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[14]nemaru[2015 09/15 23:59]★1
ホテル・ニューハンプシャー 上・下巻 J・アーヴィング 中野圭二訳 新潮文庫
ちかごろ仕事でやりぬく力、つまりバイタリティや信念が足りてない。それで小林製薬の亜鉛の粒を飲んでみたり、この本の語り手(ジョン・ベリー。祖父に重量上げを教わる。得意技はベアハッグ)と一緒に筋トレをがんばりながら読んだ。
あらすじは、すごく簡単に言うと、やたらとホテルを作りたがるおやじに振り回される家族の話だと思う。
会社でも原理のよくわからないおやじがたくさんいて、よくわからない原理で動いていて非常に迷惑しているが、その源は何かと考えることは多い。会社の項目にはリーダーシップとか自己実現とかいう...
[13]深水遊脚[2015 09/15 23:56]
miy0n さん、参加して下さりありがとうございます。タロットはフィクションと結び付きが強い、ということを思いました。絵柄が綺麗とのこと、読んでみたくなります。
さてそろそろ過去ログ行きです。
滑り込み投稿、まだ待ってますよ!!
これを書きたかったんだという一言、
感想や星入れなどでもいいです。
[12]深水遊脚[2015 09/15 23:47]
『裾花 』杉本真維子 著
ブログかツイッターか忘れたけれど、夏休みの読書感想文のアドバイスに、詩集を選ぼうというものがあった。どれか一篇だけ選んでその感想を書けばよいのだという。それがものすごく短時間で終わるよ、だとか、午後にはプールにでも行って泳ぎなよ、などと年齢のバレる余計なお世話までつけて。散文よりも文字の量が少ないということは、語るための足場もそれだけ少ない。詩の感想は私は難しいと思う。でも語り尽くせないほどの思い入れがあるなら、強烈な何かを唯一篇から受け取ったなら、本当に簡単に書けてしまうかもしれない。
杉本真維子さんのこの詩集を手に取る子供がいたら、その子が締め切りが迫...
[10]深水遊脚[2015 09/14 08:44]
明日の24時に過去ログ倉庫に移動します。これから投稿される方は文書を保存してから投稿されることをおすすめします。過去ログ移動の際に投稿中の文書が失われることが考えられますので。
[9]深水遊脚[2015 09/14 08:33]
ふるるさん、とおこさん、ありかさん、あおばさん、参加して下さりありがとうございます。
『カラマーゾフの兄弟』私も読破に挑戦してみたくなりました。『荊の城』良質な同性愛の描写は参考にしたいです。『ロック母』出産シーンのグルーヴ感はいいですね。『火花』きちんと読めてませんが、お笑いと詩作の類似性を私も感じました。
残すところあと2日。書きたい方はお早めに。
私は詩集でもう一本書きたいものがあるので少し頑張ってみます。
[8]あおば[2015 09/12 23:09]★1
「火花」又吉直樹著 発行者 吉安 章 発行所 (株文芸春秋社
火花と花火は似ているがまるで違う。火花はケであり花火はハレである。
著者が花火とタイトルをつけなかったのは、彼が本職のお笑い芸人であるから、確かに存在としてはハレなのだが、ハレが常態となり意識し辛くなり、常態になっているから、もはや、ハレではなくケとして意識している。気難しい現在、生活人としてもハレであり続けるのは、難しいのかもしれない。
読んでいて、特別なクライマックスが無い、きわめて現在的な小説にも思えた。天才的な先輩お笑い芸人の伝記という体裁を取っているので、作者が天才でないのは明らかで、秀才の位置に甘んじざるを得な...
[7]深水遊脚[2015 09/10 14:32]
「書を捨てよ、町へ出よう」
この言葉は取扱に注意を要する。読書なんて役に立たない、というお手軽な暴走か、あるいは読書も大事だけどそれだけじゃアカン、という壊れた説教を生むだけかもしれない。たとえばこう。
http://toyokeizai.net/articles/-/13404?display=b
この言葉にまつわるこの類いの主張は迷惑と思うけれど、主張することは自由。確かなことは、それはつまらない。そしてそのつまらなさで町は充満している。
だいぶ時代は違う。見るなり濃厚な昭和臭を感じてまともに読まないのは無理のない反応だろう。それにしても「書を捨てよ、町へ出よう」...
