すべてのおすすめ
きっとめをつむっているうちに
文字はしずかに
みみのよこを抜けて
みずうみのように
空の低い
やさしい墓地のように
まっさらにひろがってゆく だろう



とうめいなかいだんが ....
夏のたかまりのなかで聴いた
あなたの魂の音は
秋のめざめのように
とても澄んでいた
世界のいちばん深いところで
ゆるされてる
そういう色を
していた

草色のゆめのなかに消えるために ....
二人寝は 嫌い。



セックスは、 

したい人と 

したいときに するもの。



だから、

私が言いたいのは、

したくない人とは 

したくない。

 ....
『魚は哀しい時、泪を流すのかしら』

 瞼の無いものに 泣け、だなんて


 君は酷だね



 海水に溶けた泪を、

 掬ってやる勇気が君に あるとでも?





 ....
目覚めると
わたしはちいさなこどもだった
ゆめが まくらからながれだしていて
手のひらで隠すと
輝きを益した


水曜日が 机の上でそっと息をしている
かわききった波が
部屋のなかを ....
あ、あ、あ、これは
そうだ初雪の味
田舎の山奥
少女
噛んだ初雪を
その味

今宵ほほを撫でる風
冷たい空気
それらは、それらは、
初雪の味

走るはしるはしる
笑う
雪の ....
運河の方へと枝を伸ばす木の下に居ます
十五分の休憩時間に会社を抜け出して
頭の中で君に手紙を書いています

目の前には誰も乗っていない船が少しだけ揺らいでいます
今日はとても風が強くてそのせ ....
ほんの少し見上げる
空をとは言わない
空ではない
そんな長いこと
ここに蓋をしてるもんじゃない
たしかにそれは澄んではいるが
いずれ波打って
曇り掠れ朽ちていくもの
それを
見上げる ....
ちょっと気軽に
頭が痛いと言っても
誰も
こころから心配しちゃくれない

なら
私は心配してあげよう

喉が痛いと聞いたなら
のど飴をあげよう
風邪薬をあげよう

あげよう
 ....
たどり着いた島で
ひと休み

ここも
朝日とともに沈むから
また次の島へ泳ぐ準備だ

大陸まで
あとどのくらい

あと
どのくらい

そもそも
大陸なんてあるのか

そ ....
空がまだ青かった頃
王国は細く
鉄塔がその役目を終えてなお
行くあてなく錆びていくように

東の空から鳥たちがやってきて
羽を休める場所を見つけられない
王国は
気づかれずに
そのよ ....
いじめてちゃんは黒い色が好きだ
いつも黒い服を着てる

いじめてちゃんはすごく無口だ
人に何か聞かれてやっとその口を開く
それもたった一言だけ
どっちでもいい

いじめてちゃんは一人が ....
忘れてしまった
カラン カラカラと
転がっていく
空き缶みたいに

誰もいない商店街の
その真ん中を
私の蹴飛ばした
空き缶がゆく

カラン カラカラ

閉じられたシャッターに ....
明かりの灯った廊下
一人歩きは寂しくて

今日も仕事をきちんとやりました

ああ
それだけで満足です

そんなの
嘘ですよ

後ろから来るのは
何でしょう

待てばいいのか ....
吐く息がすぅすぅと白くなるので
ああ そうか と合点がいく

      駆け込みで無意味に アスファルトが掘り返され
      交通誘導のおじさんは 震えながら旗を振る

工事ラン ....
てお
あなたが穏やかな
それがなによりもの温もり
みみずさんになって
のの
お花さんになって
あたし
まぁるい
てお
あなたが一番
好き
痛いところが
気になるので
いじってしまう

痛いところが
取れないかなと
いじってしまう

痛まなくなってくると
直ったかなと
いじってしまう

いじると
やっぱり痛い
 ....
続いてほほえましいニュースです
今日、O市P区Aヶ丘のI幼稚園へ
サンタクロースがおっぱいのプレゼントにやってきました
一人一人におっぱいが手渡されると、園児たちは大喜びで
かけまわったり、重 ....
そのまま止まれ

君のそういう微笑み方
マスクで半分隠れた口元は
いったいどんなふうなのかね?

