すべてのおすすめ
      折り紙を折るその指先は
      あどけなく、いつも湿っている
      クレヨンを持つその指先は
      つよさを隠しもっている   
      あした晴れたなら手をつ .... 
    木目の美しい一膳の、
    箸に惚れた
    色香を漂よわせ
    朝に夕にと
    おいしいものたちを
    口に運び入れ
    わたしに感謝の咀嚼をせが .... 
 
コチコチと終わりが終わりはじまったみんなで見つめせーの、おめでとう
重箱で溺れかけてる黒豆を救出に向かう朝だよろこべ
ほらごらん炭酸水の泡たちがからだを巡り、やがて星にな .... 
     鳩子よ
     おまえが生まれたのは寒さの残る
     春と呼ぶにはまだ早い季節だった
     忙しさにかまけ、放置していたベランダで
     気づいたときに ....