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道順を、思い出している途中
まだまだ、窓が開かないので


軋むような音が聞こえて
当り障りの無い、そんな
眠れない夜がありました

覚えている
草の葉の匂いと
爪先立ちで空に消え ....
指先であそぶ旋律がピアノの鍵盤の上を流れて 
部屋に溢れるやさしい音階のすきまに
天球図は青くひろがってゆく
東のかなたの
さそりの心臓は自ら発火し
そのきらめきは引き出しの奥で眠るルビー
 ....
ぼくは流れてゆく、洗面台から消えてゆく、洗面台の排水口から、少しづつ、消えてゆく、冷え切った蛇口と、無造作に放置された、石鹸の反目、ぼくの手は、今日も汚れてしまった、ぼくは石鹸で手を洗う、今日一日分の .... 人類が滅びて久しい荒野の中心
ぽつりと浮かんだ吹き出しに
最後の最後にだれかが書き込んだ言葉は風化して
そこに霞んだ消え残りが歌うのは
何だったか
今では誰も読むことは叶わないがただ
貧相 ....
  

    一滴の血
    一滴の汗
    一滴の涙からできている人間がいる

    全細胞にくまなくゆきわたっている
    人間が美しいのはそのためだ

    人間誰 ....
感情の糸をわたる指先は
安いヴァイオリンのように響いて
逆立つ髪を宥めれば
傾いた首の方へ流れてゆく


(鼓膜を抜けて届いた先には
 やわらかいあなたがまるまっている)


明滅 ....
子供達の笑い声が響きます
夜の頃、寒空の影のあたりで

冬の薄皮の下、破れそうなぎりぎりのライン
ジャケットを探す手で
ため息の縁をつかんでみる
思いのほかよく伸びるそれを
つま先まで引 ....
私 不在のまま
幾つかの涙が流される

私 不在のまま
地球は回る

私 不在のまま
予約録画は始まる

私 不在のまま
私の詩は読まれる
  シェフトフではないが
  不安である
  なんと言うこともなく不安である
  落ち着いていられない
  地震が来る
  火事がでる
  死が迫る
  急勾配の地下鉄のエスカレータ ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
光が息を通りすぎ
ひとつの花
ひとつの羽に分かれてゆく


線だけの街に
雨がひとつ咲き
小さくふるえ 増えつづける


無音に打たれ ひざまづくとき
白い林の連なりを見 ....
天気のいい日はたまらない

家からは出ない
窓も開けない

 (つらいのだ)

去年の夏は猛暑で
「来年の花粉はひどいでしょうね」と
誰かが言っていた


   *


 ....
今朝も電車の中で
僕はすし詰め
くたびれた背中のお米達に
すき間なく囲まれて
まぐろの気持が少しわかった

目を閉じると
あのきれいな木目の板へと
運ばれてゆくのを感じる

「 ....
ふわり
ふわり
不安はよぎり
譜割も未完に詠われない
ティンノートに書き溜めた 
並べたてた 煙たい詩言


 −自由でありたい−


ポカンと吹き上げた
悪戯 ....
生まれ落ちたのは下町だった

色褪せた写真のように
どれも茜色に染まっている
真昼の公園も
二間のアパートも
父親が働いていた小さな町工場も
視線の先には
いつも人がいて
ろくろ首の ....
 a.

睨み合う矮小

憎しみと欲望は
隔てられた割れ目の
隙間で歪曲された

輪ゴムの一面の憐憫を
その他の面の不実を

伸ばし
引き裂き
廃棄され

虚しさの
秩 ....
アンダルシア鳴り響き、
呪いの言葉も吐き尽くされ続けて、
尽くされているのに続けられてて、
僕は、僕たちは、
アンダルシア。
そのなんたるかを知らない。

朝になったら、
彼女は少女に ....
ひとりで、
ベランダに腰を下ろし、
F-22米軍戦闘機の、
プラモデルを手にして、
雲のない、
午前の青空を見る。
(わたしの両手が湿っている)
あたたかな風は、
わたしの、
首筋か ....
しあわせ村の村長さんは
昨日のことをすぐに忘れる

村の人口は減少してるのに
新しい学校をつくり
新しい文化会館をつくり

そんなこともすぐに忘れて
今は道路をつくることに夢中だ

 ....
  {引用=今も変わらずに花の名である人へ}


  きっと気紛れに入れたのでしょう
  桜の花びらが
  はらりと、
  不意に零れ落ちたので
  もうどうしようもなく立ち尽くしてしま ....
荒れ野が荒れ野に流れ込み
丘の上の空へと打ち寄せている
冬に冬が接ぎ木され
咲く花は記憶の色をしている


