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批評書きます
ラーメン屋には最近行きません
夜の空気は、見慣れなきものになりつづけ
脂っこいものは、
もうごめんなさいよ
空がまばらな光線にけぶるし
いのちの100当番にはかけたことな ....
11時50分きっかりに
私は事務所を出て
お弁当を買いに出かけます。
12時になってからではだめです。
混雑するから、いけないのです。
今日は、チンジャオロース弁当が食べたいです ....
うじ
うじなる うじう じい
じう
いじうる じうそうず
うずたく たけち うずなれば
うてどう てどう おうずなり
えづ
えづおう えう えおう
おうど のうえう ....
夕暮れの図書館で
あなたは時間を忘れて頬杖をついていましたね
わたしは夕焼けに見惚れるふりをして
ずっとあなたを待っていたのですよ
あなたがわたしを思い出すまで
....
白い 白い 白い
向い合ってない 十分に機能できない場所に放置された
バスケットボールリングの
校庭の小学校
垂れ下がるネットはなくて 空洞のわ ....
みんな白や金を胸に受けとめ
白や金の朝に溶けそうだった
目を閉じた笑み
草のなかの笑み
肩から上を
地の陽に向けて
誰かが果実を抱いているとき
どちらが果実かわか ....
伸ばしっ放しの爪が
裂いた冬空
洩れるのは月の、光り
南西の空に落とした方舟
....
古い町並み
もう、思い出は薄れて
それでもまだ
オルゴールの音はかすかに響いた
緩やかな下り坂の終わり
あの曲がり角を越えて
少女時代が
降り積もった ....
昼に目覚め
夕を知らずして
去る小鳥は
惨めであろうか
否 そうではない
というのは
小鳥は
夕日によって
目を焼くことは
なかったのだから
(夕日が真赤に染める
ので ....
濡れている足は響かずに沈む
ただ長雨が叩く水面の下
黒衣を纏う葬列は
禁欲者の残骸を掻き集め
漆喰の壁に塗り込める
墓碑銘もなく
知らぬ人が緋文字を記す
生の環の外周で
水 ....
定期入れから定期券が消えた
そんな話をかつて書いた
どんな些細なことにも顛末というものがある
発端は結果を生み結果はまた何かの発端となり
僕らの日常は限りなくその繰り返しだ
例えば僕らの誕生 ....
濯ぎ口から
哀し、と吐く元に重なり
狭く縮んだ喉を 搾るよう抜け
いぶくろしろく しろく あたためゆるめた
ほんのいちど体温は ぬくもり ふれる
くだはなだらかに すべられて
私の身体 ....
向かい風の吹いている
地図の上です
収縮と膨張を繰り返す波打ち際の
緩やかなカーブをなぞること
波音は届かずに
待ち焦がれるばかりの
海岸線が近い
そうで
少しずつ僕らに迫 ....
すべてが叶わない夢みたい
叶うはずないことが 起きていて 目が覚めたら やっぱり
病院のベッドに 縛りつけられているんじゃないかと
思うのです
じぶんの腕で
抱えられないもの
育みなさ ....
虹が
吹雪いてるよ
夜の窓は魔法であるから
てのひらに息を
当てて
もつれている糸を
たぐる、ダウンは
少しジッパーが
しまりにくい
川と友達になりたい
流れの無限に逆らい
....
冬の窓辺に羽が生えてました。氷の。
寒い地域に生息する鳥は、夜に飛びます。
誰も姿を見たことはなく、窓に羽を置いていきます。
窓ガラスが羽の形に凍っている ....
上海
バクダッド
パリ
ベルリン
ニューヨーク
決壊する都市の{ルビ群=ムレ}
旧新宿南口JR改札前
落下する東京
爆心地に 白く男
今、耳の奥で、私に語り ....
氷雨
黒い
滴る
窓硝子
のよう に
街並
ただ
ただ
静止 する
僕ら
ゆく ゆく
ゆく
ゆ
く
果て
に
静止
する 祖母
静止 ....
動き続ける列車から飛び降りて
でも立ち止まってしまう
鉄が匂うレール脇に
赤いペンキ様の液体が飛び散っている
動き続ける列車は
だけどあんまりにもノロマでトロマで
しかもあんまりにもた ....
(がたーん)汽車は
(がたーん)傾き
(がたーん)桜の
(がたーん)花々弁は
(がたーん)はらはら
(がたーん)はらはらと
(がたーん)CHILLed
(がたーん)CHILLe ....
庭先の塀の向こうの柿の木を見ていたのです。落葉し、柿の実も捥がれてしまった骨々しさを、なぞるようにして、夜通し吹雪いた柔い名残りが露となるのを、ベランダの陽だまりから、しかも寝ぞ ....
きみとぼくのあいだに
けされたせんが
たくさんあって
そういうふうに
きょうかいせんは
あいまいになって
こういうのがいちばん
むずかしい
きみはそこまで
ぼくはここまで
....
丘が燃える
潮騒の果てで
ラムネ壜の中の気泡が何処から生まれ
そして何処へ消えるのかを知っているだろうか
耳を澄ませば聴こえるだろう
遠い海の ....
やぶれた風が僕に聞く
ここから呼ぶ?帰る?
木の葉がすごい速さで
転がり巻き込まれてく
浮遊の憧憬の走りみち
風の声を小脇に抱えて
笑う木の葉を追いかけ
走るんだよ走るんだよ
三つ ....
東京が 自殺した
新宿南口JR改札前 高架
整列する雀
凹む電線
ガードレールにとまる女 白く。
瞬く横断歩道
歩行者用信号機が青に変わり
かちり
盲人用信号がボタンを掛け合 ....
夜が終わる音を
聴いてみたくて
ふとんから顔だけ出して
ひっぱった毛布の端で
口元の辺りが隠れている
暗い水槽の中で
向きを変える熱帯魚の尾ひれは
水を斜めに ....
「焼ぁ〜き芋ぉ〜、
石焼ぁ〜き芋、焼芋ぉ〜」
日も暮れた
裸木の並ぶ川沿いの道を
赤ちょうちんの焼芋屋が
ゆっくり ゆっくり 歩いてく
後ろからもんぺの{ルビ懐=ふところ ....
揺れている――
火が、無人の家に続く砂利道のそこここで、
揺れている、原野の風の行き来にあわせて
揺れている、枯れかけた草の群れが、
火が跳びはねて渦巻く、
日没前の世界に
揺れて ....
横断歩道のストライプを
白のとこだけ踏みながら
ようじんぶかく歩いて
見上げた歩行者用信号の青が
点滅をはじめて
スクランブル交差点が早送りになって
ひとりだけスローモーション ....
立ち並ぶビル群の幽霊
ビル風が吹き抜けると
敷かれゆく風の線路の上
滑らかに空中列車は行き交う
乗客は皆視線を落とし
日常に見つからぬ出口を
携帯電話の画面に封じ込める
「 ....
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