排他的なインテグラルの滑らかな曲線だけが僕のやすらぎ

僕は積分定数 なんちゃって

僕と君の行くべき場所は
誰も居ない誰も知らないπ(パイ)の彼方
左利きの運転手と右利きの車掌
まっしろいホームにおりたつと赤いはた
さようなら
ホームの端のポール
今夜は空が見えない
君の色を思い出せない
今日
左利きの運転手が右手で手をふる
線路 ....
キミの指先に視線を飛ばした
ら、キミの視線が絡んでくる
から、スっときんちょう。伏
せるキミの睫毛がイトシクて
仕方がなかったんだ。スきみタ
い。
2006年8月26日

旅の話


八戸へ向かう新幹線のなかでうつらうつらしながら
びゅんびゅんうしろに走っていく景色をぼんやり
ああ、この辺には岩手軽便鉄道が通っていたのだ
と  ....
誰しも胸の中には
大小いくつか穴があき
その中に 何かしら見苦しいものが埋まっているだろう

挫折、裏切、焦燥、羨望、嫌悪、後悔
星の数ほどのやましい思い

だけどそれらはきっと
誰し ....
あついスープに
  もしも、をふりかけて
 こそばゆく
ゆれるきみの、うなじが
「あぁ、いかすも、ころすも、」という

外国の煙草を
  戦場の朝のようにくゆらしながら
ぼくは
  ....
へその緒をつけたまま
時間のボールを追い
坂道を駆け下りる

----

自分を囲み、なぞる線が
濃く太く変わるまで
パタリといくわけにはいかないんだよ

----

日中
 ....
推敲によって消えゆく言葉が最も美しい 指をひらくと
きのうの夢がこぼれ落ちた
わたしたちは
月の公転ぐらいのスピードで
どんどん忘れていくのだから
泣かなくてもいいのに
と言いたいが
きのうときょうの
ことばを全部書き残し ....
一足先に抜け出したきみへ

なあ、きみは僕と別れてよかったと思っているかい?
今、恋の喜びにあふれているのかい?

僕は後悔ばかりしているよ。
きみとの未来が見えなかったんだ。
僕は、き ....
「遠くにある、美しい物、例えばそう月なんかを一度君と同じ風に、僕の眸で見てみたいんだ」
顔を顰めながらサンドウィッチの熟れたトマトを取り除いていた君が、沈黙を打ち消すように僕の猫背に喋りかける。僕は ....
ラブ&ピースという呪いが生まれたのは
それからしばらくしてのこと
僕たち、と言ってさしつかえないのなら
僕たちは
やはり
気づいていなかったのだろう
それが呪いであることに
ではなく
 ....
僕が東京でフリーライターを始めてから、もう五年に為る。

 大学卒業後、他に遣る事もなく小規模の出版会社に就職した僕は、希薄な人間関係に厭気が差したからという極めて身勝手な理由で、一ヶ月のサラ ....
空があまりに青いので

絵を 描きたくなりました。

でも

私が持っている

クレヨンにも 

色えんぴつにも

クレパスにも

水彩絵の具にも

 ....
ツナの油を切ってる
そんな君の手はコーティングされて。

きらきら光る
そして




  ローションより
  ローションより
  ローションより




もう 舐めて ....
火檻に破かれた虹鱒の匂いが、桟橋に佇む僕と匂を伴い、山神の匂いを模倣する。錯乱姫、昨日トラックの間に眼球を握り潰す素振りを致しましたね。僕はねぶらいのクロッカス、尻拭いの網目にそっと捉えられ自爆と名の .... {引用=























上の空につめられた
雪、口の
中の
はきだめにされて

来る
あなたたちは、

 ....
遊歩道に列をなした花たちが
ちいさないのちの
ちいさな手から
水をもらう

風になびいて
呼吸ができたと
よろこんで
くすぐりあった
昼間の団地で
あの頃に浸りました

きっと此れは犯罪です


いけないことと思いつつも
衝動に駆られ
ピンポンダッシュ


狙ったのは、うちより少し遠い、端の方
あったこともな ....
そういえば。
と、思い出した。

子供の頃、歯を投げたことを。
祖母に何かを願って投げろ
といわれ、"冷やし中華"と言った気がするのだが
いつ、歯の効果があったかは未だ ....
口にするのは
事実だから
相対化してしまえば
加は被を語れない
被は加を語らない
口にするのは
それらが
事実だから
いつもなんだかピンチになると

