テレビのバラエティ番組は
基本的にいじめの構造で成立しているから
それを観ているぼくの眼からは
まばたきするたびに血がこぼれ落ちます

 言葉で世界を
 変えることができると思いますか
 ....
電気などつけなくたってじゅうぶん明るかった

雑踏でさえも何かを叫ぶひとが皆無
熱くなるのがきっと恐いから抑制
保冷剤をどこかに忍ばせて
融けてしまったことなど知らずに

こころを切りた ....
瞳が僕の思いを歪ませるながら
あの君の息の甘いララバイが優しく僕を愛撫する
大丈夫って、大丈夫って
また雲間に現れた月が戻るまで


闇のベールの後方で徐々に消えて行くと君がいる
逢いた ....
「並んだテールランプ
 漁り火のよう
 空はくれてやる」

「地味な色の饅頭は
 もういいや
 飴を噛んで夜を待つ」

「諦めの早い男
 高望みする女
 手を離せば知らない人
  ....
勢いベンツのSクラスで
裏通りのちっぽけなパーキングへ
恥も外聞もなく突っ込んだ
そこに無人契約機「むしん君」がある

「むしん君」は大切なトモダチだ、
たった今も20万円を引き出した
 ....
老人介護の
問題提起は
現代社会の
人間関係の
希薄さを
我々全員に突きつけています。

地域の
福祉は
善意の
奉仕によって
まかなわれるものの
やはり
現代社会の人間関係 ....
君の、何だか灼けにオヤジ臭い微笑い方が
ポーカーフェイスのこの僕に見事に感染したのはそう、あの夏が終わり随分と時間が経ってからだった。
会社の上司に、年の割に老けているだとか破棄がないだとか、そん ....
曇のはざまに
破裂する曇
おまえはまだ曇なのだ
散っても散ってもなお曇なのだ


もう飛べない鳥
干からびた命と
ひとつになれ
ひとつになれ


ひらいたままの ....
私のレンズに刻まれた
小さな傷が見えるので
その光景からは目を逸らす

悲しみによって癒される
消えない傷がうずくので
その笑顔から目を逸らす

レンズの傷から見える世界の中で
まば ....
他人の所為にもしないし

自分の所為にもしない



じゃあだれのせい?

ううん 誰の所為でもない

じゃあどうするの?

ううん どうしもしない


良い悪いなんてい ....
「昔々、ある所に女がいた。
 女は罪人だった。
 女は村を追われ、村人に石を投げつけられていた。
 そこをたまたま通り掛かったイエスキリスト。

 『この中で罪を犯した事の無い者だけが石を投 ....
お腹が泣く きゅーと泣く
月を見て お前を食べたいと泣く

お腹 お腹がすいているのね

空っぽな きゅーと泣く
空っぽな 黒いシミになって消える
お盆に実家に帰ったら
なつかしい扇風機が居間にあった
こどもの頃に足でスイッチを入れたり切ったりして
かなり邪険にしていた扇風機が
とてもモダンで今っぽく
おしゃれな感じに見えた

お墓 ....
初めてトメゾウさんのオムツ換えをしたとき、僕は当然のようにトメゾウさん、のうんこに触れた。トメゾウさんのうんこはとてもくさかった。指のあいだも、爪の隙間も、とてもとてもくさかった。だんだんトメゾウさん .... ひとつ。
僕たちは、やさしい言葉づかいに気を使います。

この文脈における「やさしい」とは
ゆとり、教育における円周率3,14をおよそ3としてあげるやさしさではなく
旅先のトイレのドアをあけ ....
老人介護の
問題提起は
現代社会の
人間関係の
希薄さを
我々全員に突きつけています。

地域の
福祉は
善意の
奉仕によって
まかなわれるものの
やはり
現代社会の人間関係 ....
とにかくの左
何をすべきかわからなくなったときこそ

強く 弱く 速く
距離を取り 入らせない
距離を測り 右へとつなげる
腕の上を 叩く
腕の間を 打ち抜く
サークリング
相手を ....
 胸躍るにがさに紫倒れる傘さして
 どこでもない道歩くとき
 行く手をさえぎる風圧が
 わたしの足元すくっていく
 人の多さにすりぬけもせず
 わたしのもとにとどまり続ける
 葉の落ちる速 ....
―いいえ。
 おまえの
 むらさきの空は
 二つに割れ
 古木は裂かれるので



