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青い目をした窓の向こうの
君かと思うので
遠い朝の海を見せたくなる
手を引いていきながら
引かれている僕の胸の穴からは
いつも空気が漏れていく
見ないでいてくれる君のために
朝の海へ、連 ....
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
滑稽に 顔を 躍らせていたのは
骨の 女
女の 踊りは 死んだ 老父の
つまらない 散文に 酔っている
私という
つまり
骨と 皮の 女

滑稽だから 誰も 真剣になって
見つめてい ....
きっと この世の草木からは
あの蒼穹へ 黄金の糸がまっすぐに伸びているのです

  いのちはあわあわとしたじぶんのねいろをもって
  なつかしいあおぞらとつながっている
  (そう 世界は一 ....
まっすぐな道をすいこんだ

そのあとピカーってひかった





まってたら川みたいにとまった



おおごえで考えた「おばーちゃんはのう、自分のことわしって言うんで」

 ....
さざなみが月を潤ませて
消してゆく二人の名前
ゆうなぎは心の糸まで
もつらせて切ってゆくのか

灯台も暮れ馴ずめば影にまみれ
境をなくす浜辺と海

こわれた砂の城に波が
さよならを塗 ....
再加熱された論理の中に
探しているものはありませんでした。

こどもはいつのひか
すぐそこにあるしんじつをみないように
つとめるようになって
ぼやけたみらいにぼやけたしんじつを
さがすよ ....
念のために確認しておく
モーソー
それはある
内容はない
カップラーメンのから
空っぽのビールの缶
それはある
それらに手はない
足もない
カッターナイフはある
ナイフで鉛筆を削る ....
引き出しを開けると
折り重なった時が
落ちている
ぼくはそれらを拾い上げ
整理しなおそうとしたんだ

けれども うまくいかないで
サッカーを見たりなんかしてるうち
雨足に追いこされ
 ....
 その通りには、いつも強い西風が吹いていた。強い西風に押されて街路樹の銀杏は傾いていた。バス停で次のバスを待ちながら、僕の身体も通りの向こうがわにある街路樹と同じ角度で傾いていた。傾きながら僕も、強い ....   




 歩道橋の真ん中に
 枯れた花束があった
 しなびて横に傾いていた
 錆びついた階段を
 とにかくのぼって
 誰かが飛び降りた





 歩道橋の下の
 ....
 暮れなづむ山の湖を

 一羽の白鳥が滑つていく

 湖心へとーー



 周囲と断絶したわけでもないのに

 他の鳥たちに追はれたわけでもないのに

 白鳥は湖心へと静か ....
天空を 日が巡る
かげ ひそまる

大型バスを避けて 僕は路地裏へ
しみったれた茨 時を違えて咲き誇る
一輪の薔薇 その棘の在りか
観光客の舌先で淡くとけてゆく
色とりどりのアイスクリー ....
あなたの事を 想えば想う程
僕の此の両手では 抱え切れない
あなたの帰りを待つ 幸せな未来を望む事が怖い
考える事すら おこがましい そう言っている 理性を失った神様

だけど
幸せはきっ ....
あのときの金魚生きているよ
あなたと何回挑戦しても
ポイはすぐに破けてしまって
夜店のおじさんが呆れて分けてくれた
小さな二匹の金魚
お口をおちょぼにすぼめた金魚鉢は
ひらひら朝顔のように ....
(火薬の匂い)

はらわたの裏側で燻る怒りが
指先に伝わって痙攣する

(怒声)

細胞のひとつひとつが
銃弾の形に姿を変えてゆくのがわかる

(軍靴の響き)

身体中に内乱の ....
朝が死んだ と
夕飯時に連絡があった

その時の晩御飯はカレーだった

私は一晩じっくり寝かしたカレーが
好きだったので
とてもショックを受けてしまって
あぁそう
   ....
続編が読みたかった ということなのだろう。
程良く重い布団に 未明に
新装された三姉妹の表紙を
しあわせな気持ちで眺めかえす夢を見ていた。