ふっと寄ってきて声をかけてくれる

それでちょっと元気になると

ふぃっといなくなる


そんな貴方のことを

とっても大事に思っているつもりだけ ....
物置で一枚だけ埃を被って居たCDを、最初に再生したのは何時のことだったろう。
幾分色褪せたジャケットには、外国の空と外国の田園と外国の少年の写真。僕は窓辺に項垂れて、祖母の形見代わりの古いラジカセ ....
人は公的な場所で裸で居ると通報され縄にかけられる
最も真の状態が野ざらしにされていることは最も疑わしいこと

昨日太陽が逮捕された
罪状は存在悪

磨きぬかれたコランダムに
丁寧に一枚ず ....
いつもの時間を
いつもと違う場所で過ごすだけで
いつもの場所の
景色が少し変わっただけで
何だかすご〜く新しい気分になる

いつもの朝
一通の手紙が来ただけで
いつもの昼
誰かと少し ....
ぼくとあなたが非実体を通して繋がっているのなら、ぼくはたぶん死んでいてもいいし、あなたもたぶん死んでいてもいい。
 
あなたは毎朝モールス信号の電話をかけてくる。つー、とんとん、つー。あなたはそれ ....
もうすぐ僕が死ぬよ
君の声も聞こえなくなるよ

もうすぐ僕が死ぬよ
なにも聞こえなくなるよ


  烏丸通りに横たわって死にたい

  いまの ぼくに 生きている意味はないだろう
 ....
一番目の男が言った。
「彼はいつになったら来るのだらう?」
「いや、彼はもう行ってしまったのさ」
と、二番目の男が言った。三番目の男は黙ってゐた。
「それを残して行ってしまった」
三人の男達 ....
しにたい
いきたい
どっちもしたい

生きたい
逝きたい
どっちもほしい

いきたい

いきたい

いきたい

いきたい

ここじゃない

どこかへ
怖いものなんてないよ
みんな人間だよ
みんな馬鹿だし
みんな完全じゃないし
みんなひと括りにはできない何かを持ってるし
みんな別々だし

誰かに何かを言われようが
あなたとわたしは ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
僕は積分定数楓川スピカ1*07/9/18 18:59
そことこことないこと渡邉建志407/9/18 1:23
睫毛。007/9/17 22:50
葦間さんの旅日記その1mizu K307/9/17 18:48
あたらしい日々moof. 007/9/17 0:38
愛妻家の食卓107/9/16 23:20
それぞれの時間こうや1*07/9/16 20:19
夭折楠木理沙207/9/16 19:54
(無題)[group]キキ607/9/16 10:23
一足先に抜け出したきみへudegeu...207/9/16 4:06
iiinnocence107/9/15 21:29
美しかった国いとう1007/9/15 9:27
Dont't stop the rain.3*07/9/15 0:25
あおぞら徒然。かとうゆえ1*07/9/14 22:47
ツナ缶フクロネヅミ1*07/9/13 19:44
桟橋演戯もしゅ007/9/12 3:20
____107/9/11 22:14
ダンス唐草フウ3*07/9/11 18:28
童心フクロネヅミ3*07/9/11 10:55
歯の行方11*07/9/10 9:17
つぶやきFUBAR5*07/9/10 5:21
タイミングまりも2*07/9/10 2:21
秋雨の土曜日、僕は本を捨て部屋を出た。107/9/10 2:06
存在悪一般詩人-2*07/9/10 0:03
シンプル愛穂2*07/9/9 17:16
_渡邉建志107/9/9 0:44
烏丸通りに横たわって死にたい[group]北大路京介7*07/9/7 21:00
第四の男三州生桑207/9/7 18:56
命題木賊ゾク207/9/7 18:05
ずっと何かに怯えてたゆうと2*07/9/7 0:09

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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