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  手のひらの中に
  そっと星を隠していたら
  夜になって光りだし
  銀河系宇宙であることが
  ばれてしまった

  それは蝶のように
  よぞらをかざって ....
 

   鐘が鳴る
   各関節が反応する
   生きるのだ
   木の芽
   下草は
   萌える準備を始めている
   坂は長い
   峠だ
   いつも峠の天辺にいる
 ....
  

    一滴の血
    一滴の汗
    一滴の涙からできている人間がいる

    全細胞にくまなくゆきわたっている
    人間が美しいのはそのためだ

    人間誰 ....
  立ち眩みがする
  ぼくは街の中でしゃがんでしまった
  しばらくそっとしておく
  歩けない
  アヒルのようにも
  吐き気はない
  街が回りだしたのだ
  さけびたかった ....
  シェフトフではないが
  不安である
  なんと言うこともなく不安である
  落ち着いていられない
  地震が来る
  火事がでる
  死が迫る
  急勾配の地下鉄のエスカレータ ....
   

   押し出されてゆく
   押し出されてゆく
   波打ち際を
   海へ
   風が背中を押す
   バルチック海ではない
   鎌倉の海でだ
   実朝が幻の建造船を ....
  夜半
  電灯灯に映る
  雪の姿に
  ぼくはあなたの
  薔薇になれるか
  聞いてみた
  答えはイエス
  あなたの胸に飾られて
  ぼくはあなたを侵食して行く
  ....
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
  セックス・ピストルズ
           のビデオを借りてきた
  バンド名が凄い
         パンクか
  まだ調子が悪くて見ていない
               セック ....
 

   花と龍
   盲目の詩人が語る叙事詩
   わたくしが保護されている
   広場
   噴水と鳩
   駅舎に車両はない
   上野駅とローマ駅では
   蒸気機関車の匂 ....
  
    淋しさは機械の油
    切れてしまった地軸の方位

    淋しさは裸の立ち木
    いつまでも震える梢
 
    淋しさは男と女の染色体
    数億の星雲 光っ ....
   ひゅんひゅんと北風はめぐり
   ぼくはタバコの火をつけられないでいる
   詩を求めて詩から放り出され
   いくらタバコを吸っても安息は得られない
   一月は何とか切り抜けた
  ....
  
   枯れた草むらに
   寝転がるようなことはしないで
   ライターで火をつけてみた
   なかなか燃えない
   新聞紙がない
   紙屑がない
   諦めた
   炎は美 ....
   
   雪が降る
   ぼくの心の河に

   丘の上の
   立ち枯れた一本の木にも

   雪は送電線のように
   誰にも話しかけないで

   綿帽子になっている
 ....
  たとえばぼくが作曲するとき
  ピアノの鍵をかき鳴らし
  メロデーをとらずにノイズだけを拾ってゆくとしたら
  ぼくはジョン・ケージのようになれるのだろうか
   
  戦前の詩 ....
  にぎやかな街のなかには
  派手な歯科医がたくさんあり
  誰もが知ってる眼科医がいる
  ひよこも街の住人である
 
  にぎやかな街のなかには
  派手な産科医がたくさんあり
  ....
   


   カマキリに襲われた眼球は
   皿 皿 と 皿 皿 と
   血を流しているのでありました
   そのとき 時計はとまったままで
   あたりは白くなりました
    ....
岡部淳太郎さんの天野茂典さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくの手はふつうなのだが- 天野茂典自由詩1805-3-9
淋しい東京- 天野茂典未詩・独白605-3-6
一滴の血- 天野茂典自由詩405-3-2
街が回りだしたのだ- 天野茂典未詩・独白205-3-2
それでも矛盾は残る- 天野茂典自由詩305-3-1
海は快感だった- 天野茂典未詩・独白605-2-25
名残雪- 天野茂典未詩・独白105-2-18
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
こんな日はどんな夢を見たらいいんだろう- 天野茂典未詩・独白505-2-12
水深0mの歌- 天野茂典未詩・独白505-2-3
数億の星雲_光って- 天野茂典未詩・独白405-2-1
見えない世界に詩があるのだという常識- 天野茂典未詩・独白305-1-31
ぼくの歴史も燃えてしまったように思えた- 天野茂典未詩・独白505-1-29
雪は送電線のように- 天野茂典未詩・独白305-1-26
ソルティ・ドッグ- 天野茂典未詩・独白205-1-17
絵本- 天野茂典未詩・独白605-1-15
爆心地から- 天野茂典未詩・独白404-10-31

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