「ラストウィークエンド」・・・
駅ビルの書店で ....
空白の空間に立つ彼の前には、
「{ルビ0=ゼロ}」の文字が浮かんでいた。 

「0」に足を踏み入れ{ルビ潜=くぐ}り抜けると、 
そこは社会に出て間もない頃の職場で 
七年前の彼が先輩達に囲 ....
バスに小川が乗ってきた
どこにも流れることのできない小川は
だらしなく床に広がった
立っている人は足を濡らした
座っている人は足を濡らさないように
座席の上に膝を抱えた
大学病院
 ....
  木はただ黙ってつっ立っているのではない




     両
      う
       で
        を
  木はかならず      立 っ て い る
       ....
西瓜を
   ノートで割って
   ペンで食べた
                
残っているのは

種と
   
皮と
     
僅かな食べ残しの
              ....
一体どこにいたのかと
なぜ自分が見えるのかと
だから記憶には創られたものがある
虫も緑も陰る飛行場の近くに
住まったことはない
白シャツを着たことはあっても
レフを当てられたことはなかった ....
テレビ画面が泣いてます

どうしようもなく
うるさく泣くものだから
フサフサのすね毛で蹴り上げて
横転八倒の刑で治めます


テレビ画面が死んでます

どうしようもなく
線香 ....
腐り融けたレタスのように

鬱血した空気は

身に纏わりついて

無理矢理くちびるを

押し開けて侵入し

息を詰らせた。


肌の上に

じっとりと停滞する空気に

 ....
中学のころ
数式が嫌いだったので
教科書の中の
一番大嫌いなページをエンピツの先で突いて
そこから世界がどんなにみっともないか
のぞいてやろうと思った
穴から見えた緑の黒板は
やっぱり
 ....
撃ち落す
画面

落下
すると
何も書いていていない真っ白なポスターが
街中にあふれ

ついで、一斉に剥がれ落
           ち            
白いものは激しく
 ....
させられて 触れたわけじゃなくて
あきずに続けただけの ことだから

だらしなく つっかけて
ぼろぼろの 噛み癖

気の毒なんて
言われないし
悲嘆は

花さえ開くことを望めば
 ....
腕時計をはめた手は
自分の手に見えない
よく働き
よく錯綜する

身体化すらした一個の腕時計を
失くしたとき以来
自肌は時もなく
目は手を見失っていたのだ

手は遠い
手が遠くあ ....
例えば子供の頃戦隊ヒーローに憧れた日
友達と役職を分け合ってもいつも悪役だった日
悪役はいつも死んだフリをするだけ
必ずヒーローは悪役を踏み台にする
僕はあの頃のままで誰かの踏み台なの ....
THANDER BIRDさんの自由詩おすすめリスト(577)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遊歩道- 霜天自由詩806-7-6
あ、じ、さ、い。- 水在らあ ...自由詩67+*06-7-5
骨の女- 奥津 強自由詩306-7-5
星の船と_竪琴- 水無瀬  ...自由詩8*06-7-5
おばーちゃん- ペン太郎自由詩1*06-7-5
ブラックサンド・ビーチ- Rin K自由詩34+*06-7-5
カーテンの向こう- ブルース ...自由詩306-7-5
在ると無いにおける自己確認- シホ自由詩406-7-4
雨の背後に- iloha自由詩15*06-7-4
雨期と雨のある記憶- カワグチ ...自由詩2*06-7-4
レモン水- カンチェ ...自由詩806-7-3
湖心へ- 杉菜 晃自由詩2*06-7-3
_時祭りの_廃墟- 水無瀬  ...自由詩4*06-7-3
六畳の世界- 本村K自由詩106-7-3
母斑- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-7-3
内乱の予感- 大覚アキ ...自由詩106-7-3
脱皮- 自由詩5+*06-7-2
LAST_WEEKEND- 吉岡孝次自由詩206-7-2
「_0_」_- 服部 剛自由詩6*06-7-1
最初に- たもつ自由詩1806-7-1
- 杉菜 晃自由詩4*06-7-1
夏に似たもの- かぜきり自由詩4*06-7-1
草の上、翼の下- 吉岡孝次自由詩206-7-1
横になって_リモコンを押させられる- ヨルノテ ...自由詩306-7-1
蛆湧く季節。- 実夜自由詩3*06-6-30
のぞき穴- でこ自由詩706-6-30
白撃- ふるる自由詩8*06-6-30
暗さの解釈- 砂木自由詩12*06-6-30
腕時計- シホ自由詩106-6-29
二十世紀のヒーローは涙を流して戦う- 海月自由詩1*06-6-29

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