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北の富士が大好きで
負けるとTVの前で泣いていた
横綱のくせにコロコロとよく負けるので
オカンが本気で
「うちの息子が悲しむので
負けないでください。」って
手紙を出そうとしたくらいだ
....
涙腺は笑いながら
狂った様に騒ぐ
両の眼から溢れ流れるのは
泪という透明な血液だ
嬉しい、愁しい、切ない
心が壊れそうな時にも
零れ落ちて土に染みてく
泪が涙腺の悲鳴であり
透 ....
夜 お手洗いに起きて
階段をトントンと
降りた
リビングでひそひそと
話す
父と母の声が聞こえた
あの子は冷たい子だね
母は言った
一瞬 なんのことか
わからなかっ ....
ひとに相談などしてこなかった
でもさいきん
はじめて登る山みたいに
ぼくは彼女に相談するようになっていた
じぶんのむかしの日記あげちゃうみたいに
おとこなのに
彼女 ....
25日9月の誕生日
雨が降って寒い、毛布に包まる、羽毛が破けている
こほこほ
煙草を吸う、逆に火をつけていた、燃える
喧嘩した恋人からメールが来る
頭が痛い解読できな ....
おもしろいいろ
しろいいろ
しろくまのいろ
しまうまのいろ
しろかくろかわからない
しまうまのいろ
きりんのいろ
きいろにたくさん
てんてんがあるいろ
サバン ....
産まれて間もない赤ん坊の姿
無邪気に走り回っている姿
カメラには目もくれずのんびりしている姿
成人式で着物を着て泣いている姿
ウェディングドレスを着て幸せそうな姿
ど ....
母さんにちゃんとした初給料で
ご飯誘ったら、笑ってやがる。
何食べるか考えといてって言ったら
へっへと笑ってやがるんだ。
つられて ....
男たちの肉棒がいま
武蔵野界隈に咲き乱れて
大変なことになっています
どうか皆さん沈着冷静に
軽挙妄動することなく
安全を確保出来る場所から
隠しカメラの映像を見て
だらしなく果てた男た ....
役場に呼ばれて俺は行った
お前が確定申告をしなかったがために
県民税・市民税の徴収に差し支えが出ている
ついては指定の日時に必ず出頭するように
そんな葉書が送られてきて困るのは
俺には確定申 ....
ああ、私は夜の街を新宿のビルの最上階から見つめているときには、何かを掴むべきなんだろうと野心を抱いているよ
夜の中で色々なことを考えてしまっているその時も!
私は渋谷の深夜の喫茶店の暗闇の中で、知 ....
美少女を抱いて、
時間が余ったから、
雨の音をきいた。
このごろは、
フェラはぜんぜんきもちよくなくて、
乳首を舐めさせながら、
手コキをされると、
すぐにイってしまうようになっ ....
ざつざつと
黙々と
私達が進んでゆく山の頂
....
どこ
外の風も
とおり抜けていくんだ
かすめとっていく世界を
どこ
見えない空を
盲目で描く絵の具はまっしろで
飛んでいく京都のアパート
ここ。
高速道路のうえに月が照っている
喫茶店なんかもうやってないだろう
コンビニでホットを買って
クルマんなかでじぶんを愛してみよう
光があたっているだけなのに
光のかたち ....
久々に実家に帰省したのだった
父は朝と晩にサプリメントを大量に噛んでいた
母は髪が抜けて
いよいよレディースアートネイチャーが必要なのかもしれなかった
「おめ、売れでんのか」
父が言 ....
誰かを踏み台にするなんてこと
あの頃の俺は考えもしなかった
「誰にも縛られないし
誰も縛らない。」
尻の青いロックンローラーの常套句を
恥ずかしげもなく仲間に話したっけ
時は流れ
....
九月のグライド
青過ぎる空と
落とされたアラベスク
耳を塞ぎ
瞼、閉ざして
聴いていたのは
それだけ
私が殺した父母の名は
何度も産み直そうとした起源
月が満ち止め木が外れ流れ出す
無数の零の残骸
反芻する昨日の
無限に続く今日の
家族を殺して先へ先へと
何者にも成れぬまま
アプリ ....
大海原を望む丘の上。
さらさらとそよぐ風に吹かれて。
耳をすませば聞こえてきます。
波の音。海鳥の声。風のささやき。
幸せを感じる一時は思いがけずやってくる。
思いがけずやっ ....
誰もしあわせにしなかったが
わりと多くの人間を不幸にした場合
世の中への影響力という点で
まさる
おばあさんがだんごをなくして
穴の中へころがしたばあい
中から鬼が出てきて
勧善懲悪 ....
愛人を入れ替えて 同棲中だった 近所で
弟一人の時間など いやになる
息子と娘は遊び場に出かけていた
いつもひとり考えあぐねている
その情報を たどる
嵐の中で病気がちだったが
娘 ....
えら呼吸の真夜中が
あぶくを出して歪んでいる
行き先を決めてなかった足が
交差点前で立ち止まってる
ひとしきり吹いたさみしい風も
許せるくらいになれたらいいね、と
そんな台詞を路地裏に ....
この子誰の子
気になる子
見たこともない子ですから
見たこともない人の子なのでしょう
「ちょっと、あんた!なに無責任なこと言ってんのよ!
この子は、紛れもなく、あんたの子よ!
(気 ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた
親と暮らせないこどもは
この世に多いような気もしていたし
周りがそんなふうな子ばかりだったから
そう思っていたのかも知れない
....
ベランダで
入道雲に向かって
指揮棒を振るおかあさん
白いシャツはヴァイオリン
大きいシーツはティンパニー
弟のズボンがフルートで
私のワンピはトランペット
晴れた日の
洗濯物 ....
ひもとくこと
ひもとくことを おぼえよう
ねこのみみ鳴り
蜘蛛の巣のひかり
淡くて せつない
綿菓子のような
こはるびよりの
あさひを浴びて
わたしのしっぽは
大きくふれる
幹をい ....
窓辺からずっと虫の音がしていた
部屋をくらくしてそれを聴いている
目を閉じているのか
目を暗やみに開いているのか
もうわからなくなるくらい
虫の音につつまれていた
....
学校のかえり道
キミはいつも
あたしに
宿題をだした
それは
2次関数だったり
パズルだったり
次までにがんばって
キミはいつも
白い歯をみせて云う
理数系の苦手 ....
あと何分
同じ事 話し続けるんだろう
向かい合わせで
喋るなんて
テーブルを発明した人はデリカシーが足りない
雨に叩かれる窓
明かりが強すぎる店内
雑然と
雑念が
入り交じる ....
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