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そこを曲がると、雨が降る

ずぶ濡れのふたりが駆けてゆく

それは遠い昔のこと
ショーウインドゥの中にはド素人の描いた
ローランサンの贋作が飾ってある
どんなに遠くから見ても錯覚すら起きない
紫と赤の花弁の中で白い少女が
脂蝋化の死体さながら微笑んでいる
車のフロントグ ....
サバは猫ではなかった。

猫がサバだったのだ。

おもい。

わりきれない素数のように

バサッと

樹のうえから降ってきた新しい猫と屁理屈を彼女はうけとることにしたのだ。

おもてなしうらなしてだ ....
陽射
大きな橡の緑
葉に反る光と陰
春になる
過去に捨てた春になる
輝く線路に支配される列車の様な
敷かれた道を進む美しい塊になる

窓には冬から帰った命が開いている
線路沿いに ....
ココロ、ぽっかり
開いた穴

何で埋めよう?

手持ちのアイテムは
ため息に汚染中


ココロ、じんわり
麻痺した穴

何を失った?

痛みは遠いところから
私を責める
 ....
地図上の大部分はおだやかな晴れ
真ん中に私のこどもが立っている
雪が降って嬉しい、と言う

もやしを育てる
かびくさいキッチンは粘土のようにつめたい
つまり
息はしていなかったとおもう
 ....
「わたしのこころはサーモンピンク」

そのフレーズを見出したのは
確か「りぼん」誌上であった
もしかしたら「なかよし」だったかもしれないが
「少女コミック」や「プリンセス」や
「花とゆめ」 ....
自分の勘のよさにいらいらする

人と話すのがいやんなる

窓から雲を見る

布団の中に入る

このままいってしまおうか

お母さんの編んでくれたマフラーを触る

視界がにじむ
 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue


{引用=
青い空見てる
風が頬なでる
この世界ひとりの
あなたをあいしてる


恋愛体 ....
珈琲が好きなひとは多い

煙草やスポーツ新聞がなくてもスタバは満席だ

珈琲の匂いに包まれるのが心地いい

森のなかをゆく昂揚とおんなじだ

このことはいったい

宇宙のなんのもの ....
いたい

いたい いたい

もういたみの実がたわわになっています

空から空へ

いたみの種子が舞いました

みな 平等に いたむのです

いきたい と
コンクリートで作られたドーム型のベンチがぽつり

中に入りしばしの休息を…

見渡せば 無数の言葉

思い浮かんだのは ネット世界

見慣れた言葉の羅列

ほかに や ....
みんなごめんね

おれしあわせになる






春の切実

夏の切実

秋の切実

冬の切実






宇宙のものまね

なんのものまね

もの ....
目をとじたまま夜を織っていく
書き損ねた昨日の日記を
改竄する

遊びつかれてもまだ泳いだ
つめたい壁にぶちあたるまで
嘘も真実もこの手にあった
そして飽きもせず
わらった

ひか ....
かなしいと つぶやいたはずの くちびるが
さびしいと きこえてしまいそうな よる

しずけさは するどい はもののかたちをして
よわいわたしの かんじょうを なぞる

けれど ふるえるゆび ....
ここには海がないのです
人をあざける海鳥たちの鳴き声のかわりに
杉森をこごえさす雪の白さが
躊躇いもせずに町をみたしている

知らないもの同士が連れ添うような
紅茶のカップを二つ温めながら ....
神様がいるかどうかなんてわからない。

祈りの意味なんてわからない。

だけど、全ての人が豊かな心を持てれば良いのにな。
瞳が心の窓なら

声は心の 色
だろうか

その大きさで
ささやきで
吐息で

微妙なトーンで
心の位置が
感じとれる

かんちがいだった

わかっていないのは
あたし ....
息も凍る 寒い夕
その仔は

少し積もった 雪の上に
ちょっこり乗って
ふるえていた

雪よりもグレーがかっている
もう
鳴くチカラさえなえている

そっと
手につつんだ

 ....
 
 
道路を丸めて食べる
どうしたら草の音みたいに
生きることができるのだろう
 
曲った色鉛筆
間違えないように覚えた言葉
値札の無い指の軌跡
並べることばかり
いつの間にか上 ....
羽を広げて歌ったり
髪を下ろして眠ったり
きみを観察して飽きることがない
しなやかな人形のようだ

内側にめくれて行く海の
遠い波音を聴くころには
月が高いところまで上り
僕はいつまで ....
それは
冬 限定の屋台

あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる

夕食前の
薄腹の空いた時間

銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
 ....
        うれしいじゃないか
   本曇りが薄曇りになっただけで

         歌おうじゃないか
   薄曇りに青空がのぞいただけで

         叫ぼうじゃないか
  ....
 
 
長いものに巻かれている
とても柔らかな
マシュマロに腰を掛けて

呼吸に合わせて
長いものが少しうねる
今まで大切な人と
大切なお話をしていたはずなのに
もう残りものの空し ....
トイレから出ると
首の長い女性が
宙に浮かんでいた
待ちきれなくて
こうなったのか

トントンって
ノックしてくれたら
途中で出てあげたよ
可哀想に僕のせいだ

フローリングに
 ....
あの7日間は
もう 治ったかと
思っていた

また
瘡蓋が増殖している

無意識に
引っかき 傷つけ
流血し

瘡蓋となり

また 傷つける

瘡蓋の数は
ココロの傷と ....
ひとつ

ふたつ

みっつ

ベッドで遊ぶ

光のダンスを

みつけた

ありがとうの

拍手を贈った
何が楽しいの 何が正しいの

そんな正義が必要なのかね

かわいそうだね 君たちは


薄っぺらい汚れた小さな世界の片隅で善人面して媚をうる
現実逃避した小さな世界の片隅で ....
いいから自分を可愛がりなさい
いいからジブンで自分をカワイがりなさい

言い訳なんていいから
理由なんて要らないから
そっと ずっと もっと
じぶんを愛してあげなさい
ゆっくり ふれて  ....
喜怒哀楽全てを共有し 将来を約束し合ったって
たった一通の「別れよう」 それだけで全部壊れた
いろんな要素が絡み合って 上手く出来てたはずなのに
たった一言の「別れよう」 それだけで全部壊れた
 ....
朧月さんの自由詩おすすめリスト(1315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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First_aid- 涼深自由詩211-2-17
コンプレックス- アオゾラ ...自由詩811-2-15
わたしのこころはサーモンピンク- 佐々宝砂自由詩6+11-2-14
ふとしたこと- くろきた自由詩6*11-2-14
AKB- にゃんし ...自由詩211-2-13
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いたみ- within自由詩5*11-2-11
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秘密- アオゾラ ...自由詩511-2-9
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