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仕事が終わり

家に帰り

靴下を脱いで

床にほっぽらかし

気持ちよい素足でスタスタ歩いていくと

うしろで靴下タチむくっと起きあがり

ひょいひょいついてきて

プロ ....
モンスターに連れ去れた少女が
迷宮に何処かに幽閉されている
勇敢な男たちが 何人も救出に向かい
そして 誰も帰ってくることはなく
虚しく歳月だけが過ぎていく

少女が忘れ去られて 昔のおと ....
柔らかい陽射し
を想像して
パンを齧る

粉々に別れて
散っていく
皿を飛び越え
ぽつぽつ
ぽつぽつ
愛し合う事は海に潜る事と似ている


どこまでもどこまでも深く潜ってゆく


その内上も下も分からなくなる


そして気付けば独りきり


愛に溺れるとはこういう事 ....
ぬくもりが欲しかったから受け入れた

心臓のないブリキ男脳みそのない案山子のような

オズは遥か遠くたどり着けない理想の芝生

優しい嘘に溺れるふりをするくらいには大人 ....
君が手の中に包んで連れてきた
蛍 はかない光

いっぱいいたよと言う
君の顔も輝く

放つ夜の風は
柔らかな色

一緒にとんでいきたいと
密かに心で想った


頭の数ほど胴はなし
どうどう巡りの頭達
どれもこれもが何かが足りぬ
たりぬ住居をきめねばならぬ
 悲しみを食べて
 生きていけたらいいのに
 そうしてあなたを
 からっぽにしてあげるのだ

 あなたの悲しみを食べたいのです
 もう泣かなくていいように
 もう しんでしまってもい ....
チューをする子は かわいい子
あたたかい髪をした陽だまりのつぶ

今にも倒れかけそう 建てかけの屋
上目づかいや ぼこぼこに粘度板

だらんと舌から すがりついて 通り過ぎた
それは木枝 ....
つ 
これだけでも想いが込められているというのに
量がおおう
泣きがお
腸のままなら毒らけ
天地ないので知り合えた

紙に落とそう つきたのを
金魚

ゆらゆらゆれる
金魚鉢
手でもって床に落としたら
ガラス破片と水と魚
ガラス破片のささった金魚はもはや魚で
赤い血を少し溢れさせて死んだ
そっと風が吹けば

散り散りにこころは飛翔し

うらおもて

うらおもて

ひるがえり

夕暮れ空の向こうで

群れをつくり

大きなさかなが一匹

空をゆっくり泳いで ....
文字を生むのがこわいから
ころころころがす
丸くなるよに

あなたが私を
斜めにみるから
ほんとうなんか
みせないって決めた

文字のつぶて投げて
怒ってみたら
悲しそうになった ....
こどもいっぴき
さみしいうただ
子供一匹
優しいおとなだ

夕暮れが来て
またひとり連れてく
僕が残って
世界が華やぐ

冷たい煙の中とか
変に賑やかなよるとか
星が見えな ....
{画像=120530012115.jpg}



この世の中には
幕間に控えて居る役者は
いっぱいいて
人が羨む役を貰えるかは
まことに運次第なのだと思う


人は与えられた役の ....
たとえばすごいといわれるがわから
すごいというべきがわにまわったとして
すなおにいうかというと
いいたくないが
だからといって
なにか
ぶたじみた
たいどを
とると
すれば
それは ....
 茫洋として

時間が止まると

爪をみている

視界に映る景色は

脱色して垂れ下がり

行き詰った欲望が

ただ一点を渇望しはじめる

空腹だからではない

意識の ....
{画像=120529154724.jpg}
気温が一度上がっただけで
庭は目覚め
今夜は舞踏会だと
シロテンハナムグリが伝言する

白薔薇が
今まさにデビュタントに
踊り出そうという心 ....
人間はひとりなのだと
思うようにしている
誰かを頼ることのないよう
自分で生きようと努力をしている

私はそうしたいのだ

家族がいても
私の人生は私のもの
一緒に住んでいるからと
 ....
いつからだろう
嫌いって言えなくなった

いやだって言うことが
なにかを壊す気がした

すきって言うことがよくて
清浄機みたいに思われて
嫌いって言葉だけが嫌われて
私の心にたまって ....
 とにかく私は
 君らによって
 ヒトラーの同類だと
 名指しされたのだ
 だから私は
 自己弁護のため
 ヒトラーを弁護しなければならない

