すべてのおすすめ
太陽があらゆる方位に光線を放つ様を真似て
家中の家具を森に散在させていく

(僕らが親の不在を問わなくなったのはいつ頃からだろう

草がこれ以上伸びられないという高度を確かめる僕らは
木が ....
翼をください
卒業式に歌ったね
せんせい

こないだ雪がふった日に
ぼくのオカメインコが死んだんだ
ぼくの手のひらで
羽をいっぱいにひろげて
それっきり

飛びたかったのかな
も ....
父の祭壇の後ろに回りこみ
白い布の結び目をほどき
小さなロケットの中に1・2本の欠片を入れた。

「ごめんなさい。ごめんなさい。お父さんごめんなさい。」

近くに居て欲しいと願い
いたず ....
言われたことがありますか
空気の読めないヤツ と

大抵の人は
そんなことを空気の読めないヤツに
言ってもムダだと思っているから

君も誰かに直接
言われたことは
ないんじゃない
 ....
「ハイジのおでこはアールデコ」

塾に行く子供たち 電車を待ち
丸い おせなで ゲームする
一番線に 白ヤギが紛れ込んでいますご注意ください
満員電車の中で みんな気付きません
二番線に  ....
何をしても悲しい
悲しすぎて何も手につかない
俺はろくでなし
悲しむために目を覚まし
悲しみながらパンを食べ
枕を濡らして寝てしまう
いつのまにか
一匹の犬になっている
明後日の方角に ....
手をつないでいたことを
忘れていた

君のほうからほどいてく
そんな
当たり前なことに気付かぬまま
いつのまに

手をつないでいたことを忘れてしまった

手を
つなぐこと ....
独り 楽しむ と記し
独楽(コマ) と読む

独り楽しむためには
独りで己を支えなければならない
独りで支えるためには
日々 回り続けなければならない

そして回り続けるためには
己 ....
正義と正義のせ
めぎ合い 置き
去りにされる血
と涙 見え透い
た手口のイカサ
マ 手札は不条
理のフルハウス
パンドラの箱の
隅を 爪楊枝で
つついているの
は いったい誰
 ....
耳で辿る
穂に隠された洞の入口
別れのような仕草が灯る
風を迎える羽も一緒に


重さも無く
積もる連なり
こぼすことなく
こぼれるあかり


浪の指揮者が浪に ....
とりどりの人がいる

顔、瞳、髪の色はもちろん
おそらくは心の中や
境遇までも

透明の涙が私を取り巻く重いものを流してくれる日もある
透明の涙が
さらに粘度を増して醜いゼリイになって ....
青い扉の向こうに
雪原が広がっている
かすかなノイズ
そのなかに紛れるように
一頭の白い馬
あれはあなたが放した淋しい夢だ


指で触れて
夢だと知りながら
その長い首を抱きしめる ....
リンゴを木の枝にうまく乗せることができない

その人は寒空に部屋着のまま 油断したのだ

やっと乗せ終えたところを見計らって挨拶すれば

かじかんだ「コンニチワ」と鼻水少々 そそくさと家の ....
みどりを選ぶつもりが赤い服を着ている
たいていは朝がくるまで眠りにつけず
日を高くしてまぶたが垂れる
走ってゆくつもりが
いまだにはだしを気にしてかくれている

さまざまのいきぐるしさ ....
漢字の書き取りをしながら息子が大粒のなみだをぽろぽろとこぼしている
耳という字を書いていた
どうしたんだ?と聞いたが俺には言わないらしい
その後スマブラをしたんだけど俺の勝ちがちょっと続いたら
 ....
バースディケーキの上は綺麗に飾られた素敵な世界。いつもはジミィな醤油色に彩られたばあちゃんの食卓が、がぜん夢見がちな乙女色になるから不思議。白いくりいむからは甘い香りがしてきて、苺はまるでお姫様みたい .... 握られ
ねじられた硝子の器から
水があふれつづけていた
指のかたちの溝を
無音が浸していた


樹の傍らに立つ鏡
どちらにも在るもの
片方にしかないもの
片方から片 ....
猫砂に埋もれた二人の思い出は
一部は綺麗に乾涸らびて
形だけくっきりと存在している

一部は砂がかけられずに
異臭を発して、未だ砂の上の鎮座する。


軋む心と身体を引き摺って
ほん ....
あなたは笑っているのか
どこにいてもわかるお日様の声

私たちの心臓は揺れていて
駆けつけたい気持ちではちきれそう
あなたの詩は泣いていて
文字をなぞれば指が濡れ
ゆき場の無い塩水が光っ ....
私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ....
その場から逃亡したくなる衝動を
退去だけを渇望する怨念を
それを
いまだ感じ得ぬ喜びもつかの間
汚れてしまう
汚れてしまったら、
清めて流す
気高さを取り戻すため、清め
新しき膜を ....
まるで、
天国へ来たみたいな
魔法の王国、
奴隷たちの楽園

