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ぼくは きみは
幽霊みたいだったね
夜に向かって
勉強しながら
ちらちら雪が降って
きたんだなぁ
想いながら
そらが土を
不思議な生々しさが首を連れ去る
ひだりがわをゆきかう車
ぼ ....
ある日妹が分裂病を発病して
ぼく自身のやまいは存在してはいけないこととなった

いつからだろう
この奇妙な感覚がはじまったのは
ぼくにとって精神活動は実体をともなうものだ
じっと座ったまま ....
手作業が大事です
自分との戦いです
バーストしたあとの
むなしさのたびに
大人になります
咳をしてもひとり
部屋にいてもひとり
雑踏にいてもひとり
どこにいてもひとり

生まれてからひとり
家族がいてもひとり
学校にいてもひとり
就職してもひとり

友だちができてもひと ....
火と
光と
音と
木と
鉄と
布と
さみだれを      五月雨を
あびてまさしく    浴びてまさしく
かんじわずらい    感じ煩じ
うつむくを      うつむくを
すくいごころと    救い心と
みずたまり   ....
瞬間の波にさらわれて

僕らはっとして産声をあげる

永遠の海に溶けた心が

掬われたんだ 今


悠久はゼロと等しく

瞬きは永遠と化して世界を刻む

人が悩むべきただひと ....
もっとほしいの?
なんでつながなくちゃだめなの?

別にもういんないよ
平気だよ
苦しくないよ
スースーしないもん

どこへ連れてくの?
チクチクするの?
もうポイしちゃうの?
 ....
もしも裏切られたら

アップルジュースをお腹いっぱいに飲んで

満腹中枢を裏切って

もっと飲んで

それで

後づけの理由も考えられないくらいに

頭に血が集中し ....
無意味な夜更かしの後に
明けた朝の風を吸い込んでも
昨日の残りを埋めきれていない
事実だけが胸に残っている

始業と同時に終業を待ち
帰宅と同時に無限を願い
眠りの直後に目覚ましが鳴り
 ....
想いはどこへ連れて行こう
涙はどこで手放そう
忘れられないことばかりを持って
僕らは何度もここに生まれた

円く繋がった道を歩こう
いつまでも終われない街を抜けよう
ガードレールの上で両 ....
一人暮らしとは体育座りをする事である

そう思った今日という日
風景は翠に染まり
懐かしい記憶に薄荷の味がする

今、ひんやりと誰かの影が映った

声を掛けようとしたら
今日の霧雨が人差し指の形になって
口元を制止する

濡れそぼった公園のベンチ ....
私の目に映るものの中で一番多いのは貴方
それは間違いないんです

だって本当に好きだから
一瞬でも目を離したくない

子供みたいな体温の
貴方の頬を両手で包むと

なんで ....
オナニーの中に消えていくぼくの情熱たち
にさようならを言いつづける日々

陰茎を貫きホトバシル魂の声
に耳をかたむけることをぼくは知らない

嗚呼、南無
グラスに揺れるオレンジジュースの

意義がないかもしれない意味が

誰かのノドを潤すことで

巧妙に隠蔽されたとしても

オレンジジュース自体の気品のようなものが

損なわれること ....
笑ってたんだ
笑ってたんだ
きっと
あったかい土に抱かれて
優しい雨に愛されて
まだ見ぬ地上の風に憧れて
君たち 泥んこぼうず達は
笑って
幸せに
暮らしてたんだ
そして 素直に育 ....
あの太陽はどうも思い過ごしだ
電球を取り替える様に人間が群がってる
深く考えんの止めてみようと
試みたのもつかの間
太陽はなくなったみたいなので
ため息ふたつ
一枚の雲がふわり
眼をつむ ....
楽しい事やうれしい事が
すべて自分と無関係の所で起きてる気がする
それも、自分が不運とかって理由じゃなくて
自分が回りを不幸にしてる気がする

だから回りは自衛のために
僕が近づかないよう ....
女の 音よ
湿った 黒い 布を 
擦れた 音をたて
陽射しは 見えず
目くらの 老女よ

祈る様は 砂塵の 禅僧
にも 似た


目の 落ち窪んだ
中から 蝶が 出る

祈 ....
 *

朝起きて色を塗る
テーブルの上にある
野菜ジュースの中を
遠くまで行くことは
とても難しい

 *

虹を壊し
虹に壊されながら
走る子どもたちの足音が
回覧板でまわ ....
春の底に吐息する
ヒナゲシの色彩の
ポッ、と尽きて灰になる予感に
逆らわず、半音ずつ春の底へ
半音ずつ春の底へ、身を委ね、静まる
少女のスカートがフレアを
静か ....
今朝卸したばかりのお洒落なパンプス
爽やかな淡い色合いのパンプス
新人さんと間違えられたくない思いで
ヒールをちょっと高めにしてみた
でもつま先はさっきからストッキング越しに
どこか逃げ道を ....
戻らない時間の隣りで
君は話し始めた

止まない雨は 空ばかりではなくて
君の心にまでも 落ちていたことを知った
しとしとと
傍にいた だけ

けど
100円ショップの 傘の下でも
 ....
雨を見る蝶
草を分ける黒い道
滝の音にふりかえり
光が空を割るのを見る
西の半分がとても暗く
夜風は水のにおいになってゆく



壊れた傘が
春を乗せたまま川を流れ ....
詩を作ろう
仕事に行くのがめんどくさいから詩を作ろう

喫茶店で女の話に相づちを打つのが面倒だから
家で詩を作るとしよう
手書きじゃなくてコンピュータで

家の片付けをしないといけないん ....
なんだか、恥ずかしい気持ち
やわらかくはなく、繊細でもなく、淡くない。
きいろ。
囁くようでもなく。なにか、恥ずかしい。
そんな色。
きいろ。
丸みを帯びた光は
瞼を下ろすたび
その裏に
微かな影を描く

碧さを含んだ風が
誘いかけても
膝を抱えたままの両腕を
微動だにしないで


 閉じたままでは
 何も見えない
 ....
精神が沈んでゆく

精神が強張ってゆく

精神が萎んでゆく

精神が歪んでく

精神が汚れてゆく

精神が老いてゆく

精神が褪せてく

精神が荒んでく
 ....
紙屋町から橋を渡ると
折り鶴に祈りを捧げるための
順番待ちの列
それは確かに祈りのかたちだが
朝夕の公園掃除とは
似てもにつかない

ベンチに座り
おにぎりを取り出すと
えらそうに鳩 ....
THANDER BIRDさんの自由詩おすすめリスト(577)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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咳をしてもひとりMk_II- 冒険野郎 ...自由詩2*06-5-27
祭り- mine自由詩106-5-26
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- mine自由詩2*06-5-23
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