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クルリ クルリ

傘を差しながら自転車を漕ぐ学生
すれ違ったときに傘からの水滴が私に当たった
少しだけ頬が濡れた

パキパキ パキパキ

小枝は音を出して割れる筈なのに割れない
少し ....
田舎は良い
風は青いし
空は広いし
何より高い建物がないのが良い
ピーチクパーチク
ワンワン
ゲコゲコ
ジージー
ってうるせぇなぁ!
見事にカルテットしてんじゃないよ!


田 ....
間違っている気がして
冷蔵庫の乳製品を並べることにする
自分に似ているものは右側に
似ていないものは左側に
それ以外のものは
バスタブに順序よく沈めていく
ひとでなし!
口のよう ....
煌めきを放ってるあなたの

その瞬間

あたしの目はシャッターを押す



空気が写り込む隙間もない

利益や偽りもない

ただ少し必死なだけ



ピアノの弾 ....
雨の降る夜の帰路
高速を降りてからの長い田舎道
前照灯が照らす小さな視界に
跳ねるものがあるのだ

灯火の中それは白く見え
雨粒とは違う動きで
ぬれたアスファルトの上を
道一面に跳ねる ....
香りのいいお茶を差し出されて 意識朦朧

何度も頭を打つのはわたしの不注意

胸の奥の水たまり
激しくかき混ぜて
そっと空に流して

あなたの歯がつきささって
粉々にくだけるわたしの ....
小鳥ちゃん 謎の民族の踊りする

小鳥ちゃん おしりに黄色の ひらひらフリル

小鳥ちゃん ささみの足を蹴り上げ 風と

小鳥ちゃん ひとりで勝手に驚いた

小鳥ちゃん 呼んでも聴こえ ....
祝日 新宿の午後は人波に{ルビ溢=あふ}れて 
逃れるように僕は古びた細い路地に入る 

道の両脇に{ルビ聳=そび}え立つ高層ビルの壁に挟まれた 
細い空を見上げると吹いて来る向かい風 
ア ....
空も水も花も
君が話す途端に
死んでいる

空は空でなく水もなく
花はもう花ではない
君さえ影すらなし


死に跡なく、
電脳宇宙の暗闇に
誰も重力の実際を
計 ....
目を瞑りましょう。

先に何が見えるの?

暗い
暗い
廊下を辿って

夢の中の貴方に会いに行くワ。

其が例え只の夢だったとしても

私は其を後悔はしない。

貴方が好き ....
言いたいことは
なにもなかった
ことばがそんなにえらいのかい
ことばでそんなにいえるのかい
ことば

犬がにゃあと鳴いた
猫がわんと鳴いた
蝉がさめざめと鳴き
象の鼓膜もやぶれた
 ....
狭苦しい世界から
こぼれ落ちてしまいそうに
鳥は横切っていく

この胸をしめつける病なのか
握った手のひらを湿らせるだけで
つたうものぬぐいもせず

鳥よ、名も知らぬ猛禽よ
あいつの ....
せっかくお風呂に入ったのに
自分のからだがすっかり無くなっていた
どこかに忘れてきたにちがいないけど
いくら思い出そうとしても
ここにいた時には確かにあった
という自信がもてない
 ....
歌舞伎役者は
立っているだけで美しい
その凛とした立ち姿は
長い鍛錬の賜物だ

私の言葉よ
おまえは立っているか?
インターネットの言葉の荒野で
おまえは立っているか?  ....
僕たちの住む世界には
沢山のものが溢れ過ぎて
何を選べばいいのか判らない
手に取っては捨てて
また違うものを探して歩く

どれも輝いて煌いて
何も劣ってはいないのに
この中から一つだけ ....
電気信号によって動かされる心臓
によって体内をめぐる血液
手足が冷える末端冷え性
冷たい自分の手を見る
まるで女の手
机に落ちた髪の毛
思い通りにならないあれこれ

無呼吸症候群
近 ....
いつからだ
僕が星を見なくなったのは

暗闇に沈む夜の中で
ただひとつもたらされた
真実



そんなもんはない



残虐な爪が幾重もの色を貫いても
目の前にあるのは虹だ ....
美術の先生が
黒と白だけは
どんなに絵の具を混ぜても
作り出せないのだと言っていた

そんな貴重な色の絵の具は
どんな材料で作られ
どこの国の工場から送られてくるのだろうかと
想像をめ ....
あこがれて あきらめて
うちひしがれて 汚れた
たましいを つきることなく
あらって あかぎれになった
おかあさんの手に 接吻してもよろしいですか
「部屋の中」がなくなっていく
「部屋の中」にあったものは
外へと押し出されてしまう
殺風景だと思ってたのに
床、天井、壁
結構いろいろなものがあったので
少しびっくりする
やがて ....
  黄昏が近づいて
  風向きがふっとかわるとき
  隣り合って座るわたしたちの間には
  暖かな風のように沈黙が訪れる


