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頂点を仄青く明滅させる三角形が
部屋の片隅に居る

銀のお手玉をしながら
華奢なアルルカンが宙を歩いて過ぎる

星のいくつかが
音符に変わり また戻る

硝子瓶がひとりでに傾き
グ ....
何もしなかった三連休に、
フットプリントを残そうと、
ぼくは、デリバリーヘルスに電話をしました。

(デリバリーヘルスの語源は不明ですが、
ピザやお寿司のように、
ある電話番号に電話をして ....
バケツをひっくり返したようなって言われても
ピンとくるわけじない

ひところ軒先で騒がしかったツバメの巣はいつの間にやら静かになっていて
育ち盛りと餌を催促してた雛たちは
ハーメルンの笛の音 ....
山あり谷あり
強風ありの
難コースに
今日も
白球が乱れ飛ぶ

フェアウェイをキープして
ついでに愛人もキープして
男の甲斐性
見せてやれ

行け、行け
タイガー
タイガーウ ....
顔に差す
まだら 漏れ日 て
{ルビ外=そむ}けなく
{ルビ声=アト} 失き まだき
悼ま ねく間の
濡れた藪の陰には
ヤスコちゃんがもう膝を抱えている
色の変わった大きな樽の中は
トシユキの指定席だ
横木の折れた狭い入り口に
クモの巣は長くぶら下がって
すでにだれかが小さな手足の跡を
 ....
働いて 働いて 働いて


本分を忘れてしまった
今の私を

大昔の私はきっと 許してはくれないだろう


いつしか私は


働く事が目標になって
本物の目標を 今までの ....
がんばれないのは木星の軌道が縦に15°ずれたせい
そんないいわけをつかって釈明しつつ
びたみん剤を飲む
明日はきっとがんばれるから…

オリャンタイタンボ75
オリャンタイタンボ75
ア ....
(父、父、父、と泣く声が聞こえるがあれはなにか)
(息子の声か、ならば過去からの声か)
(父の声か、冥界の声か)
倒れたまま父は泣く
足をすくわれ転ぶ
父が「あかの他人」と呼ぶ人々から
湿 ....
宇宙の外がわのことを考えるのが

好き

果てしない気持ちになるので

心が宇宙になれた気がするので



考えても考えてても答えは

でなくて

まるで難しい数式について ....
鬱との戦いに疲れ果て、また、仕事についても悩み、
やっと気分的に落ち着いてきたので、
いま思う事を率直に書いてみようとおもう

ラーメンを食べ過ぎるとウンチが固くなり
肛門が悲鳴をあげる
 ....
黒の陰から
太陽の中へ出てゆこうとするなら
透明なゲートをくぐらねばならないよ
どんな不正直者でもくぐることはできるけど
ああ
真っ白な雲の中に
一筋の黒をみつけて安心する

海のない ....
僕が恋にやぶれ
もう金輪際
女なんか好きにならないぞ
と誓ったとき
君は僕の前に現れた

どんなにつらいときも
誰のことも信用できなくて
生きていても仕方がないと思ったときも
い ....
おはよう

おはよ

オルゴール壊れた

あの音色は二度と戻らない

今日、何すんの

何もしないの

だって暑いんだもん

真夏の海岸を少年が駆けてく

アクセルを踏 ....
僕の目の前で
新しい太陽が産声を上げる
またこの土地で
新しい一年が無事に始まることが嬉しい


昨日
ボーリングしていた井戸から
やっと水が溢れてきたよ
新鮮な真水を
無 ....
郵便が届く
土間には闇が煮凝っている

突然降り始めた雨が
突然止む
いつでもそのようにして
決定がなされる

封をした血
もしくは黒い布
もしくは蛇の地図
砕けた枯葉

ば ....
かりんとう一袋を手土産に
Mr.チャボ宅に駆けつけた時には
怪人ジャガイモ男 愛称ジャガヲくんは
すでに卓袱台をはさんでチャボさんと差し向かいで
「こんな世の中 守る価値があるんですか」
 ....
{引用=
「おはよう、
せっせとお弁当箱に昼食を詰める
この世界のなんらかに収まりなさいと
話しかけてくる忙しげな背中
通学路に捨てられた雑誌には
艶びかりする牡牛の角と蛙の屍
女の子の ....
{引用=

今日も
平熱だから
よかった
歩けるし歌える
見られるし聞こえる

私がとても遠いのだと思っていた人は
すぐ目の前にありました
なぜならその人は海だったのです

必要とあれば向こうから
そうでなければひいていきます
私がどんなに駿足でも
どれだけ望みを握 ....
あー あっついから
ざぶんと かおをだした

ひふを
うちのナナみたいに
ぬぎすてられたら
いいのにー

ナナは
かしこくて 
おおきないぬだけど
ドーナッツが
たべられな ....
         



経糸の波が島に打ち寄せ
砕けた珊瑚の欠片が筬の羽の隙間を通る  
浜は白く織り上げられ
降っては降りてくる日射に
転がる岩岩は奪われた影を慕っていたが
素足 ....
             



淡い夢をみる夜がある
夏休み庭に植えたブーゲンビリアに
いつの間にか背丈を追い越され
生い茂る葉がどれだけ季節を重ねても
記憶は夏しか残らなかった
 ....
入浴

私たちはもう赤ちゃんのように清い
妻が寄り添って
頭を洗ってくれる

昔母がそうしてくれた
母のような手が

私達は二人で今夜も入浴した
血脈の流れに溺れ
乱れた遺伝子を撒き散らす
肥大化したショウジョウバエが
汚水の中でもがき苦しむ


昨日の世界は憂鬱で
今日の生命は窮屈で
鈴なりの行列が続く
焼け付くよう ....
遅刻しちゃいそうなときはもうどっか別なとこにいっちゃいたい
行くところは
どこでもいいしどこでもない

どこでもないから
結局学校へ行く
学校と
家と
もうひとつくらいあればいいのに
 ....
私の「うちう」
世界と「うちう」の界面


私の表面は
二つの回転に挟まれて
無数の渦

「うちう」を見る


意識化された
漆黒の「うちう」と
言語


無数の渦の中 ....
その気負いが私には大層いとおしい、そんなことを言うときっと彼女は隠しきれない屈辱を半月から漏らしつつ、ありがとう、なんて返すのだろう。そうして堪らずに伸ばしたように向かってくる私の腕を拒絶できまい。衿 .... 小学校から帰って
叔父に自転車の運転を習う
家には大人用しかない
「両足がとどかないよ」
「おれだってとどかないよ」
叔父は自転車のサドルから腰をおろして
片足しかとどかない姿をぼくに見せ ....
おまえらの常識だとか
おまえらの真実だとか
おれにとっては
こども銀行発行のお札と同じさ
長く生きてきたことを
素晴らしいことのように語り
身につけた経験が
人間全体の真理であるかの ....
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