すべてのおすすめ
腹をすかせた人に
必要なのは
おにぎりであろう
一篇の詩など
あったところで
なんの役にも立たないのだ

心に空洞をもつ人に
必要なのは
一篇の詩であろう
おにぎりのように
それ ....
さざなみは
永遠をよそおう
罪ではない
それは
やさしい嘘

人は
さいごに
この海にたどりつき
さざなみにも
終わりが
くることを知る

かもめよ
愛しいおまえも
いつ ....
あなたの代わりに
泣きましょう

あなたの代わりに
苦しみましょう

あなたの代わりに
穢れましょう

あなたの代わりに
あなたにくるはずだった
災厄を
全て引きうけて
そう ....
母ちゃんと旅に出る
鞄に歯ブラシ、着替え、切符と
最後にわくわくを詰めて チャックを閉める

朝一番のバスに乗り込んだ
母ちゃんと座席に並んですわる
乗り物酔いの薬あるよ
切符は持ったか ....
道の途中で振り返ってみる
長い時間だったのだろうか
それとも
ほんの
まばたきするような
短い時間だったのだろうか

人は人と
すれ違い
時々恋をしては
大人になったふりで
別れ ....
赤ちゃんは
眼が見えるようになると
まず
人の顔を認識するらしい
丸の中にふたつの小さな丸があったら
それだけで顔だとして
笑いかけるように
出来ているらしい
そうすることで
世界は ....
 
長い詩を書くのは苦手だ
 
何故かといえば
 
どんどん話が逸れて
何が書きたかったのか
わからなくなるから
 
自分で書いたことに
自問自答し出して
終わらなくなるから
 ....
過ぎ去ろうとしている
冬のしっぽが
白く きらめきながら
川面を流れていく午後
でも
私は
それをつかまえられない

パレットに出された錆びた金色を
時間の筆が
グラデーションを付 ....
夜の光は優しくて

まっくろな闇も四角ばった建物も

あれホットチョコレートみたいに

トロミを帯びてゆっくり流れているなと

暖かい気持ちがする寒い冬の舗道

何故だろうか歩く地 ....
小学生の頃のいきつけの内科医院は いつも
消毒薬と漢方薬の匂いがしていた
医者の奥さんが受付の奥で薬を調合していて そこでもらう薬はとても粉っぽくて
飲むと必ずむせた

待合室から小さな裏庭 ....
ナナという名前だった
もとは捨て猫だったらしいが
いつのまにか 
隣の家に居着いてしまったらしい
すごく立派な面構えで
どこかで外国猫の血が入ったのか
ブルーの眼と
むくむくの銀毛を持つ ....
かあさん
お空が ないてるよ
だれかが 
なぐさめてあげたらいいのに

かなしくなくても 
なみだはでるよ
なみだで
せかいを 
あらいながしたあとは
とつぜん 
正気にもどって ....
空も
海も
荒れている
鉛色した浜辺に
鈴をなげる
こんな日であっても
ひとは
生まれ死ぬのだろうか
鳥たちは
季節を選ぶというのに
どんな理由があって
生まれ死ぬのだろうか
 ....
 
たまにしか感じられない
出逢った時の ときめき
 
きれいな詩
 
心にすうっと入ってきては
萌えて 僕にときめきをくれる
 
そんなときめきを求めて
本屋さんや図書館で
詩 ....
{画像=120222143926.jpg}

恋はトキメクし 愛は燃えあがる
恋は落ちるというし 愛は溺れるという
恋は病いだし 愛は執着だと思う

恋は形態であって 愛は本質だろう
 ....
フロイトもユングも読んだことないけど
長いあいだ自分自身と付き合ってきたので
ある程度なら自己分析ができる

どうやら
私の中には大まかに
三人の人格が存在するようだ

{引用=Aの人 ....
「むかえにいくよ」と、
男が言う。
「きっと、むかえにいくから」
そう、いつも私に言うので、
「いつむかえにきてくれるの?」と、
訊けば、
「ロトシックスが当たったら!」
大真面目に男が ....
 自分が何者かを知りたかった
 今はイザベルおばあさん愛用のひざ掛け と
 呼ばれているのだが
 もともとどこから来たのだろうと
 人間たちの間で流行っている
 自分探しというものを
 し ....
食パンのみみが
初めて出会う言葉は
まだ星空が出ている時間から
働き始めるパン屋のおじさんの
「上出来だ」の嬉しい言葉だろう

スライスされる前は
全身が みみなので
工房の全ての音が ....
時計のない国で
のんびりと暮らしています
時計はなくとも
時間はあるわけで
朝、昼、夜と
まこと
大雑把な時間の感覚ではありますけれど

いちまばたきが 
      およそ一秒
 ....
許容量を超えた痛みには
モルヒネを!