  丘から見下ろす街並みは
  最後の夕日に照らされて
  ....
あのあおい波が沖まで連れて行くんだわ
そうよ私たち逃げるの
あそこにあかい鳥がいるわ
そそり立つ岸壁はまるで斧

こわいなんて言っては駄目
だってあんな絵本は嫌い
小鳥は飛ぶことを諦め
 ....
 ゆうぐれの中でじっと目をつむっていると
 血ではない何か温かくて
 液体の優しさの
 何かとても温かくて
 カンケリの音が通り過ぎるまで
 永遠のはんぶんの時間で

 空は焚き火のよう ....
伸ばした腕がもぎ取られ
叫んだ声が千切れ飛び
駆け出す脚を組み伏され
開いた眼を切り取られ
澄ました耳を封じられ
抱えた想いも朽ち果てて


残った胴体が暴れる音は
せめて届ける事が ....
あなたが大声で「ロバの耳」
とか叫ぶ意味が判ったわ
解き放つのね 何かを
解き放ちたいのね 何かを


あなたはこの町一番の床屋
それは誰もが認めていて
あなたが決めた髪形に
誰も逆 ....
駅中で新聞紙にくるまり眠りにつく
彼らはドワーフなのよ
金塊を掘ることを得意として
一心不乱に働き続けたけれど
近代化の波に押し出され、帰るところを失った
ドワーフのなれの果て
少しでも暗 ....
時刻は過ぎ その先へ
置くものがもうないときの空腹を
希望という言葉で
濁せ わかりやすく

内的宇宙ばかり語るうちに
外的言語宇宙は驚くほどライトになったので望遠鏡が売れない
もう 詩 ....
かわべりで おにぎりを
たべているとき ライオンがきて
たてがみをはずし じゃぶじゃぶ
あらいだしたら まちがっても
めをあわせては いけません 
あなたはいつも少しかなしい
春の肌の女の子 薄桃色の乳首のように
きれい
「あなたはいつも少しかなしい」
ハッカのにおい
耳たぶをふるわせた「かなしい」を思い出して
まるくなる
私は ....
10センチメートルに
来てはくれない



ので
美しいオーツーと
悲しいシーオーツーが
かすか、乱れ
誰かの名として震えては
10センチメートルの位置で消 ....
THANDER BIRDさんの自由詩おすすめリスト(577)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨天の散歩- 海月自由詩1*06-5-7
故郷カルテット- 美味自由詩2*06-5-7
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シャッター- さー行き ...自由詩2*06-5-7
蛙の日- たりぽん ...自由詩13*06-5-7
ティーパーティー- アサリナ自由詩2*06-5-6
小鳥ちゃん- アサリナ自由詩4*06-5-6
「夢」_〜_新宿にて_〜_- 服部 剛自由詩14*06-5-6
星空時代- ヨルノテ ...自由詩4*06-5-6
ほほえみのあくま- 胡蝶自由詩206-5-6
ことばのあとは- ZUZU自由詩206-5-6
鳥瞰図、私の胸に- たりぽん ...自由詩13*06-5-5
からだ- たもつ自由詩9*06-5-5
詩論以前- 佐々宝砂自由詩12+*06-5-5
氾濫- AKiHiCo自由詩406-5-5
祈りについて- ヌヌヌ自由詩306-5-5
- なるせ自由詩106-5-5
潔癖症の子供- マッドビ ...自由詩1006-5-5
そろもん(聖母の話)- みつべえ自由詩306-5-4
部屋の中- たもつ自由詩706-5-4
そのときあなたは夕暮れの街- 嘉野千尋自由詩13*06-5-4
海へ- ふるる自由詩8*06-5-4
熱−Revision- シャーロ ...自由詩206-5-4
コールミー- 久野本  ...自由詩1*06-5-4
ときはなつもの- 恋月 ぴ ...自由詩14+*06-5-3
ドワーフ- 暗闇れも ...自由詩1*06-5-2
大予言- つかさ自由詩206-5-2
そろもん(遠足の話)- みつべえ自由詩1206-5-2
あなたはいつも少しかなしい- たちばな ...自由詩18*06-5-2
光わずらい- A道化自由詩706-5-2

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