すべてのおすすめ
冬。私は、怒れる椅子に座っていた。人間椅子である事は明白で、中にいたものは、汚れた幻覚だったのかもしれない。となると現存するのが疑問だが、椅子が怒っていたのは事実で、私は、斜め40角度で、海を眺めてい ....
酩酊した 太陽の 落ちるべき 場所
女の 渦中へ
やせ細った 女の あばら骨の 中で
酒瓶が 転がり落ちては
女は 旗を 掲げる
世界は 女の 腕の中にあり
女は 台風と なる
世界は ....
頂点だ
頂に ある 女達が
私を 突き落とす
頂点へ 這い上がる
暗き 谷間の
野犬に 食われ
肥満の 女達は
渦巻きの中での
栄光
味わうのは きわめて 極端な
愛
そうだ
....
滑稽に 顔を 躍らせていたのは
骨の 女
女の 踊りは 死んだ 老父の
つまらない 散文に 酔っている
私という
つまり
骨と 皮の 女
滑稽だから 誰も 真剣になって
見つめてい ....
打ちひしがれた 女に
睫の 長さに 打たれた
私の 心は
殺される
死とは 半死の
境界線はなく
生は 母胎だ
恋など 冒涜だ
打ちひしがれた 女よ
死を 楽しめ
男達 ....
そして 落ちた 朝日から
恋文が 洗われる
落ちた 朝日は 父なので
娘の 洗いきれぬ 服などに
圧倒されつつ 奇形の涙を流し
落ちた 朝日なので
沈むと 月になる
だが 娘は 月を ....
女の 音よ
湿った 黒い 布を
擦れた 音をたて
陽射しは 見えず
目くらの 老女よ
祈る様は 砂塵の 禅僧
にも 似た
目
目の 落ち窪んだ
中から 蝶が 出る
祈 ....
THANDER BIRDさんの奥津 強さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
海
-
奥津 強
自由詩
1*
06-7-25
渦中
-
奥津 強
自由詩
2*
06-7-14
頂点(我が子へ)
-
奥津 強
自由詩
1*
06-7-11
骨の女
-
奥津 強
自由詩
3
06-7-5
朝だ_老女よ
-
奥津 強
自由詩
2
06-6-7
婚約者
-
奥津 強
自由詩
2
06-6-5
老女
-
奥津 強
自由詩
2*
06-5-23
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する