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キミが放っておくから
ボクはすっかり錆びちまって
ダッシュボードの上は
白い埃が積もってるけど
ベイべー、雪合戦するほどじゃない
底意地の悪い奴は
どこの世界にもいるのさ
ヤワな雪玉に見 ....
その岸辺へとおりてゆくがいい
そこには優美な灰色の小舟と
一人の天使とが待つだろう

天使に導かれるまま
小舟に乗るがいい
舟底の{ルビ褥=しとね}に横たわるがいい
天使の接吻が
双つ ....
どっちでもいいさ――右に転ぼうと、左に転
ぼうと、あの娘にフラれようと、はたまた結
ばれようと――全ては運命の掌がふったサイ
コロの数に過ぎないのだから

右にゃあ右の風が吹き…左にゃあ左の ....
この世間の狂騒

異物混入は真因ではない

異物混入なんてふつうのことだ

謝罪くらいで済まされるべきものだ

そんなことでは死なない

ペットですら死なない

原発のほうが問 ....
虫と花を行き来する羽
雪に重なることなく降りつづき
ひとりの食卓に積もりゆく


線の笑みに埋もれる部屋
まばたきのはざまの火と光
冬からあふれる冬の息


五人の ....
一月の波を 波を照らす陽を
信じぬほうがよい



言葉への畏れを知らずに言葉を書くものの喉を
すべてすべて 掻き切ろうとしているのだから








 ....
誰もがあなたを甘やかすから
気づけばすっかりぜい肉がつき
顔の周りの
柔らかな毛をつまんでみる
味気ないドッグフードだけ食べて
長く生きるのと
体には良くないけれど
美味しいものを食べて ....
差出人の欄には
「海」としか書かれていなかった
指紋の上に指紋を重ねて
いつか返事を書くものだろうと
まだ躊躇わずに口づけ出来た水たまりの
波紋の上に波紋が重なり
触れてはいけない気がして ....
人づきあいは苦手ゆえ
頭に猫をのせることにした
出会う人たちは皆
頭の上の猫に気を取られ
(毛並みをなで
 喉をなで
 さかんにじゃらし)
私のことは気にも留めない
そのすきに私は
 ....
枯草が、湿り気を帯び、奪われた割れる音、
だけが取り残されたように、
平野で歌う、小鳥たちの嘴が、微かに、発泡して、

杖の、一振りで、凪いでいく、象は、
地平線に帰り、月の粉末は、その跡に ....
    木目の美しい一膳の、
    箸に惚れた
    色香を漂よわせ
    朝に夕にと
    おいしいものたちを
    口に運び入れ
    わたしに感謝の咀嚼をせが ....
{引用=
まだ、
うまれたばかりの、夜の、
瑞々しい暗色の、
ぬれた線で描かれた物語、
について、ぼくはできるだけちいさな声で、
語りたい、たとえば亡くなったひとの、
骨を拾うように、
 ....
 お父さんは近頃おもしろくない
 洋子の微笑が何よりおもしろくない
 あらためて増えてもみた透けてもみた消えてもみた
 しかしそのたびに穏やかに見つめてくる
 かの慈母のような微笑が
 はな ....
それは鉛の重力で
垂直に私を引っ張るので
テグスに結び付けられた浮きのように
私は
水面に立っている

もうふわふわも
ぐらぐらもしない
磁針のように空を指し
己を標として生きるのだ ....
私たち糸で結ばれてたの
小指とか そんな細いものじゃなくて
身体 繋がれてたの

隣にいれば百人力だったのに
ゴールが違うことに気付けば
全く進まなくなってしまう

それに私た ....
金属片や虫が入ってたって
新マックセットですとか
言い張ればイインダス
俺なんか
この間
中国で
ダブルマックを頼んだら
バンズと肉が
肉-バンズ-バンズ-肉の順に
なってたんたぜ( ....
冬空は鈍色の曇天
銀杏の並木は
隙間無く黄色の絨毯が敷かれ
気持ちよく歩こうとするが、
坂道は滑る
雨の坂道は滑る

人生の平面図には
坂道が読み取れず
確かに坂道があるのは
当た ....
重い門扉と高い塀
黒い真綿にくるまり
闇で安らぐ一羽の鳩

塀に絡まる蔦に捕らえられ
動けなくなった一羽の鳩
一本の矢が刺さっている

矢は吉兆なのか 不吉なのか
それとも幻影なの ....
わたしの知らない何処かで
わたしのことが決められていた。

異議申し立てをしようにも
誰に
あるいはどんな組織に
異議を申し立てればよいのか
ついぞ分からなかった。

第一
わたし ....
パソコンが壊れた

現代詩投稿中に 画面が真っ暗

そのまま ダウン

電源ボタンを 何度押しても

以前から 不調だったのだ

何も言えない パソコン

ネコも イヌも 何も ....




□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください



◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
はらはらと、風に揺られて
前方に、無数の枯葉等は舞い
鎌倉の湿った土に降りつもり…

旅人はぬめり、ぬめり
幾世代もの黒ずんだ枯葉等を
踏み締めてゆく

両側の
崖と崖を削った、一本 ....
赤い いや 赤というよりも
ただただ光あるのみというような
西に隠れてしまった太陽の
最後の恵みを一身に受けて周囲に放つ
一筋の雲が地平線にて輝く

その選ばれたかのような雲に
光は吸い ....
一杯のお茶と読みさしの本と
夫と娘の寝息と膝のうえの一匹の猫
それが私には相応なものなのだと
私は知っていたしまた満足もしておりました
そんなとき
それは私の額に堕ちてきたのです

 ....
ケンジ、この部屋で普通に暮らしていたら
きっと僕たち甲子園にいけたね
球場のサイレンが雨の中で鳴り響いてる
あのときだれも僕たちを呼ぶものはいなかった
ケンジ、君が帰ってくる時僕の歯はボロボロ ....
半導体に埋め尽くされた街角は、
青白く発光する。

イルミネーションの木立ち。

凍てついた夜空を飾る、
あの星たちが青いのもLEDなのか。

光の速さは毎秒三〇万キロ。
一秒で地球 ....
          ――K.F.へ

あなたの体に鋭い輪郭はあるのだろうか、そしてあなたの心に? 空気も光も柔らかく、あなたと混じり合いながら跳ね回る。あなたは驚いたような顔をしたり人を見つめ ....
目を瞑っていると
死んでいるように見える老人
狂おしく時が抜け落ちる感覚に
急いで電話を握りしめた

あなたのいる世界と
いない世界
ふたつ世界の狭間で
軋む心

初夏 ....
くしが髪をとくように
そそぎこまれた陽の光を
たたずんでいる 木がかたどります
枝葉で すくっても すくっても
こぼれた思いが 根元に揺れて土を明るくし 

なぞり のまれゆく愁いに
は ....
ぶつけられたバースデイケーキの隙間から
新しい時代が僕におはようとはにかむ
遺伝子組み換えの紙吹雪が散ったそばからへばり付く
怪物と科学のジャムセッション


尖りまくった感覚神 ....
衣 ミコさんの自由詩おすすめリスト(446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ノート(51Y.12・28)- 木立 悟自由詩415-1-13
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