彼女にとってのモルヒネは
慰めでも愛でも誰かの保護でもない
背中に彫られ増殖しつつあるドラゴンタトゥーと
顔のいたるところに開けられたピアス

 ....
くるくるまわして

蘭土紗羅 蘭土紗羅

見つけて彗星

奏でる星屑

蘭土紗羅 蘭土紗羅

儚い幻 うつらと呆けて

異人が唄う 香りが誘う

くるくるまわして

蘭 ....
 海をブラウン管が渡ってゆきます。

 空を映す管面に鳥が舞い降りて、また飛び立ちます。

 手紙が 一通入っています。
 
 
岬の灯台を思い出す

なんて寂しくて
綺麗な姿なんだろうか

ここら辺ぐらいから
眺めると
すっぽりと
体が灯台に隠れて
私は白いのっぽな灯台だ

私は心の灯りをボッと
あかあ ....
早起きしトコトコ山を登り
見晴らしの良い場所で
うんと息を吸うと
朝の新鮮な空気に
満たされたような気がして

ぼぉうと吐きだすと
昨日までの
凝り固まったしこりまで
山の空気に流さ ....
目をあけたら白い朝
ぼんやりした頭
カーテンはゆらゆらと
金魚みたいね

鳴らない電話に
突きはなされた気がして
わたし毛布から出られない明日からどこへゆこう

コーヒーはもう要 ....
人さし指を 探しています

誰かを指さして
不幸を笑う人さし指ではなくて
指と指の先を
そっと合わせれば
心のバッテリーが静かに充電されていくような
そんな
人さし指を探しています
 ....
窓をのぞくと
泉のそこからあふれでてくるもの
今にもこちら側に流れ込んでくる勢いで
そのみずの勢いの前に
不思議と平然と
佇むわたし  ....
地下に埋設された暗渠の中には
一条の光も届かない
真っ暗闇の水路を
とうとうと水は流れていく

行くあても知らず
後ろから後ろから 押しだされて
暗渠の中を盲目的に進む水
ここから抜け ....
ねぇ いつまでも拗ねてないで
正直に話し合いましょう
嘘 誤魔化し 意地っ張りはダメだよ

どっちが悪いかじゃないの
ケンカはひとりじゃできないんだから
ふたりとも悪い所があったはず

 ....
じじさんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Life- そらの珊 ...自由詩2112-3-4
さざなみ- そらの珊 ...自由詩1412-3-3
おひなさま- そらの珊 ...自由詩6*12-3-3
【_母ちゃんの唄_】- 泡沫恋歌自由詩26+*12-3-2
残雪- そらの珊 ...自由詩612-3-1
- そらの珊 ...自由詩20*12-3-1
詩において目指す所- 次元☆★自由詩3*12-3-1
午後の川辺で- そらの珊 ...自由詩10*12-2-27
春の兆しはまだ早い- 灰泥軽茶自由詩5*12-2-27
小さな秘密- そらの珊 ...自由詩16+*12-2-26
Days_of_cat- そらの珊 ...自由詩10+*12-2-25
お空の_なみだ- そらの珊 ...自由詩912-2-24
立つ- たま自由詩26+*12-2-23
ときめき- 次元☆★自由詩2*12-2-23
【_Love&Love_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-2-22
【自己分析__】- 泡沫恋歌自由詩10*12-2-22
【_むかえにいくよ_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-2-22
ウールさん- そらの珊 ...自由詩9*12-2-22
みみ- そらの珊 ...自由詩26*12-2-21
時計のない国で- そらの珊 ...自由詩10*12-2-20
「ドラゴンタトゥーの女」を観て- そらの珊 ...自由詩5*12-2-20
カレイドスコープ- 灰泥軽茶自由詩4*12-2-20
手紙- 佐倉 潮自由詩812-2-19
岬の灯台- 灰泥軽茶自由詩112-2-18
光の糸- 灰泥軽茶自由詩4*12-2-18
金魚とメランコリー- 青井とり自由詩212-2-18
充電器- そらの珊 ...自由詩20*12-2-18
『鎮魂』- あおい満 ...自由詩4*12-2-16
【_暗渠_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-2-16
【_仲直り_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-2-16

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