貧乏な家の子供たちや
家のない少女たちが
一生に一度は行ってみたい
憧れの、別世界

 ブルーランド

外は寒くて ....
大陸を渡り海を越え
渦を巻き
街を空を
夜を冷気をかき混ぜる
降り落ちた闇を雪をまき上げ
小枝を折り幹をしならせ
あらん限りの嘆きを呪いを
憎しみを籠め
声を震わせ
吠える
呻る
 ....
僕が書きたいのはこんなものじゃなくてと、主人公を消した
君はヒーローではない、そして、ヒロインとヒーローは別にいるのだ
両親はとても優しい、そして、君はとても優しい
正義とは何かを、サンデルに聞 ....
廊下を過ぎて行った
赤いスカート
大人になったら
セックスがしたいです
子供に戻れたら
ハグがしたいです
おにぎりが
握りたいです
いつのまに裸に
なっていたのだろうか
糸を張らな ....
銀色の糸に息を吹きかければ
アブラゼミの死骸の中から
大きな蜘蛛が這い出てきた
田んぼ特有の脚の長いやつ

名簿に名前を回収させにいく道の途中
生きのびた方のアブラゼミは 早くも
青空の ....
牙ネコは けして
にゃーあ なんて
軽々しく 鳴いたりしない。

鋭い牙 キラリ
百獣の王のように 吼えるのだ。

人間なんかに 甘えない。
ドックなんかに ビビらない。

そ ....
僕だけがみんなと違う
だから寂しかった
どうして違うのか考えてもわからなかった
なんでなのか
終いには考えるのにも疲れた
だから笑えなくなった

友達は言ってくれたよ
一人一人全部違う ....
前向きになるっていったから
後をついていったのに
いつのまにか過去の私にであった
隣のひともそうらしい

どんどんすすんでゆくと
むかしにもどるんだってさ
信じなくていいよ

死ぬっ ....
己の罪の数だけ
要らぬ蕾をつけるがために
言葉と孤独を闇に吐きつつ
切ない光合成を繰り広げる

届かぬ時空に
半端な想いを投げ上げて
何もつかみ取れない握力を
夜毎くどくどしく恨み ....
衣 ミコさんの自由詩おすすめリスト(446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
森の詩- 竹森自由詩315-2-26
ぼくのオカメインコが卒業した- yo-yo自由詩9*15-2-25
49日。- 梓ゆい自由詩315-2-24
空気の読めないヤツ_ですか- 森川美咲自由詩2*15-2-22
ハイジのおでこはアールデコ- るるりら自由詩19*15-2-22
SO_SAD_SO_SAD- やまうち ...自由詩415-2-22
はじまりとおわり(2)- AB(な ...自由詩4*15-2-21
独楽- ただのみ ...自由詩17*15-2-21
見学者- nonya自由詩17+*15-2-21
ふるえ_ひかり- 木立 悟自由詩315-2-20
- そらの珊 ...自由詩14*15-2-20
白い馬(あるいは青い扉)- 石瀬琳々自由詩16*15-2-19
渡り鳥- ただのみ ...自由詩14*15-2-18
いきぐるしさ- はるな自由詩415-2-18
死にたいと言うな_助けてといえ- 馬野ミキ自由詩27+15-2-18
アンゼリカの正体- そらの珊 ...自由詩14*15-2-18
ひかり_ひかり- 木立 悟自由詩415-2-17
猫砂- ……とあ ...自由詩11*15-2-17
お日様の詩- たちばな ...自由詩12*15-2-17
明日は我が身- そらの珊 ...自由詩17*15-2-16
潔癖- forgot umbre ...自由詩215-2-16
ブルーランド- atsuchan69自由詩6*15-2-16
冬の嵐- Lucy自由詩15*15-2-15
水溶性キネマ- クローバ ...自由詩4*15-2-15
不眠症- 竹森自由詩215-2-15
とーこー- 竹森自由詩515-2-15
牙ネコ、タマちゃんに捧げる詩- 南無一自由詩215-2-15
存在の意味は生存の意味には敵わない- 文字綴り ...自由詩1*15-2-15
前向きな後戻り- 朧月自由詩315-2-15
- nonya自由詩18*15-2-15

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