
はじめは
まとわりつくなにものもなかったのに
いみのないような
おしゃべりを
くりかえしくりかえし
しているうちに
からみついてほどけなくなって
しまう
そんなことを
えん 
 ....
ありふれた新月も満月も
見上げることもなく家路に急ぐ僕ら

ただいま
とは言うものの
おかえりとは言うものの
すぐにテレビやモニタの光に飲み込まれ


朝の目玉焼き
月みたいだね ....
さくら祭り 1

ソメイヨシノ
はクローンです
と理科の池野先生が言った
そこの桜も
不忍池のも
ポトマック川のほとりのも
同じように咲きます



 ....
白木蓮の花が
まだ冷たい空に向かって
ふくらんで

忘れていたつもりの
いくつものことが
いくつもの夢が
何人ものひとたちが
咲いてきそうで
立ち止まっている

こころがにじん ....
落ちた

りんごを拾うように

貝殻を拾うように

首を少しかしげてから

すくめるように

泣きながら寝るように

紅いほっぺたのように



文学なんてなかったころ ....
ここにはもういなくなってしまった

ひとたちが

ときどき浮かんでくる


そのたんびに僕は

夕焼け 夕焼け

って詩を書き始める




いないいないばぁ
 ....
夜中に書いた手紙の上澄みを掬って
今朝も
君に会える場所へ行く
伝えたいこと
いつ伝えることができるのか

もう伝えたのかもしれない
もう伝わらないかもしれない
おはようが
いつ ....
AB(なかほど)(620)
タイトル カテゴリ Point 日付
ほしりんご短歌317/12/8 10:30
物理の苦手な子どもたち 一自由詩417/11/18 14:56
うれしい悲鳴自由詩817/10/28 18:07
すれ ずれ自由詩217/10/26 9:14
待チ癖ツイタシイイ人止マリ自由詩117/10/21 21:39
フラグメンツ/連音[group]自由詩10*17/10/15 12:08
猫が月と会話をするためのいくつかのピース自由詩5*17/10/14 13:04
のっぺらぼうの街自由詩217/10/13 20:16
墓の土を掘り起こす犬の夢を見た自由詩0*17/10/7 16:58
魂、魂、降て来よ自由詩1*17/9/13 23:27
あの日に引き返す気にはなれない自由詩1*17/9/9 16:43
ちょうどいいところ自由詩3*17/8/27 0:07
東京パック /1997-2007自由詩217/8/16 21:47
連音/また、6月23日[group]自由詩217/6/24 0:19
にごり自由詩317/5/30 20:55
つつじヶ辻短歌117/5/25 8:04
のっぺらぼうの町自由詩9*17/5/22 8:58
あい自由詩117/5/11 7:48
月美しや自由詩317/5/7 20:32
帰る(五月雨降られ)4自由詩7*17/5/5 16:02
雲雀[group]自由詩817/4/30 21:00
ひだり肩越しに見る夜自由詩317/4/26 20:11
50自由詩5*17/4/21 22:23
ぽりまー自由詩317/4/16 22:52
見えない満月 自由詩317/4/12 20:40
フラグメンツ はなびら自由詩5*17/4/9 17:45
自由詩4*17/3/28 9:30
落ちたりんごを拾うように自由詩5*17/3/25 18:07
いないいないばあ自由詩7*17/3/18 19:03
夜のうわずみ/朝のしたづみ自由詩017/3/14 18:03

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