すべてのおすすめ
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている
すべての宇宙の悲しみを君は泣く
まるで時間というダムが決壊したようにね
僕は呆れて見ている
愛が欲しいと君は泣く
小さな女 ....
便利やで。このひと。
うれしいと泣く。
哀しいと笑う。
恋もできる。
歌も唄う。
故障は少ない。軽くて丈夫。
充電式やから停電に強い。
環境に順応。
ええ仕事する。みんな欲 ....
多数決でなんでも決めるのは素晴らしい。
かなしいときは、
アップルパイをぼろぼろこぼしながら食べることにするのはどうだろう。
賛成、そうしよう!
反対の人はしつ ....
アボカドが空を飛んでいるのを見たことがある
ひゅーほーって鳴いて飛んでいる
アボカドの鳴き真似をしてみるがなかなかむずかしい
ひゅーほー 言葉にすれば簡単だが
厳密にはひゅ ....
左目からなみだがとまらない
なんども手首でぬぐったけど
乾いたふりをしてしみている
プライドが破壊してゆく
その破壊が正解であったことだけが
このミッションの成果だ
....
男が嘘をついた
嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない
男 ....
起き抜けのふとん
脱ぎ散らかした服
置かれたコップ
あちこちにいる君の名残は
なにも語らない
どうすればよかったかなんて
もう間に合わない
ひとつひとつ手に取り
きれいになおす
反省 ....
八方塞がりとは
こんな気持ちをいうのだろうか
こころの深い奥で
前に進もうとしても進めない
強い何かで ....
こどもの頃からだ
ひとに相談なんてしたことがなかった
可愛いげもなかった
しても仕方がないと分かっていた
こころに届いてくるものなどなかった
見当違いのスコップで
....
ゆるゆると
まさに
あなたのやさしさを
あらわしていました
しんとはれた
そらへ
ゆっくりと
とおざかり
わらっていました
隙間があるのは
きっといいこと
誰かのこころの一部が
入ることができるから
こころの隙っていうのは
好きに繋がるんだよ
そう、
昨日は
冷たい雨がふったけれど
今日は穏やかな太陽が出て
きみの背中を温めている
そこにだけ、ぼくは手を載せている
取るに足らない日曜日の
....
巨大な電波望遠鏡は何を見出すのだろう
彷徨える次元の生命体は愛を理解するのだろうか
僕のキーボードは詩を歌えるのだろうか
哀しい女は今日も沈黙の惑星の砂漠にいる
自分の影を ....
僕は何者だろうね
木々を揺らす風ほどにも君に触れない
愛を語るほど詩人になれない
スケアクロウがお似合い
僕の言葉は藁人形の独白
ホイットマンにもアレンギンズバー ....
指切りをして差し招いてほしい
あわただしく生きていてほしい
てん、てん、と、時折ついてくる足跡を
少しでも砂のあぎとに残せますように
ほら、こんなに ....
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