手に何も持っていなかった
何もないままに 私は 生きてきたのだ
そうして 歩いていた
遠い風景を目指して風の中を一人で歩いてきた
何のためだろう
わからないけれど 歩き続 ....
色々な路地を巡り歩きながら街にいた
水色のジーンズを探しに出てはみたのはいいものの
過去に訪れたことのあるような 街の中にいた
それは 一体 何故だったのだろう
水色のジーンズを探 ....
私の言葉
誰のものでもない
自分のものでもない
何者でもないという、叫び
私にはわからなかったのかもしれない
人間であることが、
その時の中の誰だったのだろう
私ではないままそこで倒れていたのかもしれない
体はなかった
いつも生きていると
私は… 言葉もなく
ああ 良かった… 生まれてきて
そんなふうに… 私は 何故か
ぼんやりと そう思える
あまり覚えていない友達のことなど、私はいつも忘れた。私は自由でいたかったし、時の流れをいつも感じていたかった。単純肉体労働など、嫌気が差してやる気などおこらなかった。それだけは私が私であることの選 ....
気づかないことのそこに多く存在するとりとめも無い毎日をぼんやり生きていると、身の回りでおこった出来事についてや、そこで面白くなかったり、面白かったりする様々な風景を私は思いだしたりする。実に色々な風 ....
私に友達はいなかった
だけど この思いが出ていく場所を探した
ああ それは なぜなのだろう
私は いつも 流れる街並みをさ迷った
*
意図された言葉ほど
その思いは誰かに伝わるものなのだろうか
....
いつも友達は
いなかった 回りに
いつもそばにいたのかもしれない
流れる 川の 畔で
遠くの方を見ていた
疲れていた 私は
恋人がいるわけではなかった いないのに
この街をぼんやりと流れた
いつのまにか夢を見ていた
ああ 足りなかった 読みとることが
だけど ....
誰もいなかった
遠くの川を見つめていた
その川は ぼんやりと流れていた
この私の目から 流れていく時に
どこに行くのだろう
ああ 時の中で
私は 一体 何をするのだろう ....
私が見ている風景は
きっとここには無いのかもしれない
そして ぼんやりと時の中を流れていく
流れる風景を 私は見た
鳥が鳴いている
遥か彼方に見えてきた 風景の中で
私 ....
人のいない道で
私は 一体 何を探している
流れる時の中で
忘れてきたものなのかもしれない
二人で 手を繋いで
これから どこに行こう
歌は 忘れた
明かりも 私は 持ってい ....
波を 見た
遠くに 白い飛沫
水着が ほどける
その瞬間を待っていた
路地裏で
イカの串焼きを 買った
浮き輪の 子供と
君にそびえる 山脈と
君と二人
知らない街で 暮らしたい
何故か そんな気がする
意味も無く
言葉は 何も
君の心を 伝えない
あるのは 夢だ
それを見た
消えた 名前
ページに ....
青い目をしていた
背の低い女の子
水着は ビニールよりも薄かった
カニに 破られそうなほど
とても眠い
さっきの抱擁の続きを
潮の香りに 包まれながら
砂地に 埋もれ ....
一人でうつむくことはやめにした、
私は駅前で缶コーヒーを買った。
憂鬱は過ぎ去ったものだと信じている。
それは、遠い街角
一人で手に入れたもの、
知らない女の子の手の類、
知っている女 ....
一人で夢の中を歩いていると
ぼんやりと 草の上に寝転がる
流れる風の中で何を見ていたのだろう
私には よく わからなかった
寂しい時が巡っている
ぼやけた自分の姿を小さな公園の中に見た
きっと ....
人はなぜ生きるのだろう
私は 眠い 今日も
そして何もすることもなく
眠るだけ
詩について何も知らないけれど
私にとって楽しいものではないことだけは確かだ
詩を書こう
とびきりの詩を。
読んでくれ
生まれたばかりの子供のように
詩で
人に賞賛されたいと思う
それは
誰にとっても叶わぬ願いだろう
行きつけの寿司屋でマグロを食べた
昨日のこと
川べりにもたれて子猫と会話する
歌を歌っていた
....
俺は何をするべきか
わからなかった!
眠い!
日常が つまらない
帰る場所が あればいい…
いつも 眠かった…
帰り道だった
何でもないなら
声をかけないでくれないか!
俺は忙しいんだ!!
ーーきっと そんな気がする 遠くを見た
今日も
私は死んだとき
世界が暗くなるのを知っている
いつも 言葉の途絶えた
夕暮れに 私は 立っている
泥の水しぶきが見えた
遠くで 鴨が日差しと戯れていた
私は持っていたはずの金を無くし
憧れていた 遠い故郷の アメリカへの思いを馳せるばかりだ
今日することは もう 無くした
こ ....
君は何を見ていたのだろう?
過ぎゆく季節の中で、
君の歌が聞こえた気がした。
三角定規を透かした空に
新宿にはどんな文化があり、渋谷にどんな文化があるのかと考え出したらキリがない。私たちはこのミニチュアのような街の中でどんな人生を流れていくのだろうかと思う。多くの人に、それを選ぶ権利はないのだと思 ....
今日も夢を見た
遠い世界の向こう側に 私は立っていた
あれは 何だったのだろう
俺は偽善者だったのだろうか
布団をかぶって 震えていた
そこは母親の胎内だったみたいに思えた
夢 ....
一体 俺は ここから どこに出かけるべきだというのだろう?
いつだって ぼんやりと そう思っていた
見知らぬ街角で 望んでいたことも 俺は 何もかも 忘れたのだ!
思い描いていた 夢 ....
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