すべてのおすすめ
靴底を裏返してみる
均等に減っている
癖のない人が
うらやましい
愛用すればするほど
そこに紛れもない自分の足跡が刻まれる

靴底なんてどうでもいいぢぁありませぬか
それでもうらやんで ....
ドウダン ツツジの森は小春日和が好き
根元にからみつく風が友達

山ひとつ越えた里はすでに埋もれ

西の山にかかる雪雲
低くはぐれて ひとつ ふたつ


森の中を散策するには

 ....
「吐きたかったら 吐いちゃった方がいいよ。
その方が気分が良くなるからね。
吐くと 体の中の悪いものが一緒に出るんだよ。
だから吐いた方がいいんだよ。

そう、上手に吐けたね!
偉い、偉い ....
一方的に想いを告げて終わりだなんて、












考えられないはずだったのに。












意図も簡単に{ル ....
黒い服についた 絵の具の白色

それは汚れでしょ

心を真っ白にして 無になって……

ムラサキ色の心が 決して

虫に食われた イチョウの葉であっては

ならないなんてね
 ....
秋のひかりと血潮の影に

私のゆびさきが染まっている

雲がきれいだ

貴女のようだ

秋と私は漢字が似ている

水色の匂いだ

貴女の匂いだ

秋のひかりと血潮の影に
 ....
鳥取砂丘を見ると
頭の中でハミングしてしまう曲がある
 {引用=月の沙漠をはるばると
旅のらくだが行きました}
異国の世界を唄った
この童謡が小さい時から好きだった

よく「月の砂漠 ....
指でなぞる雲

指先から放たれる感覚は

自由自在に空を飛ぶ鳥のよう

ひゅいと懐かしい風が吹く

雲をなぞったように眉毛をなぞり

瞼を閉じれば暖かい光が

残像を呼び起こし ....
前衛的という言葉でのりきる 浮かぶ白い半月

黄昏れいろをふくんで

風たなびく青空

金木犀の香が懐かしい


バケツに水を注ぐ

その音がこの世を映している

秋の墓参り日和だ


浮かぶ白い ....
{ルビ月極=げっきょく}さんは資産家だ
日本全国に空き地を持っている
でも、どこに住んでいるのだろう
月極さんのお家がない
そう思うと、ちょっとかわいそう

パートさんになった
月極で働 ....
―適応―
異国で生き抜くために身に付けた術

外国なのだもの、
文化も生活習慣も考え方も
違って当たり前
違いにいちいち目くじら立てていたって
所詮何ひとつ解決しない
抵抗は余計な葛藤 ....
おまえも ころもがえするんだろうと
犬に話しかける

ええ そろそろ冬毛が生えてくる季節です
けれど 私には長袖も半袖もありませんし
化繊や木綿や絹だとか
細かな品質表示はもとより
陰干 ....
恋人よ
その唇に
甘き吐息を重ねよう

永遠の時は
数えられないけれど
砂時計は刹那を刻む

明けない夜
ふたり魚になって
白い川を泳いでいく

愛染の
罪は深まりつつ
快 ....
 
心に夕陽が沈むと

満天の星

ことばたちがキラキラと



 
伝えることができたのだろうか
熟れ落ちていく夕陽の悲鳴を

表わすことができたのだろうか
沈殿していく闇の舌なめずりを

キーを叩く指の隙間から
瞬間は呆気なく零れ落ちてしまう
慌 ....
雨が降ってないのに傘をさしている人
火がついてないタバコをくわえ続けている人

首のとれた人形を大事そうに抱きしめている人
ミルクに練乳を入れて飲んでいる人

からのベビーカーを押している ....
治りかけの小さな傷は
ちょっと痒くなる

我慢できなくなって
その周りをおそるおそる掻いてみたりして

治ってしまえば
こんな小さな傷のことなど
きれいさっぱり忘れてしまうだろうに
 ....
なんでもない詩人たちがけっこう好きなのです
ごく私的でもよいのです
ときに詩的でさえなくとも