脚から生まれた羽を育てて
小さな小さな双つの稲妻
夜の窓 ....
バスを待つ
風は強く
私を叩きつけて
冬へと逆戻り
したがってるみたい

たったひとつのことが
万華鏡の世界のモトで
本当は一つのことで
たくさんなんてありはしなくて
花の咲かない ....
粉雪が舞い落ちる
  ひらひらと
    ふわふわと

       世界が白に染まる
    視界が白で埋まる

 浄化が街を覆う
   全てがリセットされる

ボクは立ち尽くす ....
空には幾世代もの飛翔した軌跡が
白く重なり
海には幾世代もの尾鰭の跡が
果てるともない波を繰り返している

そしてぼくらはときどき
幾世代もの記憶の上に立って
詩を書いていたりする
ち ....
煙が這っている

吸殻 だとか 灰 だとか
抜け殻 だとか カス だとか
置き去りにして
きれいに消えてみせる

そんなふうに居なくなるなんて
ずるい
ただただ ずるい
儚さだけを ....
こんなに月がきれいな夜に
わたしはオオカミ
人を殺した。

  *

すれ違いざまに去っていくので
背中に向けてぶつけた、
言葉、と
言葉の。

 その間のお話。

 *** ....
黄金の蜜蜂が架空のゴシック建築を描いて飛翔するある夜明けの実
験室で彼女は頭蓋骨の中にひとつの王国を築くホルマリン漬けのギ
リシャ彫刻が語る月の犬の伝説はセメントに塗り込められた落下す
る九番目 ....
優しく濡れていた
公園の池が凍りわたるという法則を
冬だから寒いのは当たり前でしょうと片付けた母の
手の平の保温性が
今も強く、わたしの身体へと、わたしの眼へと
柔らかいままの金 ....
青い窓
と、部屋
泣きそうになるその人が
もう飽きたかのような指先で
コップの端を噛んでいる


くたびれてしまった
すこしねむってみたいな

そんな具合に
どこかから雨漏りがし ....
横着な猫の干からびたいくつかの夢は壁越しに粘着させられた食べ物のかすによって越冬させる こだまする音は小さなドーム状の過失を徐々に浮かび上がらせては消える 電波塔は滝の流れる岩山の上にえぐれてある フ ....
岡部淳太郎さんの自由詩おすすめリスト(739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その途中- 霜天自由詩605-3-4
さそりの心臓- ワタナベ自由詩3105-3-3
洗面台から消えてゆく- 043BLUE自由詩505-3-3
流世の語り- 半知半能自由詩505-3-2
一滴の血- 天野茂典自由詩405-3-2
慟哭- ベンジャ ...自由詩16*05-3-2
転換点- 霜天自由詩305-3-2
私、不在のまま- 043BLUE自由詩205-3-1
それでも矛盾は残る- 天野茂典自由詩305-3-1
団欒- たもつ自由詩2505-3-1
鏡の日- 木立 悟自由詩405-3-1
花粉症- ベンジャ ...自由詩8*05-3-1
すし詰め- 服部 剛自由詩11*05-2-28
天上切符- 成澤 和 ...自由詩1*05-2-28
東京_(1974〜)- ベンジャ ...自由詩4*05-2-28
水銀の涙_(未完)- 043BLUE自由詩305-2-27
アンダルシア(抜粋)- 佐久間  ...自由詩1*05-2-27
もうひとりのわたし- 光冨郁也自由詩4*05-2-26
しあわせ村の村長さん- ベンジャ ...自由詩10*05-2-26
桜便箋- 嘉野千尋自由詩13*05-2-25
連窓歌- 木立 悟自由詩405-2-25
冴え返り- 春日野佐 ...自由詩105-2-25
浄化されし世界の中で- 紫音自由詩3*05-2-25
地上にて- tonpekep自由詩7*05-2-25
儚さで満たせばいい- ベンジャ ...自由詩5*05-2-25
美和子の憂鬱- 佐久間  ...自由詩3*05-2-25
至福千年- 大覚アキ ...自由詩405-2-24
冬の履歴書- A道化自由詩6*05-2-24
緞帳- 霜天自由詩205-2-24
オオル- 黒川排除 ...自由詩205-2-24

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