なんとも優しい笑い方だけれど
マスクを取ってみないと
苦笑なのか照れなのか

まし ....
ねぇびっくりさせてあげようか
この指輪自分で買ったって言ってたけど そんなの嘘
エエッ!
拾ったの
オオッ?!

ねぇびっくりさせてあげようか
隠し子がいるの
エエッ!
あなたの子よ ....
カニの はさみ は

チョッキン じゃなくて

ギュウゥゥゥ〜〜〜です。


コロッケのコロは

コロモのコロかもしれません。

ッケ は どうしたらいいですか?
リモコンをなくしたテレビ
いつも同じチャンネルで
いつも同じアナウンサー
同じコマーシャル
同じギャグ
同じ時間
同じ
恐ろしくて声もでない
私はこうして真実を知り
故郷を後にし ....
いつまでたっても静寂の日々が来ないので
自分で作ってみようと思った

周りを四角く囲って
何もかも近づけないようにする

けれど実際は
そこまでの勇気がなくて

私の顔は歪んで
し ....
うちの親父。


親父のまくらは、マイルドセブンの薫りがする
最近は、薄くなってきた

俺とおなじで、数学ができない。
ただひとつ違う点は、意欲があるかないかってこと

洗剤会社 ....
叱られて
とてもとても哀しくて
哀しくて

身体中が震えて
しゃくりあげる
苦しくて
身体が鳴く
胸に哀しさがいっぱいで
苦しくて
泣く

我慢しないで
声を上げて泣け

 ....
君にとって次の場所が
楽しい場所になるのか
厳しい場所になるのか
まだわからないけれど

君ならなんとかするはずだよね

見送られるよりも
見送るほうがいい

君の姿が見えなくなっ ....
少しだけ
夢見るように
呼吸してみる
赦されているかどうか
確かめるために

わたしたちはすべて
結ばれていない
それはわかっている
結ばれることはない
それも
わかっている
 ....
甘噛みの
子犬のように
くちびる
じゃれあって

ゆきが
しんしん
窓のそと
回って

髪が
さらさらと
その場に
落ちて

時計
たいくつな
FMの
向こう

 ....
何気ない会話で
笑う
マスクにかくれた
君の顔の
半分が
紅く染まると
なんだか
勝った気分になるぞ
折れてはじけた針の先
小さく鋭い小さな痛み


難しい言葉なんてほしくない


せめて 恋の証として
ただ一つ残された瞬間の
君の末梢を

いつでも
思い出せるように
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空を見る- はな 未詩・独白22*06-1-10
星よりも遠く- 青色銀河 ...未詩・独白506-1-10
妄想仮面- 蒼木りん未詩・独白506-1-7
魚の瞼- 士狼(銀)未詩・独白4*06-1-7
夢が- はな 未詩・独白11*06-1-7
初雪の味- イオ未詩・独白5*06-1-5
十五分の手紙- 松本 涼未詩・独白7*06-1-5
見上げる- フユナ未詩・独白405-12-31
愚考- 蒼木りん未詩・独白305-12-29
- 蒼木りん未詩・独白205-12-29
はじめての王国- いとう未詩・独白905-12-29
いじめてちゃん- 和泉 誠未詩・独白4*05-12-28
うるさいんだよ- umineko未詩・独白4*05-12-27
負けるもんか- 蒼木りん未詩・独白505-12-25
師走に咲く- 月音未詩・独白505-12-20
てお- ひより未詩・独白6*05-12-20
安心- 蒼木りん未詩・独白205-12-19
おっぱいばんざい- ヤギ未詩・独白9*05-12-18
甘いマスク- 蒼木りん未詩・独白205-12-16
2度もびっくりさせないで- 佐野権太未詩・独白8*05-12-16
伝言- 日朗歩野未詩・独白2*05-12-15
リモコン- あおば未詩・独白3*05-12-11
のだった- 蒼木りん未詩・独白205-12-11
うちの親父。- 仲本いす ...未詩・独白2*05-12-10
摩る- 蒼木りん未詩・独白305-12-7
次の場所- とびまる ...未詩・独白3*05-12-7
希望- いとう未詩・独白605-12-7
ロンド- umineko未詩・独白4*05-12-5
紅くなる- 蒼木りん未詩・独白5+05-12-3
梢のとげ- たりぽん ...未詩・独白605-12-2

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