ホッチキスで月を止めた
これで朝は来ない
去る人を貼り付けはできないから
夜にだけは去ってもらっては困る
ほどほどに疲れた
もっと眠らせてくれ
ひどい雷の翌日は
からりと晴れたりするのかと
勝手に思っていたのだが
どうもまだ続編があったようで
亀の水槽を掃除している最中に
また空がうなり始める
水槽に入れる
大小いくつかのレンガ ....
夢にでてきた姿を反芻する
少し疲れている?
でもとっても幸せそう
なんであたしは泣いているのかな
嬉しいのかな
時間と感情が反発をする
あたしの3倍のスピードで毎日は過ぎてくから
追いつ ....
これでおわりかもしれないことが
毎日たくさん響きあっていると知って
目の中だけにある見えない雪に溺れた
斜めに降れば避けたかもしれない/その日の外出で
けれど
雨は真っ直ぐに降りて来て
アスファルトの先へと繋がれて行った
朝を迎える人々の傘と一緒に
*
肩は
それほ ....
君への想いを詩としてメールで送ったら
翌日の返信メールには 君が作った詩が書いてあった
嬉しかった
追伸の
「詩なんて書いたことないから恥ずかかったけど 頑張って書いたよ 」
が ....
公の場で曝けだす醜ささえも
愛おしいと思える今宵は
独り静かに息を吐き出して
おもむろに語りだそうか
なぜだか
何もかもを
手放した気持ちに浸かっている
理由も正体も分からず仕舞いなのに
いつも ....
車のライトが地面を照らす
コンクリートはたくさんの泡
空は白く舞い散る粉雪のよう
海に、まっしろの日記帳
背格好の似たおかあさんの夢で翔けて居られた
テニス、書道、鍵盤をひろう、イングリッシュ
きっとなにかをかなえなければならなかった
すばらしきうみのみなもとになるために
....
仕事明け
通勤電車では 文庫本を読む
今回読んでいる小説は面白く 話に引き込まれる
降り過ごさないように気をつけなければ
ガタン ゴトン
そろそろ 降りる駅だ ....
方舟が流れ着いたのはJR大阪駅3番ホームで
人の姿のないホームにひとり降り立った少女は
後から来るかもしれぬ誰かに何かを伝えるために
ぎこちない手つきで赤いリボンを柱に結んだ
方舟はすでにあち ....
スプートニクという鉄の塊が
かつて 一匹のライカ犬と
七日分の酸素と水
わずかな食料と 強い願いと
未来への可能性を積み込んで
秒速8kmで地球の外に放り出され ....
童貞を失うと もう詩が書けなくなる気がします
だから ごめんなさい
そして ありがとう
詩
、、、やっぱり
詩 書けなくなっても良いです
優 ....
ぶかっこうに
ギター掻き鳴らしてた君は
私 を認めてくれるけど
そんな大それたもんぢゃないよ、 私 。
なまけもの なの。
ぅあー 君が眩しい…
時間が解決する
時間が解決する
時間が解決する
どきどきしない
うろたえない
思いを外に向けない
勘ぐらない
もう少しの辛抱だ
できる
やれる
忘れられ ....
ただ、あなたに逢いたい
愛しい愛しいあなたに
なのであなたがいるつもりで
腕を抱きしめる形をとってみた
でもそこにはただ
空気があるだけ
あの広い胸に届くわけではなく
空気があるだけ
....
俺はインターネットカフェでスカウトされた、
とにかく本格的なホームページを作りたいとのことで
W3Cの勧告に対して正しく記述したマークアップ言語の
謂わば真っ当な【ホームページ】を作れという
....
あの頃
私は何をしていたんだろう…?
眠れない夜
ふと振り返ってみた
あなたは知りはしないでしょう
私がいかにあなたを好きでいたか
私がいかにあなたを恨んでいたか
いつまでも ....
血まみれに
砕けた鼻っ柱で
胸いっぱいに
吸った空気だけが
俺の居場所を
教えてくれた
....
頭が割れそうに痛い
昨日から僕はどこか
大切な思考回路を落として来たように思える
正当化しなければ保てないアイデンティティーの前には
僕という一生命体では抗えない
なぁ、否定したいだけ ....
「マジックや超魔術は、タネがある。」
「サンタクロースは、お父さん。」
「恋愛バラエティーは、やらせ。」
「あの巨乳アイドルは、胸にシリコン入れてる。」
「あの人気女優は、整形美人。」
「あ ....
遠いところから ようこそ
朝早起き大変だった?
それとも楽勝だったのかな
バスに揺られ 長時間
何を思ってた?
私のこと考えててくれたかな
再会のとき
ちょっと場所違った ....
ヤバイ、
ap bank なんて
やってる場合じゃなくなった
このまま眠ったら気持ちがいいだろうなという気持ちのままで眠ってしまったらしい。
気持ちがいいだろうなという気持ちのまま、は一字一句紛うことなくその通りで、
文字の羅列は保存されずに まま のところ ....
別れの理由
十一ヶ月考えて
やっとわかったよ
本当に好きでいてくれたから
ずっと拒めずにいたんだね
無理させちゃってごめんね
気付かないふりして
甘えてばかりだったね
....
口に重い想いをひとつ
あなたの口に移しても
もっともっとと欲しがりつづけて
想いは軽くなるばかり
想いは薄くなるばかり
あなたが書くものが詩であるなら
わたしが書くものは詩 ....
いつものように現代詩フォーラムにログイン。
カテゴリ別メニューから自由詩の"投稿"をクリック。
題名を書いて、テキストエリアに言葉を並べる。
右下の『送信』ボタン ....
黒いパンツと白いTシャツをたたんでしまった。
レースのブラジャーとパンツ、赤・黒・青、全部捨てた。
西遠くきた乾いたふくは、こないだの火曜日に。
2年前に心配されていた交通安全・学業お守りも ....
床の下でわたしは黒びかりするほどに焼け焦げていて、炭化した指を伸ばしてみたりする
西日も差し込まないで、漂う鉄粉、口元にバーミキュライト
そうやってギシアギシアと空気を切って、わたしの一週間の内三 ....
気づくとまた独り
箱の中から私を見つめる
その箱はとても大切なものだけれど
そこに入ってしまったら
優しい時間しか流れない
痛んでゆく時間に触れていてほしかった
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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