[6]深水遊脚[2015 08/30 06:35]★1
子供たちのリアル読書感想文の締め切りは間近。2週間ほど前から悲鳴が聞こえたり、書き方指南がいろいろ投稿されたりしています。学校の宿題としては、本を通じた自分語りが求められるようです。それをスムーズに書けるようなフォーマットもツイッターで拡散されていました。
本をきっかけとした文章はもっと多様でいいと私は考えていて、たとえば批評タイプも、ゲームシナリオ作成タイプも、マニアックな細部抽出タイプも、ダメ出しタイプも、本を通じた表現として認めてもいいなあ、と思います。このスレッドの読書感想文は、田代深子さんスレオペの頃からそんな自由さがありそうで、とても好きでした。
今年のこのスレの締め切りまであと2週間ほど。1200字前後でしっかり書きたい方はそろそろ読み始めたほうが良いです。紙の本でも電子書籍でも、本に向き合い言葉で何かを表現することは、作家としてどのステージにいるとしても必要なことではないかと私は考えていています。その思いはほぼ確信に近いです。
#このスレを田代さんにお返しする準備はいつでも出来ています。あくまで不肖、深水めは代行という認識です。
[4]凍湖(とおこ)[2015 08/11 23:34]★4
『荊の城』サラ・ウォーターズ著、中村有希訳 創元推理文庫 2004.4
大人の女性同士の恋愛を描いたミステリーで、このミステリーがすごいで1位を取った作家の手による作品だということを前評判で聞いていた。私はレズビアンなので、自分自身が憧れ共感できる、端的にいえば私の胸を熱くすることができる女性同士の恋愛ファンタジーを求めている。世の中で「恋愛もの」と言えば、ヘテロ(異性愛)のことを指す。20代になりもはや少女と呼べなくなった私も、若い女性であるというだけで「ヘテロの恋愛ものが大好物」という雑なマーケティングをされてしまう。世の中に異性愛があふれるなかで、女性同士の恋愛を描いたコンテンツで良...
[3]深水遊脚[2015 08/06 15:24]★3
『神戸在住』木村紺著。講談社アフタヌーンKC。
阪神淡路大震災から3年過ぎた1998年6月から始まり2006年の5月までアフタヌーン誌に掲載された漫画で、コミックは全10巻です。大学生辰木桂とその友人を中心として、大学生活などを題材としたエピソードが描かれます。
辰木桂はおとなしい性格だけれどしっかりしていて、先入観をもたないので様々な個性、バックグラウンドの友人ができ、関係が続くというキャラクターです。いろんなエピソードの語り手としても、読者が共感して作品世界に安心して入って行けるキャラクターとしてもよい感じだという印象をもちました。本をよく読み、音楽をよく聴くという設定もいいで...
[2]ふるる[2015 08/05 14:48]★3
『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー著 原 卓也訳 新潮文庫
過去何度か挑戦しては挫折してきたカラマーゾフの兄弟を、読破しました。原 卓也訳が私にはよかったです。
若い頃に読んだ時は、三兄弟の誰も素敵と思えなかったけど、今読むと、「若さゆえの色々は面白い」と思います。(28,24,20歳の三兄弟)
だいたいの登場人物にダメな部分があって、ダメ人間見本市みたいなところがあるけど、作者が人間好きなのか、何か憎めないです。
兄弟のダメ父フョードルでさえ、自虐的にピエロを演じる性格、でも寂しがり屋のところもあって、しょうがないおじさんという印象。
お話は、真面目にキリスト教や社会問題を...
[1]深水遊脚[2015 08/03 13:53]★4
本年も私が立てました。よろしくお願いします。
「本」という縛りと1200字程度という字数の目安がありますが他は自由です。
R23については実年齢よりは表現の幅と捉えて頂ければと思います。