―いいえ。
 おまえは
 まだ
 霊魂のまま
 底光りしながら
 電線にゆれているので
 ....
そっと
やさしく置きなさい
そんなに乱暴に
大きな音をたてたら
びっくりするでしょう

{引用=だって
やさしくしようとしたら
すごく腕が疲れるの
すぐ手を放すほうが
楽だから}
 ....
今日わたしは
はじめて
自分の声を
発したようである

意味はまだない
欠陥である

血管が
血が流れる管
だとしたら
そこがふさがったら
たいへんである

詩どころか
 ....
相変わらず愛だの恋だのは人気者で
夏ともなると入道雲や青空が歌いだす
どの番組も同じに見えてしまう
入り込んでしまえば
違いは歴然なのだろうけれど

ほらまた
蝉が時雨と共に夏の奏鳴曲を ....
人生において
お金持ちになること
子供のころから夢見た職業につくこと
外見・内面ともに素晴らしい生涯の伴侶を得ること

それらを叶えることは可能性としては開かれている

人生において
 ....
街燈の点滅に散った幻想
あれは流れ星で
僕の夢を吸い取って消えた

草花が揺れている線路に
裸足で倒れこんだ少女が
揺れる熱と交じり合って
溶けてしまったような夢

サンダル
水辺 ....
酸素の少ない我が脳内海洋はやや鉛色に近く
光源もなく海面の方角もわからず
足の向こうはるか彼方に海色の生命が消えてゆくのを
黙って見過ごす
生命の気配に希薄だ

伸ばしきって1メートルに満 ....
名残の夕立に

溶けていく

そんなあなたが溶けていく
明日の話をしよう
終わってしまった明日の話を
訪れることのない明日の話を

遠いところから
前触れもなく届いた報せが
ひとしずくの雨粒のように
涙の源泉に落ちる

昨日の話をしよう
 ....
あるいは、青春とは生贄のようなもの
だったのかもしれない
私たちが、終わりの終わりまで
上手に歩いていくために捧げた
血なまぐさい生贄
それが美しいものだったなんて嘘を
眉一つ動かさずにつ ....
残された時間に
限りは
あるよ

だから
やさしいことから。
単純で
明解なことからでいい
自信とチカラをつけていく為。

解けない問題を
考えている時間はもう無いの


 ....
地下鉄に乗ると歌姫が現れて
美しく死になさいと耳元で囁く
死ぬことに
美しさも何もない
私は死にたいのであって
美しくありたいわけではない

DIVA
螺旋の先はいつも尖っている
さ ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
赤い詩大覚アキラ307/9/6 20:10
部屋唐草フウ5*07/9/6 18:12
メール垂死0+07/9/6 12:35
断片ピクルス11*07/9/6 1:23
大切なトモダチatsuch...5+*07/9/5 22:10
やさしいうたはうたえない[group]しゅう2*07/9/5 17:00
。が打てない僕がまた、を打つ日207/9/4 23:24
ノート(午曇)[group]木立 悟207/9/4 15:21
レンズmayaco107/9/4 0:56
れりりびー れりりび〜 うさぎとびー相良ゆう2*07/9/3 23:35
キリコ影山影司3*07/9/3 23:31
空腹207/9/3 22:33
扇風機小川 葉5*07/9/3 22:17
少年Aによるレポート[group]しゅう0*07/9/3 10:01
やさしい言葉づかい[group]1*07/9/3 9:48
青少年による老人介護のガイドライン[group]0*07/9/3 9:40
ゴールデン・ボーイFUBAR3*07/9/3 5:53
逃げ切れないふもと 鈴007/9/1 20:56
予感青色銀河団007/8/30 23:54
筋肉ポッケ0+*07/8/30 0:21
けっかん小川 葉307/8/29 23:51
葉考[group]木屋 亞万1*07/8/29 22:06
忘れられた醍醐味楠木理沙107/8/29 13:00
緑色をした喪失結城 森士3*07/8/28 21:50
観念の海と雑想一般詩人-2*07/8/28 3:39
溶けていく殿上 童2*07/8/28 1:06
regret大覚アキラ407/8/27 12:41
生贄Tsu-Yo607/8/27 1:25
この先へWasabi...607/8/25 6:03
DIVAいとう707/8/25 2:05

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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