 とにかく私は
 君らによって
 ス ....
夢から覚めると
午後は陽炎の中 寡黙に佇んでいた
翻る あなたの影だけが冷たい魚


見も知らぬ者同士 これが
いつかの夢ではないと言えるでしょうか


ひび割れた心象が決壊する時
 ....
偶然のすれちがい

微笑み挨拶するけれど

何かを伝えたくて

何も伝えられなくて

優しい風が吹くだけで

明日の気配に

ふわりと衣が

背筋を撫でる
電気椅子の側に 天使が立っている
死刑囚の魂を 導いていくため
死の天使サマエル
毒の天使サマエル

サマエルは語る
電気椅子に座っても、救われる魂と
冤罪でも 地獄に送る魂がある
神 ....
割れたコップの破片
触って流れた赤い淋しさも
拭き取る温もりあれば
やがて
指切りげんまん
約束は絶対だからね
なんて
笑って薬指
淋しがりやさんが
零したお水
拭いておくね
 ....
窓辺に置かれた
一輪ざしの切子硝子
複雑な光のプリズム
瞳の中の幾何学模様
ああ なんて楽園

だってわたしは
凡庸な人でしかない

透明の硝子は見る角度で
その色や輝きも違ってく ....
空っぽの缶空をふると

からから

空が揺れる

空っぽの私が頭をふると

からから

空が揺れる

なにかしら

からから

空が揺れて

不意に音が止んだ
冷たい月に
雨がふる
とても静かな
音をかなでて

さびしいうさぎは
ぬれてゆく
赤い雫がこぼれて落ちて
時間がゆっくりと
満ちてゆく

そよぐような
何かに揺れる
宇宙のす ....
犬の眼をじっと見つめていると
黒々としたその瞳から
哀しみだけが
滲んでくる

犬は
なぜ自分が犬であるかを
きっと知っている
遠い昔
野生を
人間の為に捨てた存在
自由よりも不 ....
たくさんのバナナ一キロ

ふさふさのバナナ一キロ

食べても食べても減らない

いや増えているような気がする

もうちょうど食べごろで

蜜のような味がする

強烈な南国の香り ....
じじさんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
靴下タチ- 灰泥軽茶自由詩9*12-6-1
ゲームな日常- 無限上昇 ...自由詩412-6-1
パン- 佐藤伊織自由詩212-6-1
溺れる- 永乃ゆち自由詩3*12-6-1
オズの男- 永乃ゆち自由詩4*12-6-1
手の中の蛍- 朧月自由詩412-5-31
- 田園自由詩312-5-31
霧を食む- 霙小町自由詩112-5-31
_- 十二支蝶自由詩112-5-31
つきつきた- 十二支蝶自由詩312-5-31
金魚- 田園自由詩112-5-31
うろこころ- 灰泥軽茶自由詩13*12-5-30
ひとふでがき- 朧月自由詩6*12-5-30
こどもいっぴき- 竜門勇気自由詩212-5-30
地に沁みる影が光を含むまで- beebee自由詩31+12-5-30
酢豚- 6自由詩312-5-29
- takano自由詩4*12-5-29
ワルツ- そらの珊 ...自由詩15+*12-5-29
そうしたいのだ- 金子千冬自由詩4*12-5-29
嫌いからの関係- 朧月自由詩712-5-29
全体主義の起源- 藪木二郎自由詩2*12-5-29
心の向こうで絵を描いているあなたへ- ただのみ ...自由詩36*12-5-28
明日の気配- 灰泥軽茶自由詩7*12-5-28
電気椅子の友達- 無限上昇 ...自由詩212-5-28
淋しん坊- 乱太郎自由詩18*12-5-28
【_切子硝子_】- 泡沫恋歌自由詩21*12-5-28
からっぽからから- 灰泥軽茶自由詩9*12-5-27
さよならうさぎ- 村上 和自由詩712-5-26
MY_LIFE_AS_A_DOG- そらの珊 ...自由詩23*12-5-26
特売バナナ- 灰泥軽茶自由詩10*12-5-25

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