ぼくのちっぽけな世界をあたためてくれる
ひとひらの言葉たちがたぶん
ぼくがなんとなくたいせつ ....
信号機が一つ増えただけだった

それが妙に腹立たしくて

この道を使うわたしはエゴイスト


狭い

直角に曲がることの

繰り返し 運転は苦手


3つ目の突き当たりで気 ....
静かな夜には
聴こえない声に
耳を澄ませて
実らない夢なんか
虚空に放り投げる

ずっと 
心の砂漠を彷徨ってきた

スタンドを消して
遠い町に住む
あなたにオヤスミをいう
暗 ....
教会に行く小径で
野ぶどうを摘んだ
手のひら
いっぱいにのせた
紫色の小さな実
食べるわけではないのに
文句も言わずに摘まれる優しい実
あの頃の
わたしの宝物だった

欲張りな少女 ....
国々は歴史というエスカレーターに乗って
ゆっくり 未来へ向かって登って行く

いつまでも いつまでも
赦すことのできない憎い後ろ姿が見える

煩わしい声に ふと 振り返ると
遠い過去から ....
君が気に入ってくれるような変人になれるよう、努力するよ 月よ お前様は 自ら輝く事も出来ない身の上だと言うのに

借り物の服を着て

ものまねの明かりの下に 私を座らせて この めくるめぐる思いを

ただ 寂しいよ と一言だけ 言わせて 癒 ....
いつだって
人は やじるし、だ
変幻自在に曲がる針金製の

伯父は
がんだった
誰にもしらせずに
抗がん剤とむきあう
プライドと
やさしさで
わたしは何もないように過ごす
一 ....
仄暗い真夜中の階段
それらは裸足で降りると
冷たくなめらかな
黒猫の尻尾みたいで
よく畝っている



そう考えると
なんと愉快な夜なんだろうと
わたしはおもうのだ


 ....
{画像=121001012943.jpg}




小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
9月の終わり
終い忘れた風鈴がきらきら泣いている







オリオンの寝言はいつだってざっくばらん
今日はあらしの夜だってね
それでも何事もなく光っていておく ....
浜川崎から羽田線に乗る
古い高速道路はそのまま川崎大師の大鳥居をくぐり
モースの大森貝塚を三周程して
干し網の漁師たちを驚かす

ようやく京浜急行が高架になり環八がスムーズになっても
森永 ....
じじさんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
靴底- そらの珊 ...自由詩24*12-12-14
散歩道- ぎへいじ自由詩19*12-12-14
吐く- 夏美かを ...自由詩24*12-12-14
苦くて、逃げられない。。- 世江自由詩2*12-11-25
ステンド・ハート- 芦沢 恵自由詩22*12-10-25
雲がきれいだ- 吉岡ペペ ...自由詩1412-10-9
【_砂丘_—_雑記帳_—_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-10-9
すじ雲- 灰泥軽茶自由詩13*12-10-9
前衛的という言葉でのりきる- 北大路京 ...自由詩1612-10-8
秋の日和- 吉岡ペペ ...自由詩912-10-8
月極のひと- たま自由詩37*12-10-5
蕁麻疹- 夏美かを ...自由詩17+*12-10-5
ころもがえ- そらの珊 ...自由詩16*12-10-5
【_白夜_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-10-5
満天の星- 殿上 童自由詩26*12-10-4
手の届かない場所- nonya自由詩23*12-10-3
嗚呼、パラノイア- 乙ノ羽  ...自由詩6*12-10-3
メモワール- そらの珊 ...自由詩33*12-10-3
所属しないうた- 梅昆布茶自由詩28+12-10-3
サングラスのキューピット- 芦沢 恵自由詩24+*12-10-3
【_静かな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-10-2
野ぶどう- そらの珊 ...自由詩20*12-10-2
エスカレーターを駆け下りようとする馬鹿なやつ- ただのみ ...自由詩15*12-10-1
努力- まーつん自由詩6+*12-10-1
仲秋の夜に- ぎへいじ自由詩17*12-10-1
十月一日の- 唐草フウ自由詩11*12-10-1
黒猫しっぽと白猫の腹- マーブル自由詩612-10-1
地下世界の大地図__/_鉛筆を握りしめて- beebee自由詩29*12-10-1
9月の風鈴- マーブル自由詩712-9-30
昭和遺文- 梅昆布茶自由詩